悩ましい。
限定で出される一杯ではあるけど、
提供したりしなかったり、
僕にとっては神出鬼没な一杯で、
それ目当てで行っていたわけではないけど、
何度となく食べられないとなると、
もう食べられないんじゃないかと悲観悲観。
ま、それはそれとて、
旧上張を離れ、
磐田で戻ってきた店長KATZは、
悲観的な姿勢だったものが変わり、
何やら自信がつき、
取り組み方が前向きになったよな印象。
知らんけど。
(。-∀-)
ちょいと注目したくなるのも至極当然。
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【磐田 麺屋 さすけ】
7時からの朝ラー営業で、
ま、そんなに早くは行けなかったけど、
昼には早い時間帯での到着は、
駐車場に空きはあるものの、
店内は賑わっている様子。
外に置かれた限定メニューを眺めると、
おりょ？
この日はセアニボが提供されているのか！
ま、でも売り切れってパターンだろうな。
はなから諦めモードではあったんだけど、
おりょ？
「×」ではないではないか！
店内はほぼ満席で、
お姉さん方を前にして、
クールを装うKATZに悟られないよう、
僕もココロ小躍りするのを悟られないよう、
クールを装ってポチリ。
デリカシー云々を説いているKATZに、
スタンプカードと共に食券を渡し、
静かに静かに調理待ち。
【特濃背脂焼き煮干し】￥1,000
ようやく会えたぜ！の磐田セアニボ。
みっちりと細かく背脂浮かぶスープ、
ででんッ！
丼の端から端まで横たわるチャーシュー、
細切りメンマ、青ネギ、
刻み玉ねぎには唐辛子を掛けていて、
んでもって、
子門真人かよッ！
バラ海苔が暴れまくっています。
とにかくとにかく、
まずはスープをひと口。
ほほッ！
バランスだなぁ〜
煮干の香りが鼻をくすぐると、
それを殺さない醤油感、
ふっと残る背脂の甘みと、
それぞれの良さを活かした組み立て方で、
旨みが広がってくる。
こういうことなのね。
煮干の苦みはヤキニボということで、
あまり出ないような印象で、
ガツン！とインパクト大なものではなく、
じわじわと旨みを楽しめるセアニボで、
これはこれでイイなぁ〜
あ、そうそう、
ここんとこ他店において、
醤油の比重の高い一杯を何度か口にし、
それはそれで楽しめたりはするんだけど、
肝心の旨みを隠しちゃってたりしていて、
そのバランス感ってどうなんだろ？
ちょいと思うことがあったので、
もやもやが少し晴れたような気はした。
出汁感を活かした方が好きだな、あたしゃ。
じーっ
('◉⌓◉’)
反応を伺うように、
厨房からの視線を感じつつもスルーし、
ふた口み口とレンゲを重ねる。
うん、イイなぁ〜
麺を引き出してみると、
現れたるは縮れの入った極太平打ち麺。
スープを馴染ませていて、
ぷりっとした弾力、
もちっとした歯応えがあり、
柔らか過ぎずの押し返す力がある。
この麺好きなんだよなぁ〜
煮干の旨みをしっかり抱え、
暴れる麺をはむはむはむ。なんだわ。
バラ海苔が少しずつ主張を始めてくるので、
全体をスープに浸し、
くにゅくにゅんと柔らかくなったらば、
麺に絡ませてやると、
磯の香りが合うんだわ。
煮干に合うんだわ。
新たなる旨みが追加され、
箸の勢いも増しちゃうんだな。
唐辛子がスープに入り込み、
ピリッと辛味でアクセントを付けてくる。
刻み玉ねぎは瑞々しき食感で、
たまたまなのかもだけど、
これが結構辛くて、
唐辛子のピリ辛以上のアクセント。
辛ッ！
メンマは細切りで繊維質豊富でポキポキ。
チャーシューを引き出してみる。
これがまた長いんだ。
臭みなく、
脂の甘みがあり、
厚みがあることで歯応えであったり、
食べ応えがあるんだけど、
結構な存在感なんだよなぁ〜、うん。
KATZがニンニクの醤油漬けを推してくる。
自家製だそうで合うんだとか。
ひと匙入れてみる。
ふた匙入れてみる。
なるほどなるほどなるほど。
醤油味のスープに醤油漬けなので、
あまり劇的な効果は感じられず。
醤油漬からない方が合うんじゃね？
それよりも今回の刻み玉ねぎの方が強い。
ま、ま、ま、
てなことを思いつつも、
焼煮干のセアニボの出来は良く、
浮いた玉ねぎは掬い、
残るスープをしっかりと味わい、
完全スープペロリの完スペフィニッシュ。
うんうんうん！
やっと食べられた焼煮干のセアニボ。
バランスの良い仕上がりで、
これはまた食べたくなるわな。
でも、早い時間帯で売り切れになるらしく、
退店時にはちょうど売り切れになるほどで、
なんとか食べられて良かったと思うほど。
いやぁ〜
限定も色々なものを出してきてるし、
早い時間帯に売り切れになるってぇと、
次はいつ食べられるかしらん？
なかなか悩ましいわね。
(@_@)