え?
久しぶりじゃね?じゃね?
SNS投稿を久々に見た気がするけど、
へぇ〜
新店が出来たんだぁ〜
群馬県高崎市からの移転なんだぁ〜
プレオープンは行けなさそうだけど、
グランドオープンしたら行けそうだな。
ちょいとそそられるので、
食べに行ってみよっかな。
ボボイさん、ありがとう。
と
都合をつけましてぇの、
まず向かったのは有料駐車場。


前回このエリアに来た際も使用したけど、
割と利用しやすいのではないかとこちらに。
ぼちぼち歩いて向かっていくと、
む?
ホントにあるの?

どこ?
どこ?


ここ?

グランドオープン2日目にも関わらず、
花は飾られてないし、
のぼり旗は無いし、
外待ち客も居ないけど、
ホントにここなのなの?

案内もメニューもあるので間違いないね?
ここです。


11月1日グランドオープンの新店。
【無添加中華そば わたなべ】

間違いなく営業してるんだけど、
それと感じさせない雰囲気で、
ハツホーってのもあってビビビビる。



そっと引き戸を開けてみると、
え?
カウンター席は埋まってて、
手前の小上がりは使われておらず、
中待ちになっているようで、
そちらは埋まってて先客に見つめられ、
静かに静かにそっとそっと閉める。
退店客が目の前を通り過ぎた後、
スタッフが現れて入店、中待ちを促す。
はいはいはい。
カウンターは6席ほど。
中待ちは4人分。
むわっと蒸し暑い店内。
BGMは無し。
店主がスタッフ2名に指示を与える。
優しい口調には感じられるけど、
「はい。」「はい。」
王様の命令を従順に従う家来のようで、
ちょいとピリつく空気感。
スタッフひとりは実娘かしら?
会話からそんな印象を受けたけど、
仕事は甘えずしっかりとこなしている。
もうひとりは入ったばかりか?
ちょいと緊張してオドオドした感じ。
客側にもそれが伝わっているようで、
会話もせずに食べ進めている。
20分ほど経ち、
ようやく順番が回ってきたようだ。
が
すぐに席に着くのではなく、
先払いシステムのようなので、
支払いを済ませての着席。

10cm以上ある分厚い木のカウンター。
黙々静々と食べる客。
緊張感ある店内。
換気扇の効きが悪いのか?
むわっとして蒸し暑い。
親子丼美味しそう。
注文すれば良かったな。
茹で麺機はない。
鍋で麺茹で。
平ざるで湯切り。
湯が濁ったようで僕の順番で切り替え。
時間が更に掛かる?
鍋蓋が揺れ始め、
フレッシュなお湯で麺茹で開始。
20分ほどで提供。
【蝦(えび)わんたんそば】¥1,800

さてさてさて、
どんな感じかしらん?
青き紋様の入る丼に目がチラつくも、
スープ、麺、ワンタン、メンマ、
何らかの揚げたやーつ、白髪ネギが、
その中にビシッと収まってる。
チャーシューは無い。
構成要素のひとつとして、
当たり前のように加わりがちな、
ありがちなチャーシューは無い。
逆にワンタンが強調され、
“ワンタン”そばといった印象を受ける。
(。-∀-) ウケルゥ
んでさぁ、
白髪ネギがイイねぇ〜
キレイだねぇ〜
太めの細切りをよく見かけることがあり、
それは効果を狙ってのことだと思うけど、
何mmという定義はないかもだけど、
白髪ネギと呼ぶことに抵抗があるんだけど、
これは白髪ネギでOKじゃないでしょうか?
見た目的にキレイだし、
全体的に料理っぽく見える。

全体的で言うと、
麺線の魅せ方が惜しい気はするけどね。
丼に顔を近づけると、
おぅ?
スープの良き香りは感じられるも、
エビの香りがするぞ。
え?
ワンタンの皮を突き抜けての香り?
まさか突き抜けるなんてないでしょうから、
油の類いなのかしらん?
ま、とにかくエビの香りがする。不思議。
何らかの揚げたやーつを一旦は避け、
オイリーなスープをちゃぷちゃぷでひと口。

アツアツっス!
熱攻撃からの入りで、
鶏の芳醇な香りがふぅ〜っと広がってくる。
味付けは淡めで大人しめな印象ながら、
奥に塩角のキリッとしたものもあり、
あ!うんめぇぇぇッ!
って、ひと口目からぐっと来るでないけど、
じわじわじわじわと旨みが伝わってくる。
ふた口み口・・・
うんうんうん、
なんて言うんだろ?
出汁だ、タレだ、油だ、温度だ、って、
そこら辺のレベル調整が上手い感じで、
ともすれば出汁が抜きん出て、
タレが強過ぎてしょっぱくて、
油がオイリーでクドくて、
温度がぬるくて・・・などなど、
その調整ってどの店も苦労してると思うし、
そう思いたくもあるんだけど、
これは絶妙なバランスを作り上げてる印象。
うん、すごくバランスが整ってるよな印象。
イイ加減だなぁ〜

