朝一番のホームの冷えた静けさが好きさ。
袖の長めのシャツに風が・・・
泳がねぇ〜
風が無くて泳がないんだわ。
Tシャツのレイヤードだったけど、
中の長袖は脱いで半袖オンリーに。
周りにそんな人は見当たらないけど、
ちょっと歩いただけなのに汗滲みで、
半袖じゃないと保たないわ。
そう、だいぶ暖かくなってきているけど、
半袖だと肌寒さは感じるこの日、
東京・高田馬場「渡なべ」で周年祭があり、
22周年限定麺が出されるんだけど、
その厨房に卒業した面々がゲスト参加。
今回は磐田「ヤマシロ」が立つってんで、
YouTube撮影の時も聞いたし、
店主本人から聞いていたこともあり、
東京へはそうそう行くこともないし、
去年初めて自分で動いて行ったくらいで、
縁遠い地ではあるんだけど、
行ってみたい気待ちが徐々に高まり、
迷いはしたものの行動してみることに。
そんなことで朝一番のホームへ向かうべく、
浜松駅に着いたんだけど、
すんなりと改札口へは入れないのね。
知らなかった。
6時になり改札は開放されホームへと。
ヤマシロが厨房に立つのは15時なので、
全然余裕はあり、
むしろゆっくりしても良かったんだけど、
せっかくの東京だもの、
渡なべの一杯は必須だけど、
他でも食べておきたい。
でもお腹の容量は気になるので、
1杯は食べられる。
2杯はどうかな?
その状態で渡なべで3杯目はイケるのか?
そんな心配はするものの、
1杯は確実に食べられる。
その1杯はどうする?
どこで食べる?って考えた時、
そういえば朝ラーがあったよな、
朝しか食べられないんだよな、
「渡辺樹庵のここだけの話」を観ていて、
気になっていた店があるんだよな、って、
思い出して調べてみると、
早々に売り切れるらしいけど、
逆算してみると狙えなくはない。
朝一番に発てば間に合わないことはない。
そんなこんなでもっての行動開始で、
東京駅の手前、品川駅で降り、
外回り?
内回り?
地方の僕にとっては難しい山手線をクリア。
目指した目黒駅で下車。
権之助坂を下っていき、
首都高速中央環状線の上を越え、
大島神社前を通り、
有名らしい「かづ屋」の前を過ぎ、
そのまま歩いていくと、
もう絶対あそこだな!って分かるくらい、
朝8時過ぎにしては異様な行列を発見。
絶対そうだよな。
8:23
その列の最後尾に着く。
ハツホーなので分からないけど、
間違いなく目的たる店の行列だよな。
そのまま待っていると、
歩道橋のとこまでイイ匂いが漂ってくる。
前に30人強、
後に数人が着き始めると、
店主が現れて人数の確認をしてる。
8:44
後客5人くらいが着き、
Xを確認すると、
この時点で終了の投稿がされている。
9:03
椅子と売り切れの看板が置かれる。
ラス10になんとか入れた形で、
この時点で実食確定。
ほんのちょっとの時間差で、
ギリ食べ逃してしまう危ないとこだった。
危ねぇ〜
9:20
歩道の椅子無し外待ち先頭に到達。
もう少しだ。
9:25
椅子有り外待ちに移動。
2023年4月24日オープンの新店。
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【えーちゃん食堂】
TRY2023-2024醤油部門7位、
樹庵YouTubeにおけるRPCA2023、
Ramen Players Choice Awards 2023で、
3位となっていたこと、
元吉本芸人で鬼越トマホークなどが同期、
その他関連する動画も目に入ってたりと、
ちょいと気になっていたのですよ、はい。
案内などがあちこちに貼られていて、
それらを見ながらの外待ち継続。
9:47
1時間半弱でようやっと入店。
店内は左に厨房があって、
それを囲むL型カウンター6席。
テーブルは1脚あるけど、
そちらは水サーバーなどが置かれ、
客席としては使われていない。
券売機はこちら。
左上は清々しく「ラーメン」
ハツホーだもの、
そりゃ、基本からイクべし!ですよ。
ポチリ。
「名探偵コナン」青山剛昌さんのサイン、
出身先「煮干ラーメン凪」の丼などを見て、
セルフで水を用意しての着席。
さぁ、どんな味わいなんだい?
ワクワクしながらの調理待ち。
【ラーメン】¥1,000
ほぉほぉほぉ
レンゲ無造作置きがまずは目につく一杯。
プラの大きめなものがズドン!と置かれ、
リンガーハット同様にズドン!と置かれ、
その表情を楽しみにしてたのに、
ちょっと邪魔しちゃうよ!
そんな感じで置かれちゃっていて、
カウンター上段から慎重に下ろして、
パッと見た時にそれですもん、
なんだか勿体無いよなぁ〜
雷紋に子供などが描かれた丼での提供で、
くすんだ感じの醤油スープに収まる麺、
トッピングにはチャーシュー、メンマ、
ホウレン草、白ネギ、海苔を配していて、
見映えだけを強く意識した感じでもなく、
丼も含めてどこか懐かしさを感じる一杯。
新店ではあるけど、って、
2024年4月24日で1周年なんだけど、
これがネオノス系と呼ばれる表情なのかな?
