静岡市街を歩くのは好き。
ってのはちょいちょい書いているんだけど、
メインの通りから外れ、
横道や裏通りに入ったりすると、
へぇ〜
こんなとこに店があるんだぁ〜
ってな新しい発見もあったりするし、
昔の面影が感じられたりなど、
新旧の街・町が混在してるようで、
キョロキョロしつつふらふら歩いたりたり。
そんなこんなで、
あれ?
ここってラーメンが食べられるの?
調べてみると、
確かにラーメンは食べられるんだけど、
夜営業のみなのぉ〜
しかも20:30〜4:00ってキビー!
せめて夕方くらいからの営業であるならば、
なんとか攻められなくもなく、なんだけど、
20:30ってあたしゃキビー!
いつか機会が訪れることがあるならば、
寄ってみたい店のひとつなんだな。
機会が訪れることがあれば・・・ね。
訪れたのよ!
そういうことってあるのよね!
こういうことって活かさにゃいかんよね?
活かすべきなんだわ!
もう2度と訪れないもしれないもん。
そりゃ、なんとかなんとかなんだわ。
【繁ちゃんラーメン&なごみ】
ぶら下がっていただけの提灯が明るいぞ!
明かりが灯っているぞ!
いつも暗い通路奥を見てたけど、
店内は明るいぞ!
営業してるぞ!
やっとやっとやっとやっとのハツホーだい!
ちょいと緊張しつつ暖簾をくぐると、
奥に長い店内で、
左前方に厨房はあって、
それを囲むL型カウンター10席ほど、
テーブル2席×2脚があって、
一番奥には掘り炬燵式の小上がりがある。
遅い時間帯だもんで呑み客もいて、
賑やかく声が弾んでいるぞ。
メニューはこちら。
ラーメンはもちろんのことなれど、
おつまみやドリンクも揃っての居酒屋風で、
あ、実際そうらしいのよね。
居酒屋のなごみと、
屋台ラーメンの繁ちゃんがタッグを組み、
ひとつの店舗に収まったようで、
2023年2月20日で11周年を迎えたとか。
人気ある店なのね、きっと。
そんな雰囲気ゆえに、
店側と客との会話は楽しげで、
注文するタイミングがなかなか掴めず、
長考するフリをしていたんだけど、
ようやくチャンスを掴んでの注文。
はい、調理待ちです。
目の前には灰皿があるんだけど、
ちょうど喫煙する人は少なかったようで、
気分的に滅入ることはなさそうで良かった。
ラストまで滅入ることなきよう祈る。
【ラーメン】¥800
あら!
ラーメンを頼んだんだけど、
白髪ネギがたっぷりと載っているのね。
ノーマルでこれだけの量があるってことは、
「ねぎラーメン」ってどんな感じだろ?
気になるぅ〜
スープは麺が透けて見えるほどで、
表面には油玉がギラっています。
見た目からするとコッテリしたものか?
トッピングに配されるはチャーシュー、
なると、海苔、そして白髪ネギ。
ってことで、
まずはスープをひと口。
ほんのりと甘みがあって、
動物系っていうか、
ガラ系にラードって感じかしら?
そこに尖りのない醤油を効かせていて、
あっさりしつつも、
コク深さがあって円やかな感じ。
ほんのりとした甘みが僕は若干気になり、
夜営業のみだし、
呑んだ後の一杯ってことを考えると、
醤油をひと差ししても良さげには感じる。
合わせるは低加水細麺で、
昔は屋台で提供されていたそうなので、
そんな情報を加味すると、
ぷりっとした中華麺を想像していただけに、
これはちょっと意外ではあった。
しこしこと歯応えある食感で、
スープの馴染みは良く、
一体感良く食べさせてくれるんだわ。
ここに白髪ネギが絡み始めると、
ジャキジャキザクザクとリズムを生み、
変化を付けてくる。
チャーシューは豚バラ肉を使っていて、
しっかりと煮込まれていて柔らかで、
噛むと旨みが滲み出てくるようで、
このチャーシューはイイ感じね。
なるとはなると、
海苔は海苔。
ほんのりではあるも甘みは蓄積し、
少しぼんやりした感じにもなるので、
卓上からコショウをフリフリし、
ビシッと引き締めちゃう。
この感じがイイな。
ラーメンを食べ終わる頃、
ナイスタイミングでチャーハンが目の前に。
【しば漬入り半チャーハン】¥800
普通のものなら頼まなかったかもだけど、
しば漬が入ってるってんで、
その感じを確かめたくての注文。
半チャーハンってサイズ感はありがたい。
ありがたいんだけど、
お値段的には半チャーで¥800、
フルだと¥1,100って、
なかなか強気な値段設定という気はするな。
他店だったら躊躇しちゃうだろうけど、
なかなか攻められない、
攻められなかった時間帯でのハツホーだし、
これを食べ逃すのはモヤモヤしそうで、
思い切って注文してみたの。
そうなの。
ま、でもね、
目の前に置かれたそれは、
見た目からしてベチャ感が見て取れて、
それは口にしてもそうで、
しっとりというか、
やっぱりベチャ感だなぁ〜
具材としてはチャーシュー、玉子、青ネギ、
そしてしば漬が使われているんだけど、
ん?
添えられた紅生姜って漬物被りだよね?
なんか不思議な感じはするよな。
ま、ま、ま、
そのベチャ感あるチャーハンを口に口に、
ん〜ん
ウリであるのはしば漬なんだけど、
小さめにカットされてるが故か、
あまり主張してくるものではなく、
確かに入ってはいるんだけど、
その存在感は意外に薄い。
しかもゴマ油が使われているようで、
それとの相性が酷く悪い。
さっぱりとしたしば漬、
こってりと香り強いゴマ油がケンカして、
互いを引き立て合うでなく、
互いを殺しちゃってる感じがしちゃって、
しば漬よりも紅生姜の方が断然相性良く、
これを散らし混ぜてパクパクパク。
ベチャ解消の為、
残るスープで口を潤し、
なんとかかんとかの完食。
念願のハツホーが出来、
達成感を得られたことは良かった良かった。
ま、そんなところで、
はい、ご馳走様でした。