すっげぇ気になっちゃったのよ。
すんげぇ気になっちゃったのよ。
昆布水つけ麺の新店なんだけど、
◯日後にオープンってな告知投稿を見つけ、
ま、そこまではありがちではあるんだけど、
“まずけりゃ全額返金”って強気な姿勢。
気になるじゃない?
すっげぇ気になっちゃったのよ。
すんげぇ気になっちゃったのよ。
プレオープン期間に感想を求める為でなく、
ずっとそれを告知し続けているし、
開店1ヶ月以上経ってもそのままで、
よっぽど自信があるのか?
よっぽど自身がイカれてるのか?
人の味覚は千差万別なれど、
東京神奈川の超有名店のそれを食べ、
肩を並べたまたは超えてしまったかもで、
旨味調味料でも入れない限り、
これ以上の甘さ旨みを出すことは絶対無理。
ってなことをアップしてたんだけど、
昆布水自体はもう出尽くした感はあり、
新店にも関わらず今更感はあるものの、
ラーメンは基本的に好きではないらしく、
紫陽花に初めて行き、
あるんですね近くにも美味しいラーメンが、
そんなことを宣うくらいだもの、
この驚異的な自信なんだもん、
よっぽど自信があるのか?
よっぽど自身がイカれてるのか?
興味はますます増すばかりで、
口コミは良さげな感想ばかりだけど、
それらは無視し、
前情報は無視し、
どちらの店でもそうなんだけど、
あくまで目の前に提供された一杯を、
ニュートラルな気持ちで自分の舌で感じ、
美味しいものは美味しいと、
そうでないものはそれなりに、
また食べたいか?否か?で判断したい。
是非とも実食してみねばねばねば。
【つけ麺 礼音(れのん)】
は?
ナビで向かうは住宅街で、
ラーメン店はおろか飲食店も無さげで、
ちょいと不安になりつつの到着。
駐車場はあるのかしらん?
キョロキョロすると、
曜日否定で目の前が使えるようで、
すんなりスムース駐車。
それ以外にも用意はあるようだけど、
ハツホーだと分かりづらい案内図💦
早めに着いたんだけど、
まだ他客はおらずのポールで、
写真撮る以外にやること無いので、
真夏の太陽に負けないココロで、
あっちゃこっちゃを撮りまくり、
真夏の太陽にやっぱりココロは負け、
日陰で同行者と話をしつつの開店待ち。
その時刻を過ぎても動きはなく、
暫くしての暖簾掛け。
細かいけど時間は大事だと思うぞ。
お?
靴を脱いでの入店なのね。
その先は和風な造りの料理店といった感で、
掘り炬燵式で6人ほど座れるカウンター、
6人×1脚のテーブルがある。
メニューはこちら。
昆布水つけ麺のみで塩 or 醤油の2択、
チャーシューは追加アイテムで、
とにかく昆布水と麺を楽しめ!って、
そんな強きメッセージを感じられる。
よっぽど自信があるのか?
よっぽど自身がイカれてるのか?
先入観は一旦置いといて、
ニュートラルな気持ちで楽しんでみよう。
調理待ちをしている間、
周りをキョロキョロしてみたり、
食べ方指南を読み込んでみたり、
なるほどなるほどなるほど、
昆布水つけ麺は初めてじゃないし、
どこかで見たよくある説明文だし、
お?
結局全部無視して好きなように食べろと、
こちらも見たことあるし、
それらは一応踏まえた上で、
ま、好きなように食べるとしましょう。
【天然昆布水つけ麺 塩】¥1,100
さぁ!
は?
「説明をさせてください。」と店主。
食べ方指南書には目を通したし、
目新しいジャンルじゃないし、
そもそも提供された時点、
その状態が一番美味しいと思うのに、
つまらない説明を聞かなきゃいかんの?
