ちょいとドライヴしての天竜区。
「熊」という地名があるんだけど、
それはもうちょい北上した辺りで、
熊出没が気になるニュースではあるも、
そこには至っていないみたい。
目指した店はこちら。
【中華そば あたご商店】

オープンからはもう4年経っているものの、
ようやっとの初訪問です。
そもそも船明(ふなぎら)から秋葉、
佐久間ダム方面に向かうことはあるものの、
その西側エリアはそうそう行く機会なく、
そのままずるずるとなっておりました💦

県道296号天竜東栄線のゆるいカーブ途中、
生活用品店を改装したと店ハケーン!
こんな場所・・・って思うも、
結構混雑してるのね。

駐車場は道路の両サイドにあり、
店側は混んでいたので反対側に駐車。
でねぇ、しっかり調べてなかったけど、
金土日、祝日の営業なのね。

たまたま営業の日ではあったものの、
ここまで来てフラれる可能性もあったので、
そして僕は途方に暮れるとこだった。
見慣れない服を着た君は今おらず、
ひとりではあったけどね。


店頭の案内を確認していると、
スタッフから入店を促され、
席待ち先客グループより先に暖簾をくぐる。
こんな場所・・・と思うくらい、
店内は清潔感あるオサレな空間で、
そりゃ、賑わうわなぁ〜と。

券売機は右にあり、
暫し暫くの思案思案。


限定パエリア中華そばが気になるも、
まずはデフォをイクべきよね、デフォを。

こんな場所・・・と思うくらい、
意外や意外で牛白湯がメイン。
醤油よりも塩が気になったので、
そちらをポチリ。

スタッフに食券を渡し、
カモメ亭グループの一覧を見たりしつつ、
キョロキョロしながらの調理待ち。



【牛白湯そば(醤油)】¥950

豚骨でもなく、
鶏でもなく、
牛の白湯らしいです。
油層厚きスープは見た目からオイリーで、
ちょいと引いてしまうお年頃なのよね。
こってりとしていてクドくならないか心配。

トッピングにはチャーシュー2種、メンマ、
刻み玉ねぎ、白ネギを配していて、
さ、どんな感じなんだろ?と挑むぞ。

まずはその油層をかき分けかき分け、
ちゃぷちゃぷしてひと口。

おぅ?
オイリー必須!こってり上等!って、
クドさ前提でのひと口だったけど、
あれ?
確かに口に入った時点ではそうで、
オイリーな牛白湯らしきものは感じるも、
すぐさま貝が覆い被さってくる感じ。
小波を渚で遊ぼうとしたら
大波、津波がざばーん!と重なってきて、
溺れてしまうような感覚。
違うか?
貝の存在感が強く、
オイリーな旨みを貝がふっと引いて鎮ませ、
それと感じさせにくくして、
貝の苦みがその存在感を記憶に残す。
コハク酸強ぇぇぇぇッ!

加水低めの平打ち麺を合わせていて、
スープをしっかりと馴染ませ、
滑らかな肌が唇をくすぐってくる。
もちっとした噛み応えがイイな。
刻み玉ねぎが食感にアクセントを与える。
白髪ネギはこの一杯には香りが強いかな。

チャーシューは2種。
煮豚仕様の豚バラ肉は厚みは薄いけど、
歯応えは強めでイイ感じ。
低温調理の豚肩ロースは酸化してて難。
メンマはポキポキ。
白コショウでぼちぼち。
【炙りチャーシュー丼】¥300

ゴハンものも、ね。
刻まれたチャーシューがゴロゴロと、
イイ感じじゃあないですか。
注文確認時に山椒の有無を訊かれたので、
アリ寄りのアリでお願いしたんだけど、
これが奏功で香りが鼻をくすぐり、
食欲を高めちゃう。

噛み締め感のあるチャーシューで、
ちょいと脂が多いところは気になるも、
それ以外は噛み締め感があって良き。
山椒もビシッと効いていて、
これがまたハマるんだわ。

黒煎り七味があったので、
これをフリフリでパンチアップ。

イイ感じでもっての完食でッす。
こんな場所・・・にあって、
オサレな空間、
なぜ?の牛白湯と、
なかなか面白いな、って思わせる店でした。
週末ドライヴの可能性あれば、
選択肢が限られることもあり、
寄ることはあるやもやも。