「久しぶりじゃん！」
「たまには一緒に食べに行くか！？」
「ベトコン行くか！？」

 

そ、そ、そ、
そうね、久しぶりだもんね。💦

散歩して腹が落ち着いたらば、
行こうかと考えてた店はあるものの、
そういう機会も機会として活かさなきゃね。

 

 

 

 

パイセンに言われるがまま、
静岡浅間神社参道で拉致され、
向かうは紺屋町エリア。

このエリアは夜の帳に賑やかそうで、
僕的には馴染み薄なエリアなんだけど、
うん、やっぱ機会を活かせて良かったわ。

 

 

 

【新新京北】

静岡駅南の2号店だそうで、
北口エリアにあるので“北”が付いている。

外メニューを見るとベトコンが当然ある。

暖簾が掛けられていて、
ちょうど昼時で僕らを迎え入れてくれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・はずだった。

 

 

やってる気配がないのよ。

 

 

 

 

 

マヂ？

 

 

11:30開店らしいのでやってるはずが、
12時を回っているにも関わらず「準備中」

店内を覗き込んでも人っ子一人もおらず、
営業している気配を微塵も感じない。

 

やってねーじゃん！

 

 

 

 

諦めようとすると、

「向こうのベトコンに行ってみるか！？」

 

 

ほぉ！

 

リカバー出来る情報をお持ちなのね。
そりゃあ、スゲーや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドンキのある通りを南下して行くと、
そこに次なる目的の店を発見！
スゲーや！

調べでみると、
2021年10月1日開店の新店らしい。
それはそれはスゲーや！

よく知ってるなぁ〜
さすが、選考委員！

 

 

 

【結依好（ゆいよし）】

（静岡市葵区常磐町2-5-8）

 

ベトコンラーメン

 

ベージュの壁にでかでかと掲げられている。

間違いない、ベトコンなんだね。

セットものも充実しているみたい。

 

暖簾をくぐり、
手指消毒を済ませて歩を進めると、
店内は右に厨房とカウンター、
奥にテーブルなどがある。

厨房とは高い壁があって、
どうも見下ろされてる感があるものの、
ま、そこは受け入れるものとして、
メニューを眺める。

 

ふむふむふむ

 

セットものから入って、
ラーメン、ゴハンもの、一品ものなど、
選択に困るほどの品々がずらり。

晩酌セット￥600は魅力的だなぁ～

 

 

ま、でも、
食べるものは決まってるんだけどね。

モチのロンでベトコンなんだけど、

 

 

 

い゛

 

 

結構なお値段がするじゃんかぁ〜

味が気になるところだなぁ〜

期待値を上げざるを得ないけど、
どうなんだい？
日曜の昼時にノーゲスはどうなんだい？
どっちなんだい？

 

 

塩、味噌、カレーなんてのもあるんだけど、
ここはやっぱ定番の醤油にすべきだろね。

 

 

店主は藤枝「よし美」出身だそうで、
いろいろ話をしてくれたけど、
そっかそっか、
よし美なんだぁ〜
一度だけ食べたことはあるなぁ〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・ほぼ印象に残ってないけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ま、ま、ま、
ちょいとお高くはあるけれど、
それに見合った味に期待して、
ウリである一杯を注文しての調理待ち。

 

 

 

 

 

【ベトコン醤油ラーメン】￥1,210

なるほどなるほど！な表情をしている。

もやし、ニラ、豚肉、
そしてニンニク、唐辛子と、
てかてか光る白、緑、赤の炒めものが載り、
丼の黒がそれを引き締めていて、
そそる感じではあるんだけど、
ニンニクの焦げにはそそられない。

むしろ減滅。

 

 

ま、ま、ま、
それはそれとて味はどうなんだろ？

まずはスープをひと口。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うん
うん
うん

ほんのりと酸味ある醤油が漂い、
さっぱりとした軽めのもの。

唐辛子はピリッと刺激を与えるも弱く、
ニンニクの風味は決して強くなく、
全体の中ではあまり存在感が無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベトコン？

 

“ベストコンディション”の略であると、
今では謳われているんだけど、
元々はベトナム戦争時、
勇敢に戦う兵士をイメージし、
その名を付けたらしい。

その後、泥沼化での反戦ムードの高まりで、
イメージが悪いとされたこともあり、
この一杯を食べると元気になる、と、
お客さんに言われたことをきっかけとして、
その名はそのままに、
“ベストコンディション”であると、
由来を変えたんだとか。

名古屋圏はもちろん、
発祥とされる店でも食べたことはあるけど、
藤枝の味はそれとは違い、
ま、こちらもそうだけど、
ニンニクのガツン！とした香りは無く、
ま、そりゃそうだろうね、
ゴロゴロと10個くらい入っていたけど、
こちらでは3個くらいだったか、
圧倒的に量が少ない。

唐辛子の辛さもそうで、
パンチが感じられず、
中毒性が感じられず、
また食べたい！と思わせるほどに、
力強く強烈なインパクトが無い。

 

 

 

 

単なる炒め物が載せられている感じで、
元気にはならないなぁ～

合わせるは中細麺で、
ぷりしこな歯応えのあるもの。

スープの馴染みは良く、
一体感はあって、
炒め物を絡めたりすると食欲を刺激して、
大口で頬張ることは頬張るんだけど、
なにせインパクトの無さは否めずで、
単に箸を運ぶのみ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

んでもって、
唐辛子が意外に邪魔。

粗いものがいくつか入っているんだけど、
乾燥されたものなので、
口の中に当たったり、
食感を損ねてしまって邪魔。

ベトコンには必須アイテムのひとつだけど、
名古屋圏のそれは一味唐辛子を使ってて、
食感を邪魔はせず、
辛みだけを活かしたもののよに記憶してる。

但し、この粗い唐辛子は食べ進むにつれ、
徐々にスープに溶け入っていくことで、
辛さが増していく効果はある。
辛くなってくるのだ。
うん、辛さは増してくる。
それだけ。

食べづらさと食感を邪魔するので、
レンゲに集めて除外させる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お値段的にしても、
自らハードルを上げてる感じはあるものの、
それに見合うものは感じず、
少なくとも僕は感じず、
これをまた食べたいか？と問われたら、
否！なんだわ。

連れてきてもらって、
お勉強にはなったけど、
経験値がひとつ上がっただけかな。

 

 

ま、パイセンも同様な感想だったようで、
支払いを済ませて静かに立ち去りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、かいてんおめでとうございます。

 

(´-ω-`)