貝出汁ですと?
いやいやいや、
貝自体は好きで、
神奈川や愛知の店へは行ったことあって、
ま、県内でも限定では食べたりするけど、
それを表立って謳う店は見当たらず、
でも大々フューチャーした店が出来た。
それは期待値が高まるジャマイカ!
県境が妙に気になるGW、
イっちゃおっかなぁ〜
イっちゃおっと!
伊豆縦貫道の側道からくっと曲がると、
スーパー「ラコアンドエース」の敷地角、
そこの看板と共に案内看板が見えましたぞ。
下り道が上りカーブに差し掛かる辺り、
左手の建物に提灯と暖簾が見えてきたぞ。
2021年4月28日オープンの新店。
【貝出汁らぁ麺 燈や(ともしびや)】
(三島市萩720-12)
店名の由来はSNSに上げられていて、
それによると、
地域社会を明るく照らし、
お客様の心をラーメンで暖かくしたく、
最初は小さな燈かもしれないけど、
少しずつ大きな燈になれるように、
との思いを込めたのだとか。
なんだかイイじゃないのさ。
期待値を上げちゃうよ。
既に多くの方々が順番待ちをしていて、
それに倣って予約表に名前を書き、
置いてあるメニューを手に取って眺める。
写真付きの案内もあって、
これは分かりやすくてありがたいな。
醤油推しのように感じるし、
そちらにすべきなのかもだけど、
謳い文句を見る限りでは、
塩の方が貝出汁をより楽しめそうで、
うん、そちらにしちゃおっかなと決定。
某新店と同じ位の待ち時間であったものの、
変な予約システムでの割込みは無いようで、
予約表に従って秩序よく入店案内がされ、
オペの不具合無くしっかりしている様子で、
特にストレスは感じない。
あ、新店云々はそりゃ興味はあって、
新しい味を早く感じたい!
食べてみたい!んだもん。
ご自身の意見を持ち上げる為に、
他人の感想を貶める事はこの上なく低劣で、
さもしい。とも言えるとも思うのだが、
ご自身はそれにお気づきにならないご様子。
超変。
多角的な意見は好きではあるけど、
攻撃的な意見は独りよがりな時もあり、
嫌いな文章は読まないという手もあるけど、
ま、アンチもファン!ってことで。互いに。
ꉂꉂ(ᵒᗨᵒ༶) ムハハハハ
あ、順番が来たよ。
店内床は一段高くなっていて、
お?
大谷石かいな?
面白いな。
あ、券売機は左手に。
大きなボタンは写真付きで分かりやすく、
これまたありがたく、
ポチッポチッとな。
店内は右にL型カウンター8席、
左にテーブル2席×3脚、4席×1脚があり、
案内された席でキョロキョロしていると、
隣ではテーブルを家族用に並び替えている。
「あ、寺田君!」
静岡市のラーメン店主の花が目に入り、
思わず声が出ちゃったんだけど、
これを聞いたスタッフが急に振り返る。
「あ、ご存知ですか?」
「ラーメン食べに行かれるんですか?」
矢継ぎ早の問いに答えると、
高校の同級生だそうで、
訊いてみると店主本人だそうで、
思いがけずの繋がりにオドロキオドロキ。
【貝出汁塩らぁ麺】¥850
油玉浮かぶ淡き色合いのスープはやや白く、
トッピングに配されるはチャーシュー2種、
ホウレン草、刻み玉ねぎ、白髪ネギで、
チャーシューはメニュー写真からすると、
若干サイズが小さめかな。
色目の派手さはなく大人しめではあるけど、
上手くまとまめていて、
今時の一杯というような表情をしている。
スープは大量のアサリ、ホタテに対し、
昆布を合わせて低温で炊いた貝出汁、
そこに鶏清湯を合わせたWスープだそうで、
口にしてみると、
ほんのりと甘みがある旨みで、
貝らしき香りが鼻にふっと抜ける。
大量を謳う割には貝ガツン!でなく淡く、
主役ではあると思うも、
それにしては大人しく、
淡麗なスープといった印象で、
塩であるからこそそれがより感じやすいも、
うん、おそらく醤油の方が、
味的にはまとまっているかもだなぁ〜
合わせるは全粒粉配合の中細麺。
加水高めのもので、
ぷりっとした弾力、
もちっとした歯応えがあり、
スープの馴染みはイイ。
白髪ネギはバラけにくくざくざく食感、
刻み玉ねぎは絡んでくるけど、
熱が加わっても辛みが残ってて、
このスープには強過ぎる存在かな。
チャーシューは2種類で、
説明書きにある鶏胸肉は使われておらず、
代わりのバラ肉は割と甘めに煮てあり、
肩ロースは低温調理されたしっとり肉質感。
ホウレン草はくたっと柔らかだけど、
このスープには主張し過ぎずでイイやも。
ん゛
急に箸が止まる。
何だろう?
失速するように不思議と箸が止まる。
うん、そういうことね。
あの要因によるものかな。
ぐいぐいと旨みが重なるでなく、
表面的な旨みに留まっちゃってる感で、
途中から飽きが出てきちゃう。
味変をしたくなっちゃうなぁ〜
卓上には餃子に使うものの他、
柚子胡椒、黒煎り七味、黒コショウがあり、
いくつか試した中では柚子胡椒がしっくり。
爽やかな風味と辛さ、
そしてエンミがバッチリ合うんだ。
うん、この塩には柚子胡椒で決まりだね。
で、ゴハンものも食べてみたかったのよ。
【貝めし(小)】¥150
サイズは並 or 小が選択出来、
ちょこっと食べたい時には嬉しい配慮。
アサリの出汁で炊かれてるそうで、
期待値を上げて口にしてみるも、
こちらも出汁感は大人しめに感じる。
アサリを一緒に食べてみるもそうなので、
フードロスを防ぐ為、
出汁取りに使ったものが活用されてるの?
SDGs的な?
そんな印象を受ける。
出汁の印象が弱かったのでスープを注ぎ、
雑炊風にしてみると、
あ、これはイイね。
互いが補完されるようで、
尚且つ柚子胡椒が香るので、
これはアリだわ。
ふむふむふむ。
てなことで食べ進めての完食。退店。
狙いは嫌いじゃないし、
むしろ好きではあるけど、
もっとぐっと惹かれたいなぁ〜
喉に感じるものもあったりで、
僕のココロの燈は灯らなかったわ。
ま、ま、ま、
他では見られないジャンルであるので、
期待値は高いんだけど、
今後どうなるものか、
危ぶむなかれ。
とにかく開店おめでとうございます。
(●´ω`●)