その名前は結構昔から知っていて、
若き時分の自分の実体験として知ってて、
食べ歩きをするようになって、
その頃は闇雲に有名店を食べてたけど、
ある頃からそればかりでなく、
SNSに上がらないような店も目が向き、
そうなると昔知った店も気になってきて、
時間経過で記憶が美化されてたりするけど、
今食べたらどんな感想なんだろう?って、
そんな気持ちが湧いてきて、
色々調べてみたりはしたんだけど、
既にそれらの店は閉じてしまってたりで、
同じ店名の、本店や支店なども同様で、
数が少なくなってしまってたり、
将来的にそのひとつになるんじゃないか?
そんなことも考えたりで、
今のうちに食べておきたいなって。
せっかく富士に来たなら、
支那忠食べていけばイイら!
【支那忠分店】

もっと東にあった店は知ってたけど、
そちらはもう閉じてしまっていて、
その関係性の有無は知らんけど、
懐かしき店名は同じなので、
食べておきたいなって訪問。

店頭に駐車場は7台ほどあるけど、
休日の昼間だもん、
そりゃ、埋まってて、
到着時にちょうど車が動いて空きが出て、
むふふふふ、のラッキー駐車。
車の陰に隠される列が出来ていて、
この最後尾に接続。

少しずつ少しずつしか列は動かず、
ようやく暖簾したから中が覗けたけど、
小さなテーブルが並ぶ店内は狭く、
ただひたすらに待つのみ。


20分ほどしてようやく入店すると、
テーブルは5脚ほどあるも、
壁付きでひとりしか座れないものもあり、
最大で10名ほどだろうか?
相席願いの案内も貼られているけど、
僕はちょうど空いてたおひとり様席に。
メニューはこちら。

半チャン推しのようには感じるし、
周囲も茶碗の半チャーハンが見られるも、
お腹の容量がたっぷりではないし、
まだ他も狙えるなら狙いたいし、と欲張り、
シンプルな一杯をイっちゃいます。

【らーめん】¥650

ナツい赤きテーブルをバックにして、
雷紋の赤きラインが入る丼での提供で、
透明感ある醤油色のスープ、
自由に泳ぐ麺、
なるともメンマもあるけれど、
チャーシュー、白ネギが盛られていて、
ややラフな盛りではあるけれど、
勝手ながらにエモいと思っちゃう。

今時の映えを意識した、
否、意識しすぎたかもしれません的な、
何を見ても同じ表情で、
誰を見ても同じ表情のKPOPアーティスト、
それを真似する自称アーティストのような、
口パクで気取る自笑アーティストのような、
日本語でココロ震わせておくれよ、って、
無名でもアカペラで震わせてくれるような、
そんなワクワク感を求めているのって、
ラーメンにも通じていたりのたりで、
小粒な店が増えてきたって思う今日この頃、
皆様いかがに思っています?
で
まずはスープをひと口。

うんうんうん、シンプル、
実にシンプルといった印象。
今時のラーメンは油で香りを立ち上げ、
素材をたくさん使い、
複雑な旨みの層を形成したりするけど、
それが奏功してるか否かは不明瞭で、
単に自己満で終わってるケースも多々で、
ワクワクまでには至らないものも多々で、
アーティスト気取りはラーメン界隈にも。
このスープは気取ってはおらず、
ほんのりと甘みがあり、
角の取れたエンミの醤油感で、
出汁にタレを合わせたというよりも、
チャーダレを薄めて割ったかのような、
そんな印象を受けるスープで、
実にシンプルな基本スープといった感。
あっさりとしていながらもコクはあり、
地味ながら滋味をしみじみ感じちゃう。

玉子入り自家製麺を使っているそうで、
僕的表現だと低加水極細麺。
緩く柔らかな昔ながらの麺かと思いきや、
硬めの茹で上がりでしこぱつな歯応えで、
エッジが効いているというもの。
昔ながらのスープに、
今を合わせたようなちょいと不思議な感覚。
ずずッ!と啜り上げ良く、
スープとも一体感良く上がってきちゃう。
白ネギはそこに絡んできて、
食感と青き香りで変化を付けてくる。

チャーシューは厚めに切られていて、
噛み締め感の中から旨みが滲み出る。
低温調理の微妙な血生臭みなく、
切り置きの微妙な酸化臭もなく、
肉の旨みをシンプルに楽しめる。
メンマはポキポキ。
なるとはなると。
飾り立てることなく、
シンプルシンプルってそんな表現しかなく、
ボキャブラリーの無さを感じちゃうけど、
それゆえに惹きつけられるものがあり、
老若男女で賑わうのだろうなと実感。
今回は腹都合で食べなかったけど、
半チャンを食べている方々が多く、
しかも年配の夫婦で食べている方々多く、
SNSで情報を得たわけでなく、
気取らずにふらっと食べに来て、
外での待ちはあったものの、
食べることを楽しみに待ち、
そんな時間を楽しんで帰っていく。
そんな時間を共に共有し、
まだ待ちが続く外を意識し、
現金会計を済ませての退店。
うんうんうん
舌を楽しませるだけでなく、
色濃く残る昭和の雰囲気とも併せ、
時間を楽しませてくれる店といった感で、
気待ち的に嬉しさを感じたなぁ〜
うん、なんかね、良かったわ。
体験出来たことが良かったわ。
(๑╹ω╹๑ )