だって暑いんだも〜ん！

 

 

目的地を定めずの、
とりあえずの東進でもって、
何を食べたいか？思案思案。

とにかく暑く暑く、
夏だもんで暑いのは当たり前じゃん！
なんだけど、
年々異常なほどに気温が上がり、
猛暑というか、
酷暑というか、
なんしょかんしょ暑くてタマランチン！

 

 

 

 

 

炭酸で喉を潤したい！
シュワシュワ！って弾けたい！

 

 

 

 

 

なんてなことを考えていると、

 

あ

 

あるジャマイカ！
もう決定だよ！
決定にキマッテルよ！

ヒューヒューだよ！
ヒューヒュー！
ヒューヒュー！
アツいアツい！
牧瀬里穂だよ！

 

 

 

【僕家のらーめん らくがき】

（掛川市杉谷1-7-6）

ここしか浮かばなかったんだ。
ここでしか食べられないものがある。
負けられない戦いがあるのだ。

 

 

 

 

冷たい限定が出ているけど、
もうココロは決まっているのだ。

券売機を前にそれ一択！
迷わずに押すよ押せば分かるさ！

 

 

 

１

 

２

 

３

 

(￣Д￣)ﾉ ダァァァァ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あけましておめでとうございます。」

「良いお年を。」

 

 

あ、来やがったな！

テッタ君とはちょいと反応は違い、
イヂりますよ！
イヂリますよ！
イヂリますよ！
みたいにニヤけ顔をする店主ミューラー。

最近ではイヂられること多く、
今回もまたこちらでイヂられたわ。
たまにしか顔を出さないので、
それは致し方ないことですけどね。

頑張りますよ、色々と。

 

 

「ラボラトリーとのコラボ以来ですよ。」

「え？いつだっけ？」

「去年のお盆明けでしたね。」

「お！一年未満じゃん！優秀優秀！」

 

 

軽い挨拶程度のジャブを交わし、
あとは静かに静かに調理待ち。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタッフが後客の食券を確認し、
ミューラーに告げる。

 

 

「スパークリングです。」

「うわ！こんなに出る？」

 

 

僕はもちろん、
周囲の他客、
僕の後客、
後から入ってきたオバサマもそうみたいで、
作りながらに苦笑いしてる。

 

 

「だって暑いんだも〜ん！」

 

 

 

 

 

【しおレモンSparkling】￥1,050

今回はどうなんだい？

通年提供される一杯なんだけど、
僕は夏にしか食べない。

 

(￣^￣)ゞ

 

 

 

 

 

ごめんなさい、夏しか来てないや。

いや、それ以外にも来てはいるんだけど、
ここ2年はこれしか食べてないや。

 

 

 

だって暑いんだも〜ん！

 

 

 

白き丼に張られたスープは低く、
多く余白を取ることでひんやり感を増幅。
知らんけど。

 

 

 

自家製の麺がそこに収まっていて、
花びら状に丸めたチャーシュー、
スライスしてズラし重ねたレモン、
青ネギを配していて、
これは以前とは変わらず、
むしろ以前とは変えずの配置ってなとこで、
アイデンティティを主張する表情って感じ。

良き良き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

て

 

 

今回はスープがキレイね。

香味油を浮かせていたこともあったけど、
冷たい温度に油だもん、
なんだかね、
ヌメっちゃってね、
イヤな口触りだったり、
重く感じちゃうなんてなことがあったりで、
あ、去年はスパークリング感は良くも、
泡立ちがちょいと汚く見せたりだったけど、
今回はそれらを感じないほどに静か。

むしろホントにスパークリングか？
疑っちゃうほど。

 

 

 

まぁ、口にしてみるか。
ひと口。

 

 

 

ほぉ！

 

 

炭酸ですよ、炭酸ですよ。

ぷくぷくと泡立ちがないので、
炭酸感はあるのかい？
なんてなことを思ったけど、
シュワシュワと軽い炭酸、
微炭酸ってな効かせ方で口の中を刺激し、
さらっと粘度の低さでもって、
油が浮いていないのでよりそれを実感で、
炭酸感を楽しめる。

スープの旨みを殺さないとこで、
随分と進化したように感じるスープ。
良き良き。

 

 

 

合わせるは加水高めの細麺。

平打ち麺から始まったけど硬くイマイチで、
変わった細麺は長く啜りにくくイマイチで、
どちらにしても一体感に欠けるものがあり、
炭酸の良さを引き出していなかったけど、
今回は硬く茹でることなく、
長さも抑えられていて、
啜り上げがイイ！
とにかく啜り上げがイイ！

つまりはスープの持ち上げも良く、
ウリの炭酸感も生かされていて、
口の中に飛び込んでもシュワシュワが生き、
一体感あってイイのだ！
コレコレコレ！

 

 

 

だって暑いんだも〜ん！

 

 

 

シュワシュワ感欲しいんだも〜ん！
シュワシュワ感生かされているんだも〜ん！
これはなかなかイイぞ！

青ネギは冷たさゆえに硬さが目立ったけど、
今回はあまりそれは気にならずで、
その食感と青き香りになる変化は悪くない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レモンを搾り入れちゃうよ。

ここまでの流れからしての味変に期待大。
ズラされた3枚を揃え、
箸を両端に挿して、
イクぞ！∞無限大搾り！

 

 

 

ぐぎぎぎぎ

 

たっぷり目に搾り入れたならば、
さて、どうだ？

 

 

 

 

 

良い！

レモンスカッシュラーメンだ！

 

爽やかな酸味が心地良く、
スパークリングな炭酸と共に一体感高く、
それを啜り上げ良き麺が持ち上げてくる。

悪い要素が見つからない。

チャーシューは体温調理された豚肩ロース。

柔らかでしっとりとしていて、
ちょいエンミの下味が付けられていて、
血生臭みなく、
酸化臭なく、
肉の旨みをまんま楽しめる。

 

 

 

いやぁ〜

今回はアガるなぁ〜

 

 

 

レモンスカッシュは最後まで楽しみたく、
ゆっくりと丼を傾けての飲み干し、
完全スープペロリの完スペフィニッシュ。

 

 

 

 

 

うんうんうん、
味はもちろん楽しめたんだけど、
それよりなにより、
気になるところが多かった一杯ながら、
少しずつ少しずつ改良を重ねたようで、
少しずつ少しずつ分かるほどに変わり、
その過程を味わってきていたので、
その進化したこと、させたこと、
その努力が見えるようで、
そこんとこが嬉しいし、
そんな一杯を食べられたことが嬉しい。

 

 

 

良き一杯を食べられたことに満足じゃ！

 

(￣▽￣)b ｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「次、いつ来てくれますか？」

「また来年、このくらいの時期に。」