新しくも懐古的な印象を感じるわね。
ま、ま、ま、
それはそれとて味はどうなのなのなの?
それが一番大事。
負けないこと、
投げ出さないこと、
逃げ出さないこと、
信じ抜くことって誰かが歌ってたよね。
そういうことですわ。って、
油が多めに見えるので、
ちゃぷちゃぷしてスープをひと口。
ほぉほぉほぉ
見た目同様にオイリー感からの入りで、
ほんのり酸味に追っかけ甘み、
そして動物系に押されてサバが香ってくる。
第一印象から衝撃を受けるほどに、
インパクトで爪痕を残すようなものでなく、
普通の中華そばといったところで、
思い浮かべてしまったのは、
浜松「藤むら」の中華ソバで、
なんとなくそんなイメージが重なった。
豚肉や豚骨、サバ、煮干などを使い、
寸胴1本炊きの基本スープらしいけど、
限定は限定で、そのスープに食材を追加、
継ぎ足して炊くらしく、
その限定が終わってもその旨みは残ってて、
つまりは色々な旨みを重ねているので、
毎回違うものらしいのだ。
今日のスープは今日のスープで、
明日のスープは明日のスープ、
明後日のスープは明後日のスープ、
日々少しずつ変わっているらしい。
厨房には貼り紙がされていて、
金目鯛、生ハム、銘柄鶏、サザエ、
貝柱、トンビ、スルメなどなど、
限定案内が書かれているので、
それらの旨みも今後重ねられるってこと。
ある意味毎回限定って感じなんだなぁ〜
とにかくオイリーでベース厚く、
サバ節などを前に押し出し、
あっさりながらコク深くって感じで、
目新しくないけど、
どこにも無いスープってとこかしら?
合わせるは自家製麺。
開店祝い時の札が残されていたけど、
麺屋棣鄂のものではなく自家製らしい。
肌はつるっと滑らかで、
緩くウェーブがかる縮れ中太麺。
ぷりっとした弾力、
もちっとした歯応えがあって、
その肌ゆえにスープの流れ感はあって、
馴染みは大人しめな入りなれど、
徐々に馴染みは増していくので、
そういう意味では蓄積型と言っても良さげ。
刻み白ネギが絡んできて、
ザクジャキの食感の変化と共に、
その辛みある香りがイイので、
オイリーさへの意識を奪う感じ。
イイ働きをしてるわ。
チャーシューは豚バラ肉で、
今時の低温調理ではない煮豚タイプ。
しっかりと味が染みていて、
脂の柔らかさからの甘み、
噛み締め感ある肉質がイイ感じ。
メンマは繊維質残るもので、
コリポキの小気味イイ食感。
ホウレン草はシャキシャキで、
箸休め的な感覚かな。
スープ蓄積で一体感を高めた麺を頬張るも、
こってりとしたオイリーさも蓄積で、
やや重く感じ始めたところで、
卓上の白コショウを投入。
ビシッと締まるんだけど、
コショウ味になるきらいがあるので、
使い方は上手く使うべし。
使わなかったけど、
酢も合っただろうな。
うん、今更ながら試しておけばと悔やむ。
てなことで、
楽しんで味わっての食べ進みで、
楽しみにしていた一杯を完食。
ネオノス良かったわ。
丼はカウンター上段に返すのがルール。
水などと共に返し、
カウンターを拭いていると、
店主からの声を掛けられる。
「渡なべさんに行かれるんですか?」
「え?」
ハツホーにも関わらず、
突然の声掛けにフリーズ。
「ヤマシロさんのTシャツ着てるので。」
あ、そっか!
「menya787×ヤマシロ」コラボTを見て、
それで声掛けしてくれたのか!
渡なべにヤマシロが立つことは知っていて、
あからさまなTシャツが目に入ったら、
そりゃ、そうだわな。
訊かれるわな。
「またお越しください。」
終始笑顔で物腰柔らかい対応で、
好印象しか残らないんだなぁ~
10:05
退店。
味云々以前に東京へ出向くことは少なく、
出たとしてもミホー店多数で、
あっちで食べてみたい!
こっちで食べてみたい!
そっちで食べてみたい!
そんな状態なので、
サイホーあり得るあり得ないは分からずも、
でも、まえ行きたい気持ちにさせてくれる。
好印象しか残らない店だったので、
こういう店は好きだなぁ〜
味を求めてラーメンを食べ歩いているけど、
味はバツグンなんだけど、
店主の対応がトラウマになっちゃうと、
もう行きたい気持ちって沸かないもんね。
まぁ、こちらでは足は組まなかったし、
注意されることはなかったし、
また行きたい気持ちにさせてもらったわ。
先述「かづ屋」の他、
「ラーメン二郎目黒店」など競合店多く、
それゆえに朝ラー営業のみだそうで、
でもこれだけの行列が出来る店。
味も含めて好まれるんだろうと思いますわ。
開店1周年おめでとうございます。
春夏冬二升五合!
( ̄▽ ̄)b グッジョブ