ラーメンが好きです。【美味しいか否か。また食べたいか否か。】を基準で記事を書いています☆

ただのラーメン好きブログ

東京都

ラーメン 健太【ラーメン】@ 東京都中野区

投稿日:2024年4月30日 更新日:

 

 

豚骨ラーメンは好きではあるけど、
臭みがあるともっと好き。

ほら、性質は違うものだろうけど、
ブルーチーズであったり、
くさやの干物ってのも臭みがウリで、
ちょっとワイルドな感じもあって、
それにハマる人もいれば、
そうでない人もいたりで、
ハマると惹かれちゃうんだろうな。

 

 

 

ハマってみたい❤

 

 

 

YouTubeを観て知った店で、
好気性芽胞形成菌なるもの、
コウキセイガホウケイセイキンなるものが、
呼び戻しのスープ内で育つらしく、
それが熟成香としてヤバいやつになり、
それは旨みとして働くので、
クサウマになるんだと。
極悪スメルになるんだと。

食べてみたい。

 

 

 

メインの店には行くものの、
それは15時からの予定なので、
目黒区で朝ラーを食べた後、
お腹の容量と状態を検討した結果、
もう一杯はイケると判断し、
いざ、中野区高円寺へ。

 

 

 

高円寺

 

 

 

電車乗り継ぎに格闘し、
ナビに従って商店街に入っていくと、
突如として現れる外待ちの列。

高円寺商店街

そうなのよね、
12時開店〜15時までの営業のようで、
まだ30分以上あるも外待ちの列が見える。

店は開放されていて、
準備の状況が見える中、
店のルール明示は無いんだけど、
前客に倣って丸椅子を引っ張り出し、
そちらに座っての外待ち開始。

臭くもそそられる香りが鼻をくすぐる。

ラーメン 健太の外観1

 

 

 

【ラーメン 健太】

(東京都中野区大和町1-66-6)

ラーメン 健太の外観2

 

 

 

狭い商店街を行き交う人々、
そこに丸椅子外待ちの我ら、
ギリギリ幅でゆっくりと走る車、
ちょいと異様にさえ思えちゃう。

ラーメン 健太の案内

そんなんこんなんでの待ちで、
くじけそうでもの待ちで、
12時に札が返されての開店。

ラーメン 健太の外観3

前客に倣って丸椅子を片付けての入店。

 

 

店主X(旧Twitter)の写真はこちら。

ラーメン 健太の内観3

会議用テーブル3脚がコの字に並べられ、
つまりはそれがコの字型カウンターとなり、
そこに9席が用意されている。

券売機は無く、
特に案内は無く、
前客は常連なんだろな、
左から水、レンゲ、おしぼりを手に取って、
カウンター奥から順に座っていく。
僕もそれに倣って着く。

前客がいて良かったぁ〜

説明も案内もなく、
仮にポールを取ってしまっていたら、
あたふたキョドっちゃうとこだったわ💦

そんなこんなでもって、
メニューはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・メニューが無いのよ💦

全く説明も案内も無いのよ💦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店主は外待ち客から千円札を集めだす。
ごく当たり前であるかのように、
まるで儀式であるかのように、
決まったルールであるかのように集めだす。

てことは店内客からも集まるんだろうな。
あ、後客は千円札を出している。
緊急事態に対応するかのように、
僕もそれを出して準備。

やはり店主はそれを当たり前のように回収。
スムースにババ抜きをするかのように回収。

 

 

 

それらが終わると調理が始まるのだけど、
これが実に見応えがある。
ライヴが始まるのだ。

ラーメン 健太のスープ

 

 

 

温めた丼にタレを入れて作業台に置く。

寸胴から表層の油を少し入れる。

表層をかき分けてスープを掬う。

丼に網越しに注いでカンカンカンと叩く。

茹で上がった麺を平ザルで湯切り、
スープに入れつつ次の麺を鍋に放り込む。

麺をトングで摘まみ上げて整え、
チャーシュー、青ネギ、海苔を置く。

提供する。

 

 

 

これらの動作を丼ひとつずつ、
一杯ずつ行なうルーティン。

それをただただ繰り返す。
それに見入っちゃうのだ。
一連の動作がライヴなのだ。

この後、替玉コールが入ってくると、
このリズムは崩れるんだけど、
またリズムを取り戻していくので、
それもまたライヴなのだ。

実に見応えがあるのだ。

ラーメン 健太の内観

 

 

 

 

 

