静岡市街をぶらぶら。
人通りのある場所から離れ、
目線をその高さだけでなく上や下、
横などに向けてやると、
見えてこなかったものが見えたり、
新しい発見があったりするのが楽しい。
ここは何だろ?
細長い建物で奥にドアを配しているようで、
そこまでを路地のようなアプローチにして、
奥行きを活かしていて面白い。
指を絡ませたようなデザインだなぁ〜
現場監督泣かせかも。
ここは以前も通って目にしたけど、
やっぱ好きだなぁ〜
破風の妻飾りのレンガの組み方が面白いわ。
カンタさんは好きだろうなぁ〜
おぉ!
この映画は宣伝を見たけど気になるなぁ〜
有村架純だもんなぁ〜
菅田将暉も僕は好きなんだよなぁ〜
花束のような恋をしてみたいわ。
にわかだけど、
鬼滅も気になるなぁ〜
よもやよもやだ。ってやつでしょ?
外壁の多数の丸い穴は何かの役割だろか?
風通し?
明かり取り?
その先が今回の目的t・・・
お?
カレンダーは休みにはなってないけど、
あ!
土曜はランチ営業じゃないんだ。
あああああ、そうなんだぁ〜
よもやよもやだ。
さてさてさて、
どうしたものか。
あ!
確か限定が出てたよなぁ〜
蟹食べ行こう!
はにかんで行こう!
静岡市役所の窓周りなどの装飾がイイね。
静岡県庁の建物も好きよ。
げ!
ドンキーが呟いている。
急遽蟹中止だと。
よもやよもやだ。
しょんない、またにしようか。
あ!
チェックしていた店に行ってみよう。
静岡伊勢丹の裏通り、
これはその別館らしいけど、
こういう造りもキライじゃないな。
その並びにあるのが佐乃春ビル。
“元”という字を途中に入れたくなる世代。
僕はガラスのジェネレーション。
つまらないオトナにはなりたくない。
(=゚ω゚)ノ
あ
でね、その一角に目的の店はある。
暖簾は掛かっている。
間違いなく営業している。
やもよやもよだ。
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【地鶏料理 椛(もみじ)】
外にはメニューが貼り出してあって、
予習が出来るのはありがたい。
それでも外観の和風感にちょいビビりで、
恐る恐る引き戸を滑らすと、
店内は明るめで、
通路右手にテーブル、
左手は広い板の間となっていて、
掘り炬燵式にカウンターもある。
入ってみると不安要素は無い。
案内された席に着き、
メニューを眺める。
鶏をメインとするものの、
それだけでなくバラエティ豊か。
でも鶏の刺身なんかは無いんだ。
あれ、旨いのに。
ま、でもお目当てはラーメン。
限定などもあるけど、
やはり基本的な一杯をイクべきか。
塩が先に来ているのはイイな。
それ、イっちゃいましょう。
【鶏塩】¥825
雰囲気を作ってきてるなぁ〜
油玉浮かぶ大人しめな色合いのスープ、
トッピングにチャーシュー、玉子焼き、
しめじ、水菜、白ネギ、白髪ネギ、
そして手まり麩、花麩を浮かべていて、
これと玉子焼きが色目的にも目を惹き、
キャッチーなアイテムとなっている。
白髪ネギはラフな感じはするものの、
全体的にはイイ感じじゃね?
レンゲは受け皿に置いてあり、
表情を壊していないことに好感が持てる。
それはそうと肝心なのは味で、
その点はどうだろ???
てなことで、
まずはスープをひと口。
うん
うん
う・・・ん
鶏をベースにした清湯で、
鶏感は出てはいるんだけど淡く、
塩感、エンミも薄く、
それ故に鶏油が目立ち、
旨みを探し求めてしまうような感じ。
ふた口み口と重ねてはみるものの、
味蕾に訴えかける力が弱く、
僕的には物足りない。
合わせるは多加水細麺で、
軽くウェーブがかっている。
麺肌は滑らかで、
想像通りにスープは流れ気味。
箸も滑り止め加工されたものではないので、
麺が滑ってしまい、
そこへ意識が散ってしまうのは残念。
ぷりっとした弾力があり、
明らかに麺勝ちの様相。
ネギや水菜を絡めてみるも、
やっぱスープが弱いので浮いた感がある。
しめじはどんな役目なんだろ?
チャーシューは鶏胸を使用していて、
さくさく、ぱさぱさといった食感で、
こちらも下味が乏しいように感じる。
手まり麩、花麩は食感的に面白くはある。
玉子焼きはスープを馴染ませるものの、
味的にはやはり弱い。
でも、ラーメンのトッピングとしてはアリ。
下手げに味玉にするよりは、
この店らしくてイイと思う。
でもそこまで。
特に気持ちが高まることもなく、
経験値が増しただけだったな。
所々面白い要素があるだけに、
なんだか勿体無さしか感じなかったわ。
はい、以上です。
さて、帰ろう。