居酒屋が期間限定でラーメン屋をやるって!
コロナ禍での自粛自粛のあおりを受け、
休業要請期間は過ぎたものの、
飲食業も厳しい状況は続いていて、
その対策の一環ではあるんだろうなぁ〜
ラーメン屋をやるんだって!
調べてみると、
海鮮系をメインとする居酒屋のようで、
そこが作るラーメンってどんなんだろ?と、
ちょいと気にはなるなる気にはなる。
そりゃ、
食べてみないことには分からない。
食べてみなきゃ!なんだわ。
足を延ばして向かうとその店を発見。
スタッフが居たので話をしてみると、
そちらは本店だったようで、
ラーメンは支店側で提供してるとのこと。
場所を教えてもらっての訪問。
「さえ丸おじさんの店 沼津駅南口店」は、
ラーメン屋として期間限定営業。
【ラーメン さえ丸】
(沼津市大手町5-2-22)
沼津駅の南、
仲見世商店街の入り口付近に位置していて、
その仲見世は沼津を舞台とするアニメ、
「ラブライブ! サンシャイン!!」を前面に、
タペストリー、フラッグ、マンホールなど、
あちこちにキャラをあしらっている。
それとは関係無いけど、
着ぐるみにマスク、
こういうセンスは嫌いではない。
さてさてさて、
店は2階にあって、
階段を上っていくと、
ホールがあるんだけど結構暗い。
営業中の看板は出てたけど結構暗い。
センサー音が鳴り、
出てきたスタッフに迎え入れられる。
消毒液が用意されているので、
もちろんシュッ!揉み揉み揉み。
店内はボックス席となっているようで、
落ち着いた雰囲気があり、
こりゃ、
居酒屋営業の際に来たくなるなぁ〜
テーブルには飲み物メニューがあるも、
まぁ、呑みたいけど呑むわけにはいかず、
14時以降提供のおつまみも気にはなるも、
目的とする麺メニューを眺める。
パイタン表記があるってことは、
こちらはチンタンかな?
ってことで、
店名を冠した一杯を、
塩でイっちゃおっかな。
【沼津さえ丸ラーメン 塩】¥700
居酒屋のラーメンではあるんだけど、
丼、スープ、麺に加え、
トッピングにチャーシュー、メンマ、
ホウレン草、海苔を配るなど、
らしい表情をしているねぇ〜
味玉との選択とされていた、
通常見慣れないアジに違和感はあるけど、
特徴的で面白くはあるかな。
スープをひとk・・・
あ!
柚子皮も忍ばせてあったんだ。
アクセント効果が楽しみではあるね。
改めてのスープをひと口。
丸鶏ガラ、沼津地サバ出汁を使用だそうで、
それを活かすように、
塩は強く効かされてはおらずの淡麗さで、
押し付けがましい印象は受けず、
仄かな甘みある旨みを味わえる。
イイね。
一緒に入ってきた柚子皮の、
パッと広がる爽やかな香りもイイな。
合わせるは加水低めの細麺。
う〜ん、
トルネード状にぐるぐる絡まり合っていて、
持ち上げてもほぐれず、
てか、
団子状で硬い歯応えの部分もあり、
麺茹ではイマイチに感じるなぁ〜
そこを除いた他は、
スープの旨みを抱え込んで馴染ませていて、
相性自体は悪くはないと思う。
それだけに、
トルネード団子はもったいなかったな。
チャーシューは肩ロースのようで、
その色が気にはなっていたけど、
案の定、
口にすると若干の酸化臭を感じた。
メンマはポリポリ。
ホウレン草は歯応えを残すもの。
よく見かける茹で過ぎ、
トロリとしたものではない点はイイね。
ま、ただこの一杯にあっては、
香りが強くて邪魔しがちで、
スープとは合ってないように思う。
豆アジカリカリ揚げは、
干物を揚げたもののようで、
頭からかじればエンミ高な、
まさに干物だね。
揚げてあることで、
骨ごとガリガリと食べれちゃって、
これはこれで面白くはあるけど、
このラーメンと合わせると、
取って付けた感はあってどうなんだろ?
期間限定での営業ではあることだし、
凡庸なチャーシュー、メンマは止めて、
こちらの路線で、
居酒屋でウリとする海鮮系で、
他店と違う方向で攻めた方が面白そうだし、
記憶により残りそうなんだけどなぁ〜
ま、ま、ま、
ともあれ味的に悪いわけではなく、
楽しめたんだけどね。
ちなみにこちらは同行者が頼んだ一杯。
【沼津さえ丸ラーメン 醤油】¥700
スープをひと口もらったけど、
こちらも出汁を活かしての軽い醤油感。
悪くないだろう。
他にパイタンもあるし、
まかないめしもあるし、
選択肢があるのは嬉しいところだし、
訪問の昼時はリーマンらしき方々も来店し、
食事を楽しんでいる様子ではあったけど、
なにせ期間限定。
会計時にスタッフに訊いてみると、
少なくとも5月いっぱいはこのスタイルで、
以降は不明とのことなので、
確実に狙うのであれば、
5月中に行くべし。べし。