くどくどと説明を聞かされて、
気力が萎えるわ。
カブロン 凸
まずはお猪口の純度高き昆布水を飲めと。
麺で昆布水が薄まっちゃってるので、
1等級天然昆布水を飲んで欲しいんだと。
はいはいはい。
粘度は高いものでなくシャバく、
それなりに旨みがある気はする。
あああああ、
旨みがあっておいちいね。
でも遠くにある感じだね。
こんな感じでよろしいですか?
でね、麺なんだけど、
茹で上げたものを冷水で締めるんだけど、
その麺を片手に手繰ってさ、
片手で麺線を整えるかと思いきや、
そのまとまった麺を握ったのよ。
ぎゅーって握ったのよ。
ぎゅーって絞ったのよ。
余分な水を残さないよう絞り落としたのよ。
一滴も残さないように、
ぎゅーぎゅーって絞ったのよ、おじさんが。
雑巾じゃないっての。
若いお姉ちゃんがさ、
握ってさ、握ってさ、握ってさ、
絞ってさ、絞ってさ、絞ってさ、
一滴も残らないように絞ってさ・・・あ!
ちょっと違うことを想像しちゃった。
\(//∇//)\ テヘペロ
茹で前に手揉みするのと違ってさ、
茹で後にぎゅーぎゅーってさ、
見てて気持ちのイイもんじゃないよなぁ〜
初めて見たわ。
で、麺をそのまま食べてみるよ。
昆布水とやらを混ぜ絡ませてみるよ。
京都「麺屋棣鄂」の低加水中太平打ち麺で、
そこんとこは間違いないとは思うけど、
昆布水が薄くてシャバいので、
棣鄂の麺に敵うはずもなく明らかな麺勝ち。
1等級とやらの良質な昆布なんでしょうが、
それを活かしきれていないし、
昆布の旨みが明らかに不足していて、
和食ならそれでイイのかもしれないけど、
ラーメンだと違うと思うんだよなぁ〜
陥りやすい典型的な非力な組み合わせ。
化学の力は使わずとも、
旨みは出せると思うし、
ラーメン嫌いの人は経験少ないだろうけど、
そういう店は数多くあるし、
なんなら昆布水に節系の旨みを加え、
アレンジする店もあるよねぇ〜
ラーメンってこんなもんでしょ?
こんな感じで美味しい連呼でしょ?
って、ラーメンを舐めてない?
ちなみにガゴメ昆布は使わないのかしら?
どぅるんどぅるんの好き嫌いは別として、
あの粘りに旨みはあるし、
麺にも絡みやすいし、
締めた水が昆布水を薄めると言うんだけど、
ガゴメの粘りがあれば、
たとえ薄まったとしてもたかがしれてるし、
麺への絡みもイイし、
まぁ、和食とラーメンは違うからね、
最上級の昆布を使えば旨いはず!って、
そんな思い込みもあるのかなぁ〜?
で、塩を麺に載せてみる。
うん、これは旨い。
麺の甘みは引き出されるし、
てか、塩自体が旨いな。
ぬちまーすではないけど、
この塩自体が旨いな。
昆布水は薄いけど塩だけでイケちゃう。
でもつけ汁もイってみよう。
塩つけ汁は水出し昆布にドライトマト、
椎茸、鶏肉、豚肉を加え清湯スープを作り、
愛知県産しじみを入れて、
かえしには白出汁を使い、
青ネギ、刻み玉ねぎを入れるんだと。
ドライトマトの影響なのか?
白出汁とやらの影響なのか?
妙な甘さがあって、
つけ麺にしては塩のキリッと感がなく、
ちな、同行者の醤油も口にしたけど、
醤油の方がより甘い印象で、
そこに主張の強い刻み玉ねぎはイミフで、
昆布水つけ麺としてはビミョー。
むしろ否。
海苔は旨い。
千切って入れると磯の香りを放ち、
この海苔は旨いと思う。
残る昆布水でスープ割りし、
とりあえず完食にてフィニッシュ。
チャリン!現金払い!
