気になっていたのだよ。
浜松は笠井街道を走っていると、
その怪しい雰囲気が気になっていたのだよ。
褪せたミントブルーの外観、
ややラウンドした外壁に丸い窓、
そしてその店名。
赤信号で停車した際、
どうしても目に入っちゃって、
気になっていたのだよ。
ただのラーメン好きではあるんだけれど、
ラーメン以外も知りたいことはたくさんで、
小心者の僕ではあるんだけど、
ブログをやってるがゆえに、
それが後押しとなって、
割と積極的に行動出来たりで、
やっぱその一歩を踏み出しても良くね？
そろそろそろりそろり踏み出してみちゃう？
躊躇してたにはしてたけど、
そろそろ攻めてみようか？と、
スイッチが入ってのハツホー。
【喫茶 ぐおん】
ぐおんですよ、ぐおん。
気になっちゃうでしょ？
気になっちゃってたのよ。
なんしょその外観が怪しげで、
でも表示されてるメニューは普通。
てか、
喫茶にしては食堂並のラインナップで、
そこんとこは安心感があるんだけど、
やっぱその外観、
そして中が覗けないのは不安感でしかない。
ま、イクんだけどね。
“ SINCE 1971.8.8 ”って、
今年2023年で52周年ってことだよな。
スゴイねぇ〜
と、感心しつつ、
恐る恐るの入店。
んーーーーー？？？
営業してるんだよな？
なんとなくサイケな印象を持つ店内、
「営業中」の札は出ていたんだけど、
昼時を前にノーゲスだし、
照明は点いておらずだし、
更に不安感は増す。
お母さんが居たけど、
あまりウェルカムな雰囲気を見せてくれず、
更に更に不安感が増す。
店内はカウンターとテーブルがあり、
おひとり様ゆえ、
カウンターにしようかと思うも、
なにやらゴニョゴニョと、
どうもテーブル席に座って欲しいらしく、
おひとり様ゆえ気が引けるも、
ノーゲスなのでとりあえずそちらに。
それにしてもサイケだなぁ〜
丸みを帯びた天井と壁に丸窓、
原色使いの曲線模様。
あ、棚には店名の入る絵があり、
訊いてみたところ、
マッチ箱に使っていた絵なんだとか。
「岡本太郎の絵みたいですね。」
「・・・」
無反応だったので違うんだろう💦
ま、ま、ま、
メニューはこちら。
モーニングやサンドウィッチ、
トーストなどの軽食メニューはもちろん、
定食もあったりで、
喫茶店というと違和感を持つ。
定食はさておき、
喫茶店をイメージするものと、
飲み物を頼んでみようかな。
【ナポリタンスパゲティ】￥700
はい、どーん！
ナポリタンでしょう。
喫茶店ぽいでしょう？
鉄板には玉子焼きが広がっていて、
その上にナポリタンが載ってます。
なんかイイよね。
見た目からして結構ボリューミーで、
これだけでお腹が膨れそうなくらい。
野菜がたくさん入っていて、
キャベツ、ニンジン、玉ねぎ、
そしてベーコンも使われていて、
トップにはピーマンがON。
具がON。
・・・具ON、ぐおん💦
まずはスー・・・でなく、
即スパゲティをイっちゃおっかな。
最近どう？
パスタ巻いてる？
トマトソースベチャベチャという感で、
甘酸っぱくて麺は柔らか。
結構柔いなぁ〜
硬くある必要はないけど、
茹で過ぎ感のある柔らかさで、
歯応えがちょっとは欲しいなぁ〜
野菜も絡めちゃうよ。
ピーマンの苦みであったり、
玉ねぎのシャクシャク感、
キャベツの・・・キャ、キャベツぅ〜？
ナポリタンにキャベツぅぅぅぅ〜？？？
あまり馴染みがないなぁ〜
メニューに「焼きそば」もあるので、
兼用具材といった感がなきにしもあらず。
ちょっと不思議な感じはするんだわ。
玉子焼きは鉄板で焼き入れられ、
硬めの歯応えも加え、
香ばしき香りと共に楽しませる。
