ちょっとイヤなことが続いてて、
気分一新したく、
いつもとは違う体験をしようと、
ラーメン以外の世界、
和食の世界を覗いてみたく、
静岡市へと足を運んだものの、
予約情報が上がっていなかったので、
まぁ、それでも混んでるだろうなとは思い、
ダメ元ではあったんだけど、
駐車場は空いていて、
開店して暖簾が掛かっても同様で、
もしやイケるか?
なんてな期待は高まったんだけど、
アンのジョーで予約がいっぱいらしく、
そこんとこはやむなしで、
納得しつつも残念ながらの撤退。
ラーメン以外を考えていたので、
その次の行動は考えておらず、
駐車場で思案思案だったんだけど、
次が決まらない。
なんだかんだで30分くらい居たんだけど、
来車無しのまんま。
えぇ〜?
ひとりだったもんで、
何か食べれたんじゃね?
なんてな気持ちが湧いてきて、
悶々モヤモヤ、ザワつくココロ。
まぁ、上手くいかないものだわね。と、
ちょっとイヤなことを重ねた感で退散。
やむなしやむなし。
そこんとこはやむなし。
水曜日、木曜日はラーメンDAYSで、
ランチにはラーメンが食べられる。
和食の世界も覗いてみたいけど、
その限定のラーメンも食べてみたい。
今回は高級食材を使った一杯で、
和食の要素も大いに盛り込んでいそうで、
それは是が非でも食べてみたい。
ちょっとお高いようだけど、
異世界のお勉強も兼ねてイってみましよう。
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【四季の幸 江戸駒】
あれ以降、土日祝は要予約となったものの、
ラーメンDAYSの水曜日木曜日は対象外。
が、同じ轍を踏みたくなかったので、
念には念を入れて予約してあったのねん。
江戸駒 Instagram ➡ https://www.instagram.com/edokoma.shizuoka/
今回は温かく迎え入れてくれましたぞん。
前回の件でお言葉をいただきましたが、
いやいやいや、お気遣いなく。
むしろ恐縮しちゃったわ💦
雨が降る中での訪問で、
晴れも良かったんだけど、
雨の庭もイイよなぁ〜
アプローチもさることながら、
案内された和室からの庭も見事。
ラーメンの世界とは違うものだな。
あ
メニューはこちら。
和食のラインナップがあって、
「選べる一汁三菜」も食べてみたいけど、
前回のテンションほどではなくなったな。
今回のラーメンは2種あったけど、
狙いはこちら。
鱧(はも)と松茸を使った一杯ですぞ。
【鱧と松茸のラーメン】¥2,700
キレイな一杯ですなぁ〜
キレイな庭を見ながら、
この空間という特別感もイイですなぁ〜
フタを開けてみると、
赤い椀にたたえられる澄んだスープ、
丁寧に折り畳まれるも若干乱れある麺、
主役たる鱧、松茸の他、
三つ葉の茎、すだちが添えられています。
チャーシュー、メンマ、味玉などを使い、
安易にラーメンに寄せてくるでなく、
和食の延長としてのラーメンといった感で、
そこんとこは好感が持てます。
ま、でも、
そのお値段ゆえに少々怯んじゃうんだけど、
いつも通りにイっちゃいましょう。
まずはスープをひと口。
ほぉ
鱧とカツオの出汁を使い、
土瓶蒸しをイメージしたものだそうで、
油の浮かないスープは薄味で、
スープというよりおつゆといった印象。
和食だとすまし汁というべきか?
ガツン!と強烈な旨みではないので、
神経を研ぎ澄まして舌に集中し、
味わいを確認するような感覚。
ふた口み口と重ねることで、
じんわりじんわりとそれが染み入ってくる。
滋味深き旨み。
旨いなぁ〜
合わせるは加水低めのストレート細麺で、
京都は「麺屋棣鄂」のものらしい。
肌ダレずの滑らかさで、
ぷりっとした弾力、
ぱつっとした歯切れの良さがあり、
スープの馴染みは大人しめで、
食べ始めは気持ちが高まるほどでないけど、
これは徐々に高まっていくんだろうなぁ〜
スープというか、
おつゆとのバランスからすると、
にゅうめんを食べてるような感覚に近い。
ずるずるずる
そのまま食べ進めてみるんだけど、
旨いには旨いんだけど、
旨みが平坦な感じだし、
エンミが足りない感じだし、
舌への蓄積が進むわけじゃないし、
なかなか気持ちが高まってこないなぁ〜
まだまだこれからだよな、きっと。
トランキーロ!
あっせんなよ!
松茸と鱧は高級食材ゆえ、
もったいなき気持ちもあって、
いつ食べようか?って、
後半に取っておいたけど、
そろそろイってみよっかな。
松茸はコリコリとした食感があって、
うん、まぁ、食べ慣れた食材じゃないので、
なんか旨いんだろうなぁ〜と思う。
鱧は梅肉が添えられていて、
どうやって食べるのが正解かしらん?
作法的にはどうすれば正解か知らん。
ひと口ではサイズ的に大きいし、
ひと口ではもったいない気もしたので、
梅肉と合わせるのは後にして、
ふた口でイってみようかな。
はむはむはむはも
ふっくら柔らかな口当たりで、
白身の淡白な旨みがふっと現れ、
骨切りされた小骨がふっと現れ、
なるほどなるほどなるほど。
ふた口目は梅肉と一緒に。
はまはみはむはめはも
淡白な旨みゆえ、
梅肉の酸味がアクセントとなって、
全体の旨みを高める感じだわ。
あぁ、なるほどなるほどなるほど。
三つ葉は香りのアクセント。
すだちは輪切りとなっているので、
8の字搾りでぐぎぎぎぎ。
爽やかな香りの酸味が加わる。
はい、そんな感じです。
おつゆは残したくなく、
じっくり味わいつつ丼を傾け、
完全おつゆペロリの完おつです。完乙。
和食の延長にあるラーメンといった感で、
それは食べ始めから終わるまで続き、
キレイな出汁は味わえたんだけど、
にゅうめんといった印象でもって、
汁物の椀サイズならイケると思うけど、
ラーメンサイズとなるとちょいとキツい。
旨みが単調、一本調子の平坦さで、
それが蓄積して盛り上がるわけでなく、
松茸や鱧が加わることで何か変わるでなく、
味変要素にはなっておらず、
途中からはエンミが欲しくなるほどだけど、
唯一梅肉がその可能性はあったけど、
それは鱧とのペアだし、
なんか途中から食べ飽きちゃうんだよなぁ〜
絵画に例えるならば、
キャンバスにすっげぇキレイな色を塗るも、
単なる単色のキャンバスというだけで、
そこにメリハリさはなく、
奥行きや奥深さが無いような、
名画ではない感じ。
複雑な色の名画に魅入りたかったなぁ〜
ラーメン店の限定やイベントなどで、
気負い過ぎ、頑張り過ぎちゃって、
いつもとは違う高級食材を持ってきて、
空回りを感じることもあるけど、
そうではなく、
あくまでその和食の世界観で、
今回の秋の限定となったと思うんだけど、
和食を楽しませてくれる要素はあったけど、
和食の世界からは抜けきれず、
ラーメンには至らずといった中途半端さで、
ちょいともったいない一杯に感じたなぁ〜
お値段がそれなりだったので、
ちょいともったいない一杯に感じたなぁ〜
次のラーメンはどんな感じになるかしらん?