結局のところ、
昆布水は全然旨みが足らず、
棣鄂の麺を使おうが弱過ぎてバランス悪で、
塩で食べるのが一番良かったし、
海苔を絡めても良かったけど、
つけ汁もトンチンカンなバランスの悪さで、
“まずけりゃ全額返金”ってあるけど、
100%不味いってわけでもなく、
もし美味しくなくて、
二度と来たくないと思われてしまったら、
全額返金と言われたら、
それには該当するかなとは思うけど、
ん〜ん
その考え方もビミョーなんだよなぁ〜
使われた食材や環境に対し、
経費としては払うべきと思うし、
僕自身それを素直な感想で表現したいので、
払うべきものは払った上で表現したいし、
それがカッコいいとでも思っているのか?
不味いと言わせないような布石というか、
ある意味脅迫的というか、
美味しい以外言わせないように、
暗に強要しているというか、
単なる自己陶酔自己満オナニーというか、
「お金を払えばイイんでしょ?」
万引き犯が開き直って、
捨てゼリフを吐くのと似た感じというか、
イヤらしさを感じちゃって気持ち悪い。
Googleのクチコミを見ると、
☆5ばかりでサクラっぽいものが多く、
知り合いに頼んで書いてもらったのか?
疑わざるを得ないものがほとんどで、
ま、新店ゆえに認知度が低いやもだけど、
それでも高評価ばかりは気になるな。
それでも低評価もあるにはあって、
それには店も反応していて、
口に合わなかったならば全額返金するので、
店に寄ってくれとレスを返していたけど、
それもどうかと思うよ。
食べ手としてもそれらは理解して食べ、
店の意図に共感するしないはともかく、
理解して支払っているのだし、
二度と来たくないと思っているのだから、
わざわざ店には寄るはずないじゃん。
9月にラー博出店するロックのそれは、
町田赤坂でも尼崎でも食べてはないけど、
飯田商店では食べたことあるし、
僕はそこが初めての体験だったかな。
粘度ある昆布にオドロキ、
まとわりつきにオドロキ、
そのまま食べてオドロキ、
塩を載せた麺でオドロキ、
それだけで半分以上食べちゃって、
それだけでイケると食べちゃって、
ヤバい!
つけ汁使わなくっちゃ!って、
それに浸けてもオドロキ、
そのデビューはオドロキの衝撃で、
それは静岡県にも広まって、
リスペクトだったりパクリで広まって、
先述した節系でアレンジしてみたり、
無化調で当然ながらイケたし、
仮に化調を使おうが、
不味いよりは美味い方がイイし、
例えが上手くないのは承知の上で書くと、
モルヒネであったり、
ステロイドであったり、
なんちゃらかんちゃらと、
それらは使い方次第でもって、
色々と判断されるべきかなと思うし、
ま、出来れば無化調なれど、
使い方次第で有化調もアリだと思っていて、
僕は化調は無化調寄りの容認派なので、
使って上手くなるならイイと思うし、
使わないのであればそれもイイし、
この昆布水つけ麺も考え方次第だし、
無化調で旨い店は数多くあるし、
つまらないこだわりは要らない気はする。
ちなみに・・・
1等級の天然昆布を低温でじっくりと、
温度管理のもと時間をかけ旨みを抽出し、
そこにもう1種の昆布を加え、
1〜2日かけて冷蔵庫で水出しするらしい。
が
昆布水ってネーミングは、
熱を加えないから昆布水で、
熱を加えたら昆布出汁になっちゃうので、
そう名付けたんだと、
YouTube「渡辺樹庵のここだけの話」で、
昆布水の元祖たるロック嶋崎さん、
その本人から聞いた話を紹介してた。
ま、あくまで祖たる嶋崎さんの事実として、
そこからある意味ジャンルのひとつとして、
広まった昆布水つけ麺。
まずけりゃ返金よりも、
まずは旨いものを作っておくれよ、まずは。
カイテンオメデトウゴザイマス。
( ̄^ ̄)凸