寒いですわね。
気温が低いのはもちろん、
遠州のからっ風で体温を奪われ、
体感温度が低い。
寒い。
温かいものを何かください。
ココロも体も寒過ぎるので・・・
あ、雪列車!
久しぶりに聴きたくなったので・・・
どうぞ。
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【ラボラトリー】
遠州鉄道、第一通り駅のすぐ東に位置し、
“実験室”を名乗っていて、
色々な取り組みを魅せる店。
レギュラーの案内の他、
限定の案内もあり、
むううううう
汁ありが出てるのかぁ〜
ラボタンモードではあったけど、
温かいものを食べたい気分でもあったので、
それにしてみようかなぁ〜
店内にも手指消毒のアイテムはあり、
済ませての着席。
海鮮系の案内は厨房近くにあり、
あの位置だとなかなか見づらいのよねぇ〜
食べたいものはあるけど、
限定にそれをセットにしたものがあり、
今回はそのセットにしてみる。
【伊良湖 天然寒ひらめ出汁 花巻風汁ありラボ麺 天然寒ひらめ丼 小セット】¥1,600
ラーメンの汁ありラボ麺、
ゴハンもののひらめ丼とのセットで、
ひらめ祭りですわよ。
【伊良湖 天然寒ひらめ出汁 花巻風汁ありラボ麺 】
さてさてさて、
まずはひらめで取った出汁に、
花巻風にしてるそうで、
は?
花巻風???
店主に後で訊いてみたところによると、
岩手県花巻市のものではなく、
かけ蕎麦に海苔を千切って散らしたもので、
甘みある味付けらしく、
更に調べてみると、
海苔が磯の華に例えられたことによるとか。
日本蕎麦でなくラーメンなので、
花巻風ってことみたい。
花巻風っぽいラーメン。
んでもって、
本来なら千切った焼き海苔らしいけど、
こちらでは旬である浜名湖の生海苔を使い、
“かけ”だけを求める変態が多いようで、
別皿に分けたんだとか。
もぉ〜、変態❤
そのかけも完全なかけではなく、
なると一枚を載せている。
富士山でも星でもない鳴門巻きのやつね。
ま、ま、ま、
とりあえずスープをひと口。
ぬ゛
今回は花巻風であるけど、
ラボ風でもあって、
出汁には天然寒ひらめを使っているそうで、
う〜ん
その出汁感は分かるんだけど、
魚魚感が出ちゃってて、
旨みというよりは魚臭さといったところ。
賛否両論ありそうで、
魚が苦手な人は全くダメかも。
で、タレがほんのりと甘く、
日本蕎麦のおつゆを感じさせるものだけど、
それが魚魚感をより増幅させてる感じ。
ふた口み口と重ねてみたけど、
むしろ塩でキリッとさせた方が、
僕的には良かったよな気はする。
合わせるは加水高めの細麺で、
スープはしっかりと馴染ませていて、
ぷりっとした弾力に、
もちっとした歯応えがある。
ふむふむふむ。
生海苔を投入するらしいけど、
その前にそれ自体を箸先でひと舐めすると、
おおおおお!
以前食べた時も違って磯の香りが高く、
年をまたぐ前と後での違いを感じる。
エンミもビシッと残っていて、
ちょっとしょっぱめ。
これをスープに少し落とし込んでみると、
あ!
スゲー!
こういうことね!
ほんのり甘く、
魚魚したスープに生海苔が加わることで、
しっくりと決まってくる。
こりゃ、
もうちょい入れにゃあ!
全体に溶き入れて、
麺にも絡ませると、
ブラボー!
なるほどなるほどなるほど!
ほんのり甘いひらめ出汁がベースとなり、
引き立ってくるのです。
そうなのです。
更に山葵を溶かし入れてみると、
ブラボー!
なるほどなるほどなるほど!
香り良き山葵が締めるねぇ〜
ビシッと決まるよ決まる。
一緒に提供された一味唐辛子は試さずも、
どんな感じになったんだろ?
興味を抱かずにはいられない。
けど、
山葵だけで十分楽しめちゃった。
なるとは素材の甘みを感じさせるもので、
今回は箸休め的存在ではあったか。
先着で提供されたのは、
ひらめのホルモンセット。
胆、卵、胃袋だそうで、
なかなか食べられるものでないだろうから、
出汁醤油は使わずにそのまま口へ。
胆は、ほら、コク深いもので、
もっととろけるかと思いきや、
ぷりっとした弾力があって、
臭み無くて旨い。
卵は胆の後だったからか、
そちらは淡白な感じ。
でもって、
特に気になったのは胃袋。
見た目は全くのホルモンって感じで、
ちょいと恐る恐る口にすると、
ぷりっ!
こりっ!としていて、
その食感が楽しい。
食べ物を食べ物で例えるってのは、
あまりよろしくないらしいけど、
え〜と、
ミノのような食感に感じました。
上手く表現出来ないけど、
そあ思ったんだからしょうがない。
ミノっぽい食感でした。
もちろん臭み無く、
ホントに魚なのなの?とも思ったりたり。
2つあったので、
もうひとつは出汁醤油にちょん付け。
うん、イイね。
【天然寒ひらめ丼 小】
ひらめですよ、ひらめ。
ゴハン中央に重ね置かれているのよ。
ラボの刺身にいきなり醤油!は面白くなく、
いつも通りに、
まずは、
まずは、
まずは何も付けずに食べてみる。
こりっとした歯応えがあり、
淡白で素っ気ない味わ・・・おッ?
甘みがじわぁ〜と滲み出てくる。
え?
ひらめってこんな感じだっけ?
淡白は淡白なんだけど、
意外に甘みがあるんだ。
これは面白い。
いきなり醤油!ではなく、
まずは何も付けずに食べてみると、
意外な発見があるのよ。
ま、それでもゴハンと食べるとなると、
出汁醤油は掛けるんだけどね。と、
ちょちょいと掛けて頬張る。
山葵も付けて頬張る。
まだ生海苔を残してあったので、
こちらも加えて頬張る。
残るスープを注ぎ入れ、
雑炊風にしてもイケるぞ。
ってなことで食べ進めての完食。
花巻風って聞き慣れない一杯であったけど、
味の重なりで楽しませてもらったし、
ひらめ丼もこれまたよろし。
新しい発見があるって楽しいわ。