食べたいものは頭に浮かぶし、
その店も浮かんだりするんだけど、
年々と腰が重くなり、
足を運ぶのが億劫になり、
特にエリア的に離れていたりすると、
なかなか思うようにいかず。
あ、あと行列ね。
やはり旨いものを求める人は多く、
そういう店にはつきものの行列があって、
それが意外に堪えるようになってきた。
行列を避けるようになってきた。
とりあえず目的地を定めずの東進で、
今食べたいものは何か?
お腹も空いてきて、
次第に絞り込まれてきたんだけど、
やはり気になるのは行列。
暑い時期は通り過ぎて気温も穏やかになり、
行列の苦も減ってはきてるけど、
昼時ともあっての残る営業時間も考えると、
やはり少ないに越した方がありがたい。
駐車場直でなく、
一旦店前の様子を見てみることにしよう。
ぐるっと回ってみると、
おりょ?
少ない?
横の通路に行列が隠れているかと見ると、
外待ちは少ない。
ベンチ付近に3組程度か?
専用駐車場に急いで停め、
前向きに、
前向きに、
前向きに、
そそそそそと足早に向かうのですわん。
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【ちっきん】
ちょうど入れ替わりのタイミングで、
外待ち少なくのラッキータイム。
迎え入れてくれる女将さんの笑顔復活で、
もうそれだけで来た甲斐があったもんさ。
カウンター着で眺めるメニューはこちら。
限定のサンマは売り切れで、
それ以外にもあれやこれやとあり、
POPに惹かれるトマトもあって、
悩むとこではあるけど、
今回は煮干でイってみよっと。
注文を済ませての調理待ちです。
【120%煮干らぁめん 特濃】¥1,000
3年以上食べていなかったトクニボ。
「特濃煮干中華そば」から名前を変え、
盛りも以前とは変わってるのね。
丼は模様がシンプルな線に変わり、
ちょいと寂しげ。
スープは不透明な濃い色をしていて、
麺は魅せずのトッピング配置で、
チャーシュー、メンマ、味玉、刻み玉ねぎ、
バラ海苔、おろし生姜、白ゴマを並べる。
立ち上がってくるは煮干の香り・・・
ではなく、
バラ海苔の香り。
と、おろし生姜の香り。
提供されたままの丼位置なので、
おそらくはこれが正解なんだろうけど、
海苔が一番近い配置となっていて、
その磯臭さがちょいと鼻につく。
次いでおろし生姜の香り。
煮干の香りは隠されてしまっていて、
せっかくのファーストインパクトはそちら。
とりあえず、
まずはスープをひと口。
おほッ!
セカンドインパクトは煮干全開!
まったりと軽い粘度を持つもので、
それが舌にまとわりつくと、
濃い煮干の苦みある旨みが口の中、
鼻の中に一気に膨らみ広がってきて、
ふっと抜けて記憶にアプローチしてくる。
特濃煮干たるゆえんだわぁ〜
醤油味ではあるんだけど、
あまり醤油醤油ってものではなく、
煮干そのもののエンミに添えてある感で、
表に目立って主張するものでない。
そこんとこがイイんだな。
煮干を殺さずに立てている。
麺を引き出してみると、
現れたるは加水低めの細麺。
歯応え強めでしこしことしていて、
スープは麺肌への絡みから、
徐々に染み込んでの馴染みが深まり、
一体感ある旨みが増していく。
イイぞ。
イイぞ。
イイぞ。
煮干の旨みとの世界観を高めていくぞ。
そんな感じで食べ進めていくんだけど、
別皿でないトッピングは絡めざるを得ない。
世界観を壊すんじゃないのかなぁ〜?
疑心暗鬼に陥ってきて、
でも合わさずにはいかず、
恐る恐るバラ海苔をスープに沈め、
ふにゃりと柔らかくなったらば、
麺と絡ませて口に運ぶ。
おりょ?
先程までの磯臭さは消え、
煮干に更なる旨みが加わってイケる。
あら、不思議。
となると、
おろし生姜はどうなんだろ?
箸先で摘まんでみたけど、
結構香りが強かったよ。
危惧危惧危惧で溶かし入れると、
おりょ?
思ったほどの生姜感はなく、
思ったほどの主張感はなく、
煮干を裏からサポートする感じで、
トクニボを壊すものではなく、
杞憂に過ぎなかった。
刻み玉ねぎも入り込んできて、
シャリシャリと瑞々しき食感を加え、
変化を持たせつつ食べさせる。
チャーシューは豚バラ使用の巻きバラ仕様。
厚みを持たせていて、
赤身は噛み応えがあって、
脂身は甘みをもたらせてくる。
メンマはポリポリコリコリ。
味玉は柔らかでスープを邪魔しない存在感。
スープはまだまだ味わいたく、
レンゲで少しずつ少しずつ味わい、
丼をゆっくりと傾けて味わい、
完全スープペロリの完スペフィニッシュ。
あああああ
口に舌に鼻に記憶に残るトクニボ感に浸り、
支払いを済ませての退店だよ。
チリン!PayPay!
久々に食べたけど、
トクニボはイイなぁ〜
でも今回スルーの中華そばしおだったり、
推し感の強かったトマトであったり、
早いうちにまた足を運びたくなったなぁ〜
ヤバ〜い!
次は何を食べよ?