とんねるず生ダラでの企画から始まり、
ラーメン店を開業。
多店舗展開をしたものの、
コロナ禍において一部を残して店を閉じ、
なんやかんやで夫婦で営業を行なうべく、
本名を使った新店をオープンさせる。
ってな番組を観た。
一時は浜松市べんがら横丁であったり、
確か静岡市にもあったっけね。
そんなこんなで気にはなっていたんだけど、
ま、でも、このご時世において、
なかなか県をまたいでの行動ははばかられ、
諸々解除にはなったものの、
かといって、
自由奔放に元通りにってわけではなく、
対策をした上で少し動いてみようと、
行くエリアを決めた上で、
気になってた店をいくつか選び出し、
絞り込んでのLET'S ら GO!
((( _ ヾ(๑╹◡╹)ノ"
道の駅に寄って休憩をしたり、
気になるものを買ってみたり、
小雨降る中での濃霧を走ってみたり、
土石流の傷跡残る橋付近を走ってみたり、
なんだーかんだーで到着したのは12時台。
でも、駐車場らしきものが見当たらない。
特に表示が見当たらず、
店の前をスルーして右に曲がってみるも、
有料駐車場らしきものは見当たらず、
ならばと左に折れ、
うねうねと進んでみると漁港が見えてくる。
ちょいと調べてみると、
ここでもイイみたいなので駐車。
でっけークレーン船を背にし、
道路を渡りて電話ボックス横を通り過ぎ、
階段を上っていき、
上り切ったとこを右に曲がると、
住宅街に突如として現れる外待ちの列。
はい、ココです。
ココが目的地なのです。
2021年3月13日オープンの新店。
【伊藤商店】
ラーメン店「でびっと」で知られる店主、
あ、ヒロミ、ミスターちんと組む、
「B21スペシャル」でも知られる店主、
デビット伊東が本名の伊藤を冠し、
夫婦で始めたラーメン店で、
テレビを観て興味が湧き、
食べてみたいと気になってたのよ。
小雨降る中、
10人ほどの列が出来ていて、
その最後尾に着くと、
前の方からメニューを渡される。
予習であれやこれやと思案思案。
あ、駐車場案内はこちら。
店の斜向かい、
坂を下った左側に4台分があって、
もしくは港に置くようにとのこと。
小雨は降っているし、
この日は急激に気温が低下したので、
寒くて外待ちが堪える。
列はなかなか進まずで45分。
ようやっと声が掛かっての入店。
店内は奥に厨房があり、
その前にはカウンター3席ほど、
右にはベンチシート併用でテーブル2脚、
左には小上がりが見える。
店主は調理中で、
にこやかな顔を時折見せている。
改めましてのメニューはこちら。
餃子から始まって、
秋メニューと称した全体メニュー、
個別の商品説明があって、
神奈川と静岡のハイブリッドおでん、
その名も「かなおかおでん」の説明がある。
体が冷えていたので、
おでんを先に食べたいとこだったけど、
まだ他に予定もあったので控え、
それでも餃子は食べてみたく、
ラーメンとのセットで頼んでみゅる。
厨房の店主は芸能人ではなく、
あくまでラーメン職人といった感じで、
調理を進めていく。
早く食べてみたいな。
仙台四郎も好きな味なんだろか?
【伊藤餃子】¥450
まず提供されたのは餃子。
黒豚餃子と2種類あったけど、
そりゃ、
店主の名が入ったものを食べてみたい。
大きめサイズのものが3個並んでて、
焼き目こんがりはイイ感じ。
まずはいつも通りに何も付けずにぱく。
皮は厚めで歯応えがあり、
餡は肉多めのもので、
肉メインの餃子って割と脂多めで、
クドさが気になったりすることがあるけど、
これはそんなことはなく、
下味も過不足無くの味付けでもって、
ぱくぱくと食べれちゃう。
妻の餃子に夫のラー油で“夫婦餃子”らしく、
それを試してはみるけど、
ラー油勝ちは否めずなので、
僕的にはそのまま“独身餃子”の方がイイわ。
【豚鶏そばワンタン(塩)】¥1,050
白き丼に白く濁りあるスープ、
麺はさほど見えず、
トッピングに配されるは、
チャーシュー、メンマ、刻み玉ねぎ、
青ネギ、そしてワンタン。
ワンタンがぷくっと丸みを帯びていて、
期待値を高めるんだけど、
とりあえず、
とりあえず、
とりあえず、
まずはスープをイっちゃおっかな。
メニューでは“ひとすじスープ”と謳われ、
あ、これは秋メニューの豚鶏のようで、
春は豚、夏は鶏からの秋の鶏豚なので、
冬はまた違うものになるやも。
鶏の骨をじっくり時間をかけた鳥出汁、
サバの骨を焦げるまでローストしたスープ、
これを合わせているそうで、
同じ記述ではあるものの、
豚には触れられていないし、
トリプル、ダブルとの記載があるし、
ちょいと困惑するものではあるけど、
ま、動物系×サバが基本ってことらしい。
ひと口。
おほッ!
サバ!
予想以上の風味だぞん。
軽い酸味を伴うサバが前に出てきていて、
それを動物系が支えるような感じで、
ほんのりとした甘みがあり、
それよりも輪郭はっきりのエンミで、
塩らしさは感じさせてくれるんだけど、
旨み的にはしっかりと主張してきて、
それを十分に楽しめるので、
エンミは抑えても良さげには感じるな。
うん、
ちょいと強めには感じるなぁ〜
合わせるは低加水細麺。
スープの馴染みは良く、
さくさくとした歯切れの良さがある。
この麺はイイなぁ〜
合っているなぁ〜
旨みをしっかりと抱えていて、
一体感があってイイんだけど、
エンミをも抱え込んでくるので、
食べ始めはイイんだけど、
後半はどうなるものかしらん?
刻み玉ねぎはしゃりしゃりと、
青ネギはざくざくと、
食感で変化を付けてくる。
チャーシューは低温調理されたレア仕上げ。
軽く八角のような香りを含ませていて、
しっとりとした柔らかき歯応えだったりと、
嫌いな感じではないんだけど、
酸化らしき臭みを感じてしまったので、
そこんとこは残念ではあるなぁ〜
うん、残念だ。
メンマはぽきぽき食感で、
小気味良さのある歯応え。
邪魔しない味付けもイイわ。
ワンタンは3つほど入っていて、
皮はちゅるんと優しく舌をくすぐり、
餡は柔らかくでジューシーで、
ワンタンは好きだなぁ〜
選んで正解だったかも。
後半はやはりエンミの蓄積があり、
しょっぱく感じてきちゃう。
感じてきちゃうんだけど、
サバの風味、旨みも強いのでイケる。
でもエンミは抑えた方がよりイケるよなぁ〜
などと感じつつ、
それを残さず味わいたくもあり、
完全スープペロリの完スペフィニッシュ。
席を立って支払いを済ませ、
「ごちそうさまでした。」
しっかり目を合わせてくれる店主に挨拶し、
余韻を持っての退店。
気になることはあり、
特に強めなエンミは気にはなるものの、
それを上回る旨みはあって、
麺との相性も良かったので、
これはまた食べてみたく思えた。
ま、とにかく、
真鶴(まなづる)近くに来たら、
寄ってみたい店ではあるわ。
開店おめでとうございます。
( ̄▽ ̄)b