「あ、よく来られてます?」
「・・・あ、たまに。」
店主ユタカさんは客をチラ見でなく、
どちらかといえば凝視する感じなので、
あ、今回は気づいたのね、って、
凝視に居た堪らず軽く会釈をしたんだけど、
その会釈に顔見知りだと感じたものの、
でも誰なのか?結びついていない様子。
そっかそっかそっか、
OPEN前の偵察で声掛けられ話し、
試食会をお願いしたし、
友達を集めて開いてもらったし、
その後も食べに行ったし、
先日は教え子の店でも遭遇して話したし、
それなりに認知されているかな?と思うも、
ラーメンは楽しむ目的ではあるけど、
知り合いを増やす手段とはしていないし、
そう考えてはいないので、
来たよ!って自己アピールはしないし、
ま、声を掛けられたら対応するも、
そうでなければひっそり潜むように食べ、
ひっそりと帰ることが多いので、
気づかれなければそれはそれでOKだけど、
それにしてもこの対応には戸惑ってしまう。
隣では気づいている奥さんが笑ってる。
「え?タカ☆さん?」
その反応にやっと気づいたのか?
いや、まだ半信半疑だな?
ま、イイんですけど、
僕が逆に対応難しく戸惑ってしまいますわ💦
【らーめん ユタカ】
暫くはオペに慣れること、
提供時間短縮を意識することを優先で、
手数の多い味噌は慣れてきてからでどう?
そんなことを話したりもしましたが、
いよいよリリースが開始。
そんなSNSも見かけてはいたものの、
それも落ち着いてからにしようか?と、
延ばし延ばしにしていたんだけど、
教え子の店でも遭遇したし、
教え子も食べてみてと言ってたし、
タイミングとしてはそろそろかな?と訪問。
が
味噌無ぇぇじゃん!
え?
味噌は全部無ぇぇじゃん!
え?
どういうこと?
周囲を見回してみると、
え?
日替わり?
醤油は毎日として、
味噌とつけ麺は交互に、
1日おきに提供されているようで、
この日は木曜日、つけ麺の日。
はぁ〜?
知らんし。
( ̄^ ̄)
Instagramで上がってたかしらん?
見ちゃいなかったなぁ〜
あああああ
どうしよっかなぁ〜?
味噌を食べに来たんだけど、
どうしたものか?
つけ麺は興味薄なので醤油かな。
醤油かぁ〜
味噌を食べに来たんだけどな。
食券を買って席に着こうとすると、
冒頭の凝視攻撃があって、
色々と悶々モヤモヤなんですわ。
【醤油】¥900
節由来と思われる酸味、
その奥に甘みもあって、
コショウの刺激があり、
うん、酸味が個性を出しているスープ。
自家製の平打ち縮れ麺はぷりっとしていて、
お!
今回は硬過ぎずの適性な柔らかさがあり、
スープとの親和性は高まったような印象。
白ネギはジャキッと食感に変化を与える。
メンマはポリポリ。
海苔は浜名湖産と聞いているけど、
磯の香りが結構強く感じ主張してくる。
で、ヤマシロ由来のチャーシュー。
色目的にはピンクが淡い印象なんだけど、
それは味的にもその淡い印象は変わらず。
燻製香が香る柔らかな肉質で、
噛み締めるとほんのり甘みが滲み出る。
味の染み方が浅いのか?
らしさは感じるんだけど、
もっと深みがあったと思うので、
まだユタカの武器にはなり得ていない感。
醤油は全体的にまとまってきた感で、
安定してきたんじゃないでしょうか?
総合的にはイイ感じに思います。
【叉焼丼】¥500
黒コショウは忘れずに掛けられています。
刻まれたチャーシュー、メンマ、白ネギ、
そしてフチに山葵添え。
ゴハンものにすると、
やはりチャーシュー自体の味が浅く、
ゴハンに掛けられたタレも弱い感で、
箸の進みは弱いかな。
スープを注いでの雑炊風にしてかき込む。
完スペフィニッシュ。
ようやく認識されたようで、
ユタカさんから声を掛けられる。
「タカ☆さん、味噌を食べてくださいよ。」
「今日食べに来たけど無かった・・・」
悶々モヤモヤモヤモヤモヤモヤ・・・