【ラーメン】¥1,000

ラーメン 健太「ラーメン」

泡立つ泡がイヤらしいですねぇ〜
悪そうですねぇ〜
ワクワクしちゃいますねぇ〜

ちょいと油は気にはなるものの、
おどろおどろしいスープが妖しく誘います。

 

 

ラーメン 健太「ラーメン」

双喜紋に龍が入る懐かしめの丼に、
その妖しきスープをたっぷりとたたえ、
少しだけ顔を覗かせる極細麺、
沈んで見えないけどチャーシューはあって、
青ネギ、海苔を配すシンプルな表情の一杯。

どんな感じなのかなぁ〜?
ワクワクしちゃいますね。

 

 

 

ま、それはそれとて、
表層の油が多めなので、
ちゃぷちゃぷしてスープをひと口。

ラーメン 健太「ラーメン」スープ

 

 

 

 

おぅおぅおぅ

 

 

 

甘いね。

ラーメン 健太の内観

クサウマ、極悪スメルなんて表現されてて、
そんな情報に期待していたんだけど、
確かに臭みはあって、
あ、これイイ意味ね、
豚骨の臭みは惹きに繋がるもので、
実際にそれを口にしたいと思って、
ここ高井戸「健太」に来たんだけど、
思ったほどではなかったな。
想像が大きくなり過ぎたかな?

さらっとライトな低い粘度でもって、
豚骨の旨みはしっかりと出ていて、
臭みはあるんだけど、
僕的には仄かといったレベルで、
それよりも甘みであったり、
油が気になっちゃう。
クサウマ、極悪スメルなんて表現されてて、
ちょいとハードルを上げ過ぎちゃったか?

比較するものではないにしても、
小田原「ブッダガヤ」を知ってるだけに、
それほどの表現はどうなの?って、
ちょいと引っ掛かるものはあり、
ましてや甘みはまだしも、
油が気になっちゃうお年頃なの、僕。

僕的には惹かれるスープではないかな。

 

 

 

ラーメン 健太「ラーメン」麺

合わせるは低加水極細ストレート麺。

すーっと真っ直ぐに麺線が整うもので、
スープは毛細管現象しっかりで、
絡め上がってくるので一体感は高し。
さくっとした歯応えで食べさせる。

油が多いので、
この細さだとクドくは感じちゃうけどね。

青ネギが絡んできて、
ザクジャキ食感でもって、
青き香りが放出されて変化すると、
一瞬それは紛らわせるので悪くはない。

 

 

 

今時の大判、低温調理ではなく、
煮込まれた豚チャーシューが顔を出すも、
ボリューム的には小さいものなので、
特に気分を高揚させるものではない。

卓上のコショウ、紅生姜を入れ、
少しだけさっぱり感を求めるも、
僕的には油が妙に気になっちゃうの。
そうなの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなことを考えつつ食べ進めるんだけど、
替玉コールがスゴイの。

替玉は無料のようで、
替玉込みの料金のようで、
前客3人は順次コールして、
平皿から丼ダイレクトで放り込んでもらい、
ま、食べるのが遅いのもあるけど、
隣の後客も順次コールが始まり、
ちょいと焦りが入る。

替玉を食べ終えた前客はまたコール。
後客の後客もコールが始まったりで、
ちょいと焦りが増してくる。

この流れは替玉ありきな空気感で、
いや、ここでラストなら頼むけど、
なにせお腹の容量に不安のある僕。
替玉したら食べられるには食べられるも、
“次”が僕にはある。

今回の東京のメインは“次”で、
それを腹パン状態で臨むわけにはいかない。
てか、食べれなくなっちゃうかもしれない。
そんな気がするので、
僕は替玉ナシでフィニッシュするつもりも、
僕以外は替玉コール連発で、
頼まないのが逆に失礼と感じてしまうほど。
すっげぇ居心地が悪くなっちゃって、
小心者の僕としては萎縮萎縮ですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こそっと体を小さくして、
替玉スルーで後客の後ろをスルーで、
出入口付近にある返却口へと丼を片付け、

 

 

「ごちそうさまでした。」

 

 

ちょいと気まずくそそくさと退散。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

YouTubeで観て知った店だけに、
食べてみたいと思わせてくれた店だけに、
臭みはあったのでそこは嫌いじゃないし、
食べられたことには満足だし、
クサウマ自体は良かったんだけど、
でも、また食べたい!とは思えなかった。

体験出来たことには満足。
食べられたことは良かった。

 

 

 

 

 

 

 

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