刺激が足りなくなっている。
東京のように新店がバカスカと、
雨後の筍のように誕生するでなく、
コレクターのような食べ方は無理目で、
既存店を回ったりはしてるけど、
似たよなコピーラーメン増殖であるし、
同じ店に偏り気味であったり、
ブログをやってるゆえに、
違う店を食べ歩きたいんだけど、
実際はリピーターのような食べ方になるし、
いつもとは違うものを食べたい!
そんな欲求はあるのだ。
刺激が足りなくなっている。
ふと浮かんだ店。
未訪だな。
目の前を通ったことはあるけど、
道路看板は既に無く、
その枠だけが残っていて、
錆錆枠だけが残っていて、
年季が入った・・・と表現するならば、
聞こえはイイんだけど、
その外観もくたびれ感があって、
昭和のにおいがぷんぷん。
食指は動いてなかったのよねぇ〜
未訪問店にハツホーで、
刺激を満たしてちょうだいな。
経験値を上げてちょうだいな。
【来来花】
豊橋は立岩を近くに見るところ、
愛知県道3号沿いにあって、
今更ながらのハツホーですよ。
恐る恐る入店すると、
右に厨房があって、
そこにはカウンターがあるんだけど、
現時点では使われていないようで、
テーブルと小上がりがある店内構成。
テーブルにおひとり様は気が引けるも、
無いものはしょうがないので着席。
メニューはこちら。
塩ラーメンを筆頭に種類は豊富にあり、
セットものもあったりで、
どれにしたものか?と迷ってしまうも、
良さげなセットを見つけたし、
餃子もせっかくだからイキたいので、
それらを口頭注文しての調理待ち。
【焼ぎょうざ(6個)】¥470
ラーメンより先に提供されるは焼餃子。
水餃子もあって迷ったんだけど焼餃子。
キツネ色の焼き目はイイ感じなんだけど、
油っぽくないかな?って気になるは照り。
いつも通り、
まずは何も付けずに食べてみると、
焼き目に硬さはあるんだけど、
ふりゃりと全体的には柔らか。
ニンニクは程良く効いていて、
キャベツ少なく、
ニラ少なく、
ほぼほぼ肉餃子といった感じなんだけど、
思ったよりはクドくないのはイイね。
クドいとしたら気になった照りの油かな。
下味は十分で、
そのままでもイケちゃう。
【チャーハンセット(塩ラーメン)】¥1,050
普通盛りと普通盛りかと一瞬躊躇したけど、
メニューの但し書きをよく見ると、
半チャーハンとラーメンとのセットで、
つまりは半チャンセットってことね。
ラーメンは味が選べるけど、
メニュー先頭にあった塩に。
【塩ラーメン】
双喜紋に雷紋の入る丼に透明感あるスープ、
麺はそこに透けて見えていて、
トッピングにチャーシュー、メンマ、
味玉、ちょこっともやし、白ネギ、
白ゴマ、海苔を配しているけど、
海苔は既に溶けちゃっているぞ。
ガラ系スープはあっさりとした塩味で、
塩感はさほど強くはなく、
ちょっと大人しめには感じるも、
化学的な応援もあってか旨みは感じる。
もうひと味欲しいという気がするのは、
ゴマ油が前に来ちゃってるから。
ゴマ油は嫌いではないけど、
引き立たせるにはもうちょい元気が欲しい。
合わせるは加水低めの細麺で、
歯応えを残す茹で上がりでしこしこ。
スープにもうちょい元気が欲しい。
刻み白ネギやもやしが食感に変化を与え、
溶けた海苔が香りで変化を加えてくる。
スープにもうちょい元気が欲しい。
チャーシューは豚バラ肉を使っていて、
脂はとろんと、
赤身は噛み締め感のあるもので、
じわりと醤油が滲み出てきて、
この感じは好きよ。
メンマはポリポリ。
味玉は固茹でで、
その食感と染みた味に懐かしさを感じるも、
半熟玉子を多く見かける昨今、
逆に新鮮にも感じてしまう。
こういう味玉好きだな。
【半チャーハン】
チャーシュー、ネギ、玉子などが使われ、
見た目は派手な色使いではなく、
まぁ、普通の印象ではあるんだけど、
これが実にイイ感じ。
ふぅわりと空気をたっぷり含んだ優しさで、
しっとりとした食感でもって、
程良い塩加減。
派手ではないんだけど、
脇役にしてはしっかりと主張すべきはして、
このチャーハンはイケるなぁ〜
化学的な応援はあるんだけど、
このチャーハンはイケるなぁ〜
舌に味が蓄積していくので、
餃子そのまんまは物足りなくなってきて、
酢ラー油醤油で調整。
ぱくぱくと食べちゃっての、
モチのロンで完食ですよ。
そうですよ。
とにかくとにかく、
まだ気になるものもあるし、
ザ・昭和な雰囲気がエモかったりで、
また足を踏み込んでみてもイイかなって。