喰らいたくなるのです。
大口で頬張りたくなるのです。
野生的に食べたくなったなら、
喰らいたくなったならば、
頭に浮かぶことが多いのです。
セブレブのカップ麵も好きだけど、
もっと野生的に食べたいのです。
まさかとお思いでしょうが、
そのまさかなのです。
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【ラーメン山 まさか】
週末での混雑を予想していたんだけど、
たまたまのタイミングだったのか、
駐車場にまだ空きがあり、
まさかまさかのラッキー駐車。
すんなり入店で、
すぐ右にある券売機前へ。
「麺の量300で大丈夫ですか?」
茹で上がり長めを見越し、
食券を買う前に訊かれるので、
「大丈夫。」と答えてのポチリ。
定番の一杯にして、
セルフで水などを用意して席に着く。
ニンニクは必須ではあるんだけど、
割と多めに入れられると、
それメインになりがちなので、
少なめでお願いね。
【ラーメン山】¥900
どどーん!
この山に会いたかったんだぁ〜
登頂したかったんだぁ〜
もやし、キャベツから成る山の頂には背脂、
裾野にはチャーシューを添えてあって、
ニンニクは離れたところに、
背脂を浮かべる濃い茶色のスープが広がり、
そこに収まりきれずに麺が顔を出している。
ん?
白き丼に「MASAKA」の文字が入り、
正面が分かりやすくなったわ。
まずはスープをひと口。
甘みがあって、
醤油が強めにしょっぱめに効かし、
タレ優勢で攻めてくる。
豚骨はいつもよりもさらっとしていて、
夏仕様なのかライトな印象を受けるので、
よりタレ優勢といった感があり、
ふた口み口と運んでみると、
甘じょっぱいのじょっぱいが弱く、
甘みが目立ってくるかな。
いつもよりは迫力に欠ける。
麺を引き出してみるよ。
てか、天地返しだな。
野菜の山を押し込むようにして、
麺を上に持ってくる。
合わせるは自家製の低加水極太縮れ麺で、
スープがしっかりと馴染んでいて、
黒ずんできている。
ごわごわと噛み応え強く、
ぐっぐっと噛むことに抗いを見せ、
ジロースタイルには向く力強さがあり、
大口で喰らいたくなるのだ。
ざくざくと野菜類の抵抗もあり、
頬張りたくなっちゃう。
頬張るんだけどね。
ここにニンニクが絡んでくる。
少なめにしてもらったけど、
それでもジャンクアップには必要十分で、
これがまた食欲を刺激しちゃうんだな。
頬張って頬張って頬張っていくと、
温度低下に伴って甘みが目立ってくる。
今回はスープが優しめなので、
醤油感をプラスしたくなるし、
一味唐辛子で変化付けをしたいとこだけど、
ま、例によって卓上にそれは無いので、
ここんとこは寂しいんだなぁ〜
もっとパンチ力に期待したいとこだけど。
ま、ま、ま、
それでもこの辺りでは魅力的な一杯で、
野生の血を騒がせるには十分で、
厚みあるチャーシューをぎしぎしと喰らい、
残る麺とも格闘し、
モチのロンで完食ですわ。
登頂ですッ!