その店は魅力的なんだ。

SNSを賑わすような店ではないし、
実際に賑わせてはいないとは思うものの、
ココロ賑わせてくれる数少ない店の一つで、
もっと賑わって欲しいと思っている店。

静波海岸を目標に牧之原台地を進み、
国道150号沿い、
CoCo壱、セブレブの交差点を南下、
すぐに右に折れて進むと、
倉庫らしき建物が見えてくる。

そこ！

【麺屋 たいちゃん】

（牧之原市静波1994-1）

見えてくる横からだと分かりにくいけど、
正面にくると店だと分かる。

のぼり旗もあるので分かりやすいと思う。
暖簾をくぐりて入店すると、
店内は右前方に厨房があって、
それを囲むようにL型カウンターがあり、
テーブルは手前右側にある。

券売機は左手に。

一応儀礼的に眺めるんだけど、
もうね食べたいものは決まってて、
ココロ揺れることなく決まってて、
その確認をするかのように眺めたら、
店主に声を掛けて口頭注文をする。

PayPayは使えるんだけど、
非対応の券売機なので、
QRコードを読み込んでの支払い。

チリン！PayPay！

楽しみに待ちますよ。
そりゃ、待ちますよ。

【塩ラーメン】￥850

間違いないですねぇ〜

その味を知っているので、
その表情を見ただけでパブロフの犬状態。

早く口にしたくなります。

青き雷紋と龍が描かれた丼って、
ちょいと寂しい感じはするものの、
琥珀色のスープ、泳ぐ麺、
チャーシュー、穂先メンマ、刻み白ネギ、
半熟味玉で温かい雰囲気を作り出している。
そんな気がする。

僕の勝手な思い込みなんだけど、
刻み白ネギのラーメンって、
なぜか美味しそうに見えちゃうんだな。
なぜかワクワクしちゃうの、
なぁぜなぁぜ？

スープは鶏ガラ、節による鶏魚介清湯で、
塩をやや強めに、
でも、しょっぱいというほどでない塩梅で、
その旨みをきりっと引き締めている。

遠くに酸味が感じられるのは節由来かな？
それらが一体化した旨みあるスープ。
イイんだなぁ〜

ふた口み口重ねてしまうのはやむを得んよ。

合わせるは自家製麺。

低加水ストレート細麺は滑らかな肌で、
スープをしっかり馴染ませて一体化。
しこしこな歯応えと合わせて楽しませる。
イイんだなぁ〜

ここに刻み白ネギが絡んでくる。
細かく切られているので麺に適度に絡み、
シャリシャリと食感に変化を与えてくる。
刻みネギってやっぱイイわ。

チャーシューは豚肩ロースを使ったもので、
炭火焼きによる香ばしき香りがして、
ぷりっとした弾力、
じわっと滲み出てくる旨みが良き良き。
チャーシュー増しにして楽しみたいくらい。

・・・いつも忘れてるけど。

穂先メンマはシャクシャク。

楽しんで楽しんで、
味わって楽しんでの食べ進みで、
モチのロンでの完食。

水を飲んで口を拭いて席を立とうと思うも、
もうひと口、
もうひと口ってレンゲを運んじゃって、

えぇいッ！
もう飲んじゃお！

ゆっくりと丼を傾けての飲み干しで、
完全スープペロリの完スペフィニッシュ。

ちょいとエンミ高なので、
躊躇いは無いわけじゃなかったけど、
飲み干したくなる旨さなんだよなぁ〜
あたしゃ、好きなんだなぁ〜

ちょっと距離的に離れていて、
なかなか行けないもどかしさはあるも、
また食べたい気持ちは強く、
次はいつ食べられるんだろ？

また静波海岸を目指しちゃうんだわ、絶対。

(￣▽￣)b