臭゛
店内に一歩足を踏み入れた途端、
鼻をかすめる臭いが来る。
鼻をかすめる臭いが突く。
いや、あの、その、
そそる臭いが鼻をかすめ・・・
「でへへ」
笑ってしまう。
人間、思いがけないことが起きると、
一瞬時間が止まって思考停止。
その事実を把握しようと頭フル回転で、
即座に対応が出来ないのは無理もない。
【新横浜ラーメン博物館】
浜松「蔵前家」店主が動き、
「横浜ラーメン 六角家 1994+」が開店。
それ目的で訪れたんだけど、
同行者の目的はまだ他にあり、
お腹の容量やその後の行動も考えて、
ミニラーメンにしたんだけど、
もうひとつの目的はこの館内にある。
以前食べた店はスルーして、
階段を上った先にそれはある。
【博多 一双】
博多の店は行ったことはないけど、
行ってみたいとチェックはしてた。
ま、でもね、
どうせならそちらにハツホーしてみたいし、
してみたいと思ったのよねぇ〜
ま、でもね、
同行者が行くっちゅうんで、
そこは同行すべきかなって、
列に着いてスタッフから案内を受ける。
タッチパネルの券売機を眺め、
まぁ、ノーマルの一杯、
こちらもミニサイズにしようと、
ピッピッピッと操作して、
チリン!PayPay!
食券をスタッフに渡し、
促されて店内に一歩踏み出すと、
臭゛
単独店舗はもちろんのこと、
フードコート的施設でもって、
こういう匂いでない臭いが感じられるって、
結構衝撃的オドロキ!
思わず口に出ちゃってテーブル席に着くと、
それを聞いた隣のカップルが笑ってる。
いや〜
だって思わず口に出ちゃったんだもの、
だってしょうがないじゃないか。
えなりかずきも言うさ、きっと。
でも、その臭いってそそるんだわ。
期待値を上げるには十分なんだわ。
神奈川県小田原市の店を思い出させるけど、
そう、店内の香りだけでそそってくるのよ。
同行者共々黙ってニヤニヤニヤニヤ。
思わず出ちゃうのニヤニヤニヤニヤ。
ワクワクがもう止まりません!!!!
【ラーメン・ミニ】¥680
どう考えてもアリ寄りのアリ、
むしろアリ超え。
イノキ超え。
細かく泡立つスープがそそるぅ〜
チャーシュー、キクラゲ、青ネギ、海苔と、
トッピングがあるにはあるけど、
それよりも気になるのはその泡。
テンション上がるのは上がるで仕方なく、
それでも気持ち抑えてスープをひと口。
ほほほほほ
豚骨の熟成感感じるスープで、
店内ほどのインパクトではないけど、
しっかりとした臭みを感じられて、
これがまたイイのよ。
程良き臭みといったとこで、
それがまた口の中、鼻腔へと膨らんでいき、
もうその世界観にハマっちゃうのよ、マヂ。
合わせるは低加水極細麺。
確か硬さを訊かれたはずで、
とりあえず“普通”にしてもらったけど、
しなやかな中に僅かかに粉っぽさを感じ、
スープをしっかりと持ち上げて啜らせる。
ヤバいなぁ〜
ヤバいなぁ〜
ヤバいなぁ〜
こういう施設内でこのレベルって、
ヤバいなぁ〜
ヤバいなぁ〜
ヤバいなぁ〜
豚骨に力があるので、
バリカタにしても良かったかなと後悔も、
でもハツホーだしね、
そこんとこはやむなしやむなし。
キクラゲはコリッコリ食感で、
麺にアクセントを付けてくる。
キクラゲ合うね。
チャーシューも挟んだりするけど、
やはりスープと麺だけで成立するほどで、
あまり記憶に残っちゃあいない💦
ミニラーメンは替玉は出来ないようだけど、
あまりの良さにまだ食べたい気持ちは強く、
う〜ん、やっぱまた食べたいよなぁ〜
年パスを取ったので、