夜のお店2店が協力し合い、
火水木曜日の昼にラーメン店をやっている。
このご時世ではあるけど、
“にわか”感はなく、
前回は楽しめたし、
となると、
次をまた楽しみたくなる。ってもんよ。
ゆりの木通りにある清水銀行浜松支店、
その脇を入った先に目的となる店はある。
【無化調お出汁麺 双本(ふたもと)】
「炭焼処とことん」を使い、
12時〜麺売り切れまでの昼営業で、
この日は到着が遅くなっての13時。
外待ち無しで入店が出来、
僕的にはラッキーな時間帯だったみたい。
メニューはこちら。
週替わりで提供されるラーメンは、
今回はアサリとカツオの出汁。
どちらも馴染みある食材だけど、
特にアサリは注目だな。
好きなのよねぇ〜
【浅利と鰹のお出汁の汐らぁめん】¥1,000
密です。
密です。
密です。
アサリは当然ながらのトッピングで、
他にチャーシュー、メンマ、味玉、生海苔、
スナップエンドウ、刻み玉ねぎ、青ネギ、
白ゴマなど種類豊富なんだけど密。密。密。
・・・密がみっつ。
(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ カッコワラ
ごちゃごちゃとしてるなぁ〜
大渋滞だなぁ〜
集まらないでください。
来ないでください。
おやめください。などと、
某知事に逆ギレ要請されちゃうぞ。
ネーミング的には、
スープをウリにしたいんだと思うけど、
第一印象ではそれを推してるように感じず、
トッピングで隠してしまっていて、
もったいないよに思う。
とにかく、
まずはスープをひと口。
お?
アサリがガツン!と主張するかと思いきや、
カツオの方が前に来ていて、
ん〜ん?
アサリ感がよく分からないなぁ〜
エンミが強めに効かされていて、
はっきりとした味付けではあるんだけど、
ちょいと主張が強めなので、
それらは抑えるなどして、
もっと“お出汁”を強調させても良さそ。
てか、
なんかエグミのようなものだったり、
舌先へのピリッとした刺激だったり、
それらが喉にも刺激したりで、
後味の印象はあまり良くはない。
ちょいと押し付けがましい感があるなぁ〜
合わせるは中細平打ち麺で、
ふすまの入ったもの。
京都の製麺所、麺屋棣鄂のものとの情報で、
麺肌滑らかでしなやかさがあり、
口にするともちっとした歯応えがあり、
スープの馴染み良く一体感があり、
そこんとこはイイ感じ。
スープは徐々に馴染みを増していくので、
徐々に気になるものまで増してはいく。
チャーシューは低温調理されたもので、
しっとりとした肉質感、
味染みも良くて、
これはイイね。
メンマはポキポキ食感、
甘みのあるものでゴマ油がふっと香る。
味玉も含めて、
これらが揃うと、
やっぱりラーメン!って感じがするね。
でもやっぱり凡庸感は出てしまうなぁ〜
アサリ、カツオのお出汁に肉だったりは、
よくあることなんだけど、
どうも違和感はある。
スナップエンドウは軽い塩味で、
しゃきしゃきと歯応えを残す茹で上がりで、
こういうとこはしっかりしてる感はある。
刻み玉ねぎなどの薬味は、
もっと麺とも絡ませてみたかったけど、
そもそもトッピング大渋滞で効果薄。
逆に生海苔は自然に麺と絡むので、
この香りによる変化はイイ。
ただスープが押し付けがましいので、
もっと抑えられてたらば、
味変効果はより高いだろうにな。
で、白ゴマは合わない。
小粒ながら結構香りが強いので、
無くてもイイと思う。
むしろ邪魔。
このスープとは合うであろうアサリは、
ぷっくりとしていて、
貝の旨みがイイよなぁ〜
残念なのは、
殻を入れるものが用意されてなく、
仕方なく丼内に留めざるを得ないこと。
大渋滞のままで渋滞解消ならずで、
麺とスープだけで味わいたいんだけど、
必ずトッピングが錯綜してしまい、
食べにくくて集中しにくい。
ん〜ん
それでも味変アイテム、
ペッパートマトは試したいところ。
入れ過ぎに注意して、
ちょこっとだけ入れてみると、
これはイイ!
一気にイタリアンな感じになり、
もっと入れたい欲求が湧いてくるけど、
リアルにトマトラーメンになっちゃうので、
ここは堪えておこう。
【浅利のお出汁で炊いた新生姜の炊き込みごはん】¥400
和え玉まで頼んじゃうと、
腹パンパンになっちゃいそうで、
今回はゴハンものだけにした。
ネーミングからして既に正解!でしょう。
口にすると、
うん!
生姜の香りがイイね。
ピリッとした辛みに加え、
香りが鼻に抜けていき、
存在感が高い。
イイね。
で、アサリは?
生姜の香りが突き抜けているからか、
そもそもそれに消臭効果があるからか、
ラーメンでもそうだったけど、
アサリ感が分かんないんだよなぁ〜
お出汁をもっと感じたいんだよなぁ〜
ここにスープを注いでみると、
出汁の旨みが加わって雑炊風を楽しめる。
でも、トマトも加わったものなので、
イタリアン感が強まっていて、
ちょいと中途半端に感じたので、
追いトマトをすると、
生姜にも勝つトマトでこれは悪くない。
イタリアンジンジャーリゾット的な的な。
和のラーメン→イタリアンな味変→
和のゴハンもの→イタリアンリゾット風と、
忙しい変化に舌が戸惑いつつも完食し、
残るスープも飲み干し。
和に長けている上、
イタリアンも出来たりと、
技術の幅は広く感じるんだけど、
それゆえに、
それをアピールし過ぎてる感があり、
押し付けがましさがあり、
足し算、足し算、足し算で、
本来アピールすべきものがとっ散らかって、
何ラーメンなのかよく分かんない。
色々と魅力的な取り組みではあるんだけど、
引き算、引き算、引き算で、
お出汁と麺をもっと楽しめたらイイなぁ〜
次回、機会が作れたら、
そんな一杯を食べてみたいところで期待。
(*´ー`*)