宿題です。
思い入れのあるラーメンで、
元々好きな一杯であったし、
YouTube撮影でみんなで食べた一杯だし、
調理工程を目の前で見た一杯だし、
あの店で最後に食べた一杯だし、
僕的には思い入れのある一杯で、
ゆえに豊橋方面では落胆悲しみに変わった。
醤油に引き続き、
提供を始めたことは知っていたし、
元教え子からは食べて欲しいと促されたし、
店主御本人にも食べて欲しいと言われたし、
実際に食べに行ったら日替り提供ってんで、
それを食べに行ったのに食べ損ねたし、
もう知らねーし、って思ったけど、
否、知らねーままってのも気持ち悪いし、
タイミング合えば早く食べなきゃ!って、
宿題にしていたんだけど、
なんとかかんとかで機会が作れそう。
イカさなきゃ、その機会。
【らーめん ユタカ】
桜の見頃は過ぎて葉桜となったけど、
まだまだ開いている花はあって、
庭には深きピンクの花も咲いていますよ。
駐車場の向きの制限が無くなったので、
後ろから前からどうぞ、って、
いつでも空き詰めてイイの、って。
暖簾をくぐりて入店すると、
正面には厨房とカウンター5席、
左側にはテーブル2席×3脚があり、
券売機はすぐ右に。
外でも確認したけど、
今回は間違いなく味噌の日。
「×」も消えてますよ。
スタッフが整理番号の札をくれるけど、
この日は落ち着いた雰囲気なので、
不要な気はするので、
臨機応変なシステムにすりゃイイのに、と、
そんなことを思ったりもするけど、
まぁ、店の決め事なのでやむを得んの得ん。
狙いを定めてのポチリで、
セルフで水を用意して席に着こうとすると、
店主ユタカさんに奥さんがコソコソ耳打ち。
想像するに「タカ☆さん来たよ。」と。
「え?」
真正面は避けて座ったんだけど、
顔を覗きに来る。
「凝視しないでくださいッ!」
手を広げて凝視を阻止すると、
それで間違いないと判断した様子。
“凝視しないタイプ”なんだと、
ブログにコメントをもらったけど、
マスクはしていたけど、
帽子は被ってないし、
つけ髭にオヤジメガネもしてないし、
気づかれていなかったようで、
気疲れしたのは逆に僕の方だったみたい。
ま、ま、ま、
いつものように大人しく大人しく調理待ち。
【味噌】¥1,000
おぅ?
キャベツ、もやし、メンマ、
そして釜焼チャーシューが置かれていて、
マー油がちょいと多い気はするものの、
真っ黒に塗り潰されているわけでなく、
細かく散っている程度で、
ベージュの味噌色も見て取れるので、
豊橋方面で食べたものより期待出来そう。
悲しみではなさそうで、
楽しみなんだわ。
見た目で気になるといえば、
キャベツ、もやしの量の少なさであったり、
チャーシューの厚みであったり、
見た目ぺちゃっと平面的に見えちゃって、
もうちょいグッと立体的に、
意識的に感じたら惹きは増す気はするなぁ〜
まずはスープをひと口。
うぉ!
ほぉほぉほぉ
こう来ましたか。
マー油に邪魔されることなく、
マー油味になることなく、
悲しみになることなく、
味噌感はあるジャマイカ!
生姜がバチッ!と効いていて、
てか、辛みが結構強いなぁ〜
生姜由来なんだろか?
にしても強く感じるなぁ〜
麹味噌の甘き風味は感じて、
殺されてはいないのでイイんだけど、
スパイシー感は結構強いなぁ〜
強過ぎる気はするなぁ〜
山椒はそれらに隠れた存在感で、
マー油はコクと鼻に抜ける香りがイイ感じ。
全くあの味と同じではないでしょうが、
全くあの味を感じさせなくはないので、
今後の展開は楽しみではありますね。
合わせるは自家製の平打ち縮れ麺。
ぷりっとした弾力、
もちっとした歯応え、
肌を艶々感はイイ感じ。
ただ馴染みは弱めな印象。
キャベツ、もやし、あ、ひき肉もあるね、
麺に絡んでくるので食感の変化、
旨みのプラスはイイ感じですわね。
ひき肉は大きめに固まってるがゆえか、
生姜の香りがそちらでもより感じられる。
メンマはボキボキ。
さてさてさて、
チャーシューはどんな感じだろ?
スモーキーな燻製の香りがして、
下味の甘き味わいもあるにはあるけど、
やっぱり大人しい感じがする。
で、柔らかいな。
柔らかいのはイイとして、
ぷりっとした弾力も弱く感じちゃって、
脂身も柔らかくて余分な脂が抜けてないか、
ちょいと気になるところだわ。
うん、あの麹味噌らしさは感じ、
ニヤリとはさせられたけど、
チャーシューなども含め、
見た目の盛りなども含め、
まだまだノビシロはある気はするけど、
どこまで詰めていけるかしらん?
【叉焼丼】¥500
チャーシューが細かく切られ散られ炙られ、
黒コショウ、白ネギで仕上げられたもので、
フチには山葵が添えられている。
コショウは少なめかな?
まずはそのまま、
次いで薬味や山葵を使い、
最後はスープを注いで、って、
ひつまぶし的な食べ方が出来るゴハンもの。
チャーシューはやっぱ柔らかめだな。
脂身も同様に気になるところ。
で、全体的にちょいと甘め。
強い甘みではないけど、
ちょいと気になって箸が進みにくい。
エンミが欲しくなっちゃう。
黒コショウももうちょい欲しくなっちゃう。
奥さんに感想を訊かれたので、
素直に伝えたけどね。
“アケタラシメテネ”一味唐辛子を使い、
山葵も使っての食べ進みで完食。
完スペフィニッシュ。
あの味噌には思い入れがあって、
豊橋方面は悲しみとなったけど、
ユタカでは楽しみが増した感で、
気になるところはあったものの、
あの店あの味を思い出させてくれ、
欠けた記憶のピースを埋めてくれた。
次はどうなる?
一進一退か?
一進一進か?
一退一退か?
ココロを豊かに、
ゆとりあるユタカにしておくれ。