何らかの揚げたやーつは何だろ?
変化を付けようとする意図的アイテムだな。
そのエリアで更にひと口。

あ、へぇ、ほぉ〜
香ばしさはもちろんのこと、
揚げることでの甘みがあって、
単調にさせずの変化付けの為、
そこに配している意図を感じる。
麺をイっちゃうよ。

引き出したるは中細平打ち麺。
茹で上げ長めの柔らかさで肌は滑らか、
箸に優しく絡むしなやかさがあって、
もちっとした歯応え。
どちらかと言えば、
硬めの歯応えのあるものが好きではあるも、
シルキーなしなやかさと柔らかさで、
スープもしっかり馴染んで一体感高く、
合っているように思える。
白髪ネギをあえて絡ませてみると、
その細さゆえにネギの風味が突出せず、
あくまでスープと麺を活かすべく、
若干の変化を付けるような役割。
ザクジャキ食感の太いものも好きだけど、
これにはそれは合わず、
“白髪”ネギでないと合わないのかもだな。
次第に何らかの揚げたやーつが入り込み、
自然と香ばしさを増していく。
メンマはポリポリ。
この鶏を中心とする世界観に、
豚チャーシューを合わせるでなく、
逆に合わせずに抜くのって潔くね?
このように鶏中心のものであったり、
魚介を全面に押し出すラーメンにおいて、
合うものもあろうが、
合わないものもあって、
何故そこに豚を持ってくるんだよ?
原価調整の為に入れるのかよ?
何かで埋めなきゃ!の空白恐怖症かよ!
ラーメンにはチャーシュー!って、
何も考えずに置くのかよ!・・・
そんなこと食べ手には関係ないし、
蛇足になるようなものは要らないし、
むしろシンプルに引き算ってのもアリだし、
あああああ
今では切り置き酸化臭ってのが気になるし、
それをずっと書き続けていると、
そういう見方で感じる方が増えて、
チェックすることに繋がると思うし、
ゆえに美味しいラーメンに繋がるかもだし、
単にそれを分かったかのように表現して、
店主から感謝されて小躍りする輩もいて、
相変わらずカワイイよねぇ〜
よちよちと褒めてやりたくなる。
否、しないけど。
ま、ま、ま、
とにかくとにかく酸化臭であったり、
血生臭みであったり、
生肉っぽさのあるような豚チャーって、
あえて使う必要性に疑問は持っているので、
あえて使わないのであろう姿勢って潔く、
世界観を壊さない意図を感じちゃう。
知らんけど。
(。-∀-)
で
チャーシューを使わずに、
合わせているのはワンタン。

鶏ワンタンもあったし、
そちらは醤油と塩の2種類だったけど、
エビは塩のみ。
こだわりを感じたし、
えび、エビ、海老でなく、
「蝦」の文字を使ってるってことも、
こだわりを感じたので、
いや、もしかしたら、
エビちゃん(蛯原友里)ファンで、
あえてこの「蝦」を使ったのかもだけど、
ま、ま、ま、ま、ま、
とにかくとにかく、
こだわり×こだわりを感じたし、
エビが好きなこともあってこれを選択。

見た目もそうだけど、
ひとつ掬ってみると結構大きい。
耳掻きの先っぽほどでなく、
程々でもなく、
みっちりぎっちり包まれた餡、
そしてちょろっとビロビロる皮。

細かくし過ぎずに、
粗々刻みのエビたっぷりぷりで、
弾けるようにぷりっぷりぷりで、
ギシッとした噛み締め感もあり、
そこから広がる甘みあるエビの風味。
僅かにエンミを付けてあると思うけど、
素材の甘さを引き出すような僅かな使い方。
この加減が上手いと思うなぁ〜
みっちりちりな詰まったエビ餡に、
ちゅるっと舌を撫でる皮の柔らかさで、
それが3つもあるってんだから、
食べ応えもあって、
その世界観を十二分に楽しめちゃう。
むしろ楽しんじゃう。
そんなこんなでの食べ進みでもって、
完全スープペロリの完スペフィニッシュ。

う〜ん、
オイリーではあるけど、
オイリーさは気にならなかったし、
何かが突き抜けての旨さではなく、
全体の調和が取れた上手さといった感で、
バランスの良さが、
バランスの取り方、
食べ終わりまでの設計図が巧みで、
絶妙に思えた不思議なラーメンで、
また食べたいと思えた。
メニューには親子丼もあって、
他客のそれはとても美味しそうで、
調理待ちの際に追加しようか迷ったけど、
それを食べちゃうと、
親子丼に持っていかれそうな気もしたので、
注文はしなくても良かったかなとも。
ハツホーゆえに食べなかったけど、
次回は食べてみたい気もするし、
どちらにしても、
また食べたいと思えるラーメンでした。
雰囲気が良ければ尚イイんだけどなぁ〜
開店おめでとうございます。
( ̄▽ ̄)b グッジョブ
で
当面は定休日無しとのことだったけど、
グランドオープン2日間終えての臨休、
営業を挟んで更に2日間の臨休って、
ま、仕込みと休養は必要だけど、
以前も経験あるんでしょうから、
スタート直後にしてはお粗末に感じる。
SNSで臨休告知は確かにあったけど、
「当面は・・・」って言葉からすると、
ちょいと残念無念でもって、
実際お友達は食べにいってそれで、
ご立腹プンプンダったもん。

プラスはプラスとして、
店内の緊張感ある雰囲気も含め、
マイナスのイメージを僕は待ち、
また行きたいけれど、
積極的な意欲は失われちゃったな。
2回目の印象は1回目を上回るか?
それとも下回っちゃうのか?
気が向いたら食べてみることにしようかな。