「タカ☆さん、朝の煮干食べました？」
ラーメン店主が訊いてくる。
「あ、まだ食べてないッス。」
そう答えるも、
友達からも同じ一杯を推されていたっけ。
イイらしいのだ。
adios兄さんも推していたそうで、
そうなると俄然気になってくる。
朝ラー限定ってことなので、
その時間帯を狙って行かねばねばねば！
【中華ソバ 藤むら】
到着したのは9時半頃で、
朝7〜10時の朝ラータイムには間に合った。
貼り出されたメニューを見ると、
お目当ての朝限定が記載されている。
煮干は煮干でもあっさり煮干で、
これがイイ感じなんだとか。
他とは違うものなのか？
そうなのか？
暖簾をくぐりて入店すると、
カウンターは僅かに席が残っていて、
先客達は朝ラータイムを楽しんでいる。
僕も早く口にしたいぞん。
券売機は右の振り返り部にあるので、
じっくりと朝ラー限定ボタンを探し・・・
な゛
マヂか？
マヂか？
マヂか？
え？
売り切れ？
朝ラータイムには間に合ったんだけど、
券売機ボタンは「×」表示となっていて、
何度見返しても「×」で間違いない。
これ目的であったので暫しフリーズで、
断念してこのまま帰ってしまおうか？
それとも違う一杯を食べようか？
それはどの一杯にしましょうか？
次の行動を決めかねていると、
ぬぉ！
これはアレか？
千葉県ご当地の例のアレか？
R&R時代に出していた例のアレか？
篠ケ瀬（ささがせ）町のアレだもんで、
「篠ケ瀬タンタンソバ」の復活か？
「ささタン」か？
そりゃ、せっかくだもの、
イっちゃうべきだね。
イっちゃうよね。
イクべしだよね。
ポチッとな。
【篠タン（ささタン、ラー油の中華ソバ）】￥950+味玉
妖しいぞぉ〜
妖しいぞぉ〜
白き丼に潜む妖しき赤の世界観。
全面に広がるラー油からは麺が透けて見え、
ひき肉に白ネギ、味玉が浮かび上がる。
丼に顔を近づけると、
香ばしき香りが鼻をくすぐってきて、
そそるんだなぁ〜
レンゲを手に取り、
早くスープをひと口啜りたいんだけど、
トランキーロ！
あっせんなよ！
焦って口にしてしまうと、
(( ；*д*))o=3=3 ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ
咽せてしまうこと必至なので、
咽せないように咽せないように、
啜らないように啜らないように、
ゆっくりゆっくりゆっくり、
そっとそっとそっとレンゲを傾け・・・
（´ρ｀*）ｺﾎｯ
あ、やっぱダメだった。
気化したラー油の直撃は免れたものの、
軽く咳は出ちゃった。
ふた口目からは慣れたものの、
ファーストタッチは注意が必要だな。
香辛料を感じさせるラー油は香り良く、
ベースのスープの旨みと相まって、
篠タン、イイよぉ〜
以前はもっと押し上げがあった気はするも、
篠タン、イイよぉ〜
合わせるは自家製細麺。
滑らかな肌をしていて、
しなやかさがあり柔らかめ。
決してノビてるわけじゃないのよ。
スープをしっかりとまとわせていて、
こちらも咽せには注意して口に運ぶ。
ラー油に強い刺激があるので、
スープの味はもうちょい強めでもイケそう。
ひき肉を絡めると、
肉の旨みはもちろん食感的にも変化を生み、
白ネギもジャキジャキと。
味玉は半熟で味染みのウマウマ。
まぁ、
そんなーこんなーで、
朝ラー限定は今回は間に合わなかったけど、
また楽しみが増したってことにして、
それがゆえに、
この「篠タン」が食べられたってことで、
うんうんうん、
ポジティブに捉えることとしよう。
うん、そうしよう。