玉子焼きイイね。
巻いて巻いて巻いて巻いて巻いて、
どんどんと食べ進めていくも、
単調に感じてきちゃって、
てか、エンミが少なめ減塩仕様なのか、
ちょっと塩をひと振りしたいくらいだけど、
それは卓上には無いので、
粉チーズとタバスコが同時提供なので、
両方を使っちゃうよ。
タバスコは塩が使われているので、
多少の補強にはなるかな。
麺の柔らかさが気にはなるものの、
なんてことはないな、
食べちゃえるものだな。坊やだからね。
てなことで完食。
て
ドリンクが出てこない。
ナポリタンと同時提供でなく、
そこんとこはウレシスなんだけど、
そろそろ欲しいな。
ノーゲスだった店内は後客で埋まり、
お母さんは厨房との間を行ったり来たりで、
なかなかそれどころじゃない様子で、
まぁ、待つのはイイんだけど、
ドアを開けて入ってくる客が店内を見回し、
空いている席を探すんだけど、
僕はテーブルにひとりぽっち。
その席を指定されたので、
大人しく座っていればイイんだけど、
そうは言っても落ち着かない。
ドリンクが出てくれば落ち着くも、
食べ終わった鉄板はそのままなので、
食べ終わっても居座る客のようで、
そう見えてるんじゃないかって、
やっぱり落ち着かない。
まだかな？
茉奈佳奈？
【クリームソーダ】￥500
はい、どーん！
クリームソーダでしょう。
喫茶店ぽいでしょう？
いや、普通の喫茶店とは違うよ。
いや、そんなに喫茶店行くわけでないし、
嫌な気分の時とか、
癒やされタイムに使うことさえないけど、
ましてやクリームソーダは頼まないけど、
サイケな雰囲気に呑まれて頼んでみたけど、
普通じゃないのよ、コレ。
どうよ？
どうよ？
どうよ？
半球のアイスクリームが載るんじゃなくて、
尋常でない量が載るの。
スゴくない？
食後のコーヒーを頼めば￥300なのに、
ナポリタンの￥700に対し、
これは￥600とそこそこの金額だったけど、
サイケな雰囲気に呑まれて頼んでみたけど、
こういうことだったのねのねのねん。
クリームソーダよりもアイスの比重が高い！
ボリューミー！
パねぇ！
アイス山脈ッ！
もうね、溢れ出ちゃってるもん！
アイスが溶け出ちゃってるもん！
YAVAッ！
アイスを食べようもんにも更に溢れそうで、
とりあえず暫定的可及的速やかな処置で、
ストロベリーソーダを飲む。
ブルーハワイソーダを飲む。
いや、メロンソーダを飲む。
その色からしてメロンソーダでしょう。
ああ、ウマい。
ナポリタン一色になった口を洗い流すぅ〜
よし、んじゃ、アイスをイっちゃおう。
ソフトクリームじゃないので、
すっと掬い取ることは出来ず、
押し付け過ぎてまた溢れ出ないように、
慎重にそ〜っとそ〜っとソフトに。
ぱく
ああ、ウマい。
ある程度のとこからは、
メロンソーダ、アイスでなく、
やっとクリームソーダっぽくなってきて、
スプーン、ストロー両方で楽しめる。
ああ、ウマい。
(。-∀-) ﾋﾋｰﾝ
て
なんだこりゃ！
氷でかッ！
ロックアイスじゃん！
冷やす効果は高いけど、
メロンソーダが少なくないじゃん！
あ
アイス山脈を支える土台か！
あああああ
なるほどなるほどなるほど。
これじゃないと支えきれないだろうな。
ま、ま、ま、
とかなんとかで納得し、
完食&完飲でフィニッシュ。
テーブル席からの解放〜
とにかくとにかくとにかく、
怪しげには感じてたけど、
やっとハツホー出来て、
その雰囲気を楽しめての退店。
ちょうど昼時ともあって、
満席状態で定食の注文が多く入って賑やか。
そりゃあ、長く営業してる理由が分かるわ。
また覗いてみたくなる店ですぞん。
(°▽°)