お!
狙えるんじゃね?
うん、狙えるわ。
朝ラーは朝ラーなんだけど、
その中でも結構早い超朝ラーで、
ジモティじゃない僕にとっちゃ、
結構ハードル高しな店。
でも、イケんじゃね?
そういう機会もあるのよね。
そりゃ、活かさにゃ損損!
活かすべし!なのだ!
【◯元(まるげん)】
駐車場が変更になったのよね。
店前はそのままに、
店の横に新設されたので、
分かりやすくはなったかなと。
明るくなり始めた頃の到着で、
ちょうど入れ替わりっていうラッキー駐車。
それでも他のスペースもすぐ入れ替わりで、
ラッキーラッキーラッキーって感じで、
たまたまのタイミングなんだわ。
相変わらずの人気店よね。
店内は厨房を囲んでのコの字カウンターで、
ステージを取り囲む客席といったところで、
その中央で店主が調理姿を魅せています。
BGMはクレージーケンバンド。
イイね。
イイね。
イイね。
よっこらせ!
よいしょっと!
よっこいしょ!
ずっと何かしら動いていて、
その度に店主は声を発している。
◯元ステージは相変わらず。
メニューはこちら。
て
見えねぇし!
以前より増して黒ずんでしまって、
その内容も分かってはいるけど、
もう読み取りはキビー!
店名を冠すいつもの一杯を注文しよう。
「◯元!」
【◯元ラーメン】¥700
ほほほほほ
これなのよねぇ〜
◯元ラーメンなのよねぇ〜
その表情にニヤけっちゃうのよねぇ〜
白き丼にたたえられたベージュのスープ、
そこにはニンニクチップが浮かんでいて、
トッピングにはチャーシュー、メンマ、
そして青ネギをたっぷりぷり。
これなのよねぇ〜
◯元ラーメンなのよねぇ〜
その表情にニヤけっちゃうのよねぇ〜
既にニンニクチップの香りが溶け込み、
ほんのり甘くてミルキーな豚骨白湯ぽさに、
香ばしき香りを落とし込んでいる。
化学的な力強き応援があって、
口の中を刺激するけど、
それもまた◯元の魅力だったりするんだな。
合わせるは緩い縮れの入る細麺。
スープをしっかりとまとわせて、
ぷりっとした弾力、
しこしことした歯応えがあり、
ニンニクチップの香りが鼻から抜けていく。
青ネギが絡んでくるんだけど、
この青き香りがイイんだな。
たっぷりぷりな香りがイイんだな。
チャーシューを噛み締め噛み締め、
メンマポリポリ噛み締め噛み締め、
麺を食べるのだ食べるのだよ。
でもって、
まだまだイクよ。
コールをするのだ。
「替玉!」
【替玉】¥150
丼を一旦戻すと、
タレと共に替玉を入れて返してくれる。
隣客が帰ったので、
その前にあった辛しニラがようやく取れた。
紅生姜も合わせて投入し、
硬めな茹で上がりの麺に変化を付ける。
壺に僅かに残っていた辛しニラは、
量的には寂しかったけど、
辛みがビシッと効いていて、
そこからニラのクセある香りが広がる。
スープをピンクに染める紅生姜も、
酸っぱ辛さに生姜の香りがアクセントで、
この味変は好きなんだな。
てなことで、
口の中がバタバタと騒がしいんだけど、
その中毒性高き味を楽しめたのはもちろん、
超朝ラーの◯元で食べられたという、
超限定的な世界観を楽しめたという、
その事実に高い満足度を得られた感じで、
うん、それが嬉しいんだわぁ〜
支払いは目の前で。
日本人の良識を信じての支払い。
お金を置いて、
自分で釣りを取って、
「ごちそうさま。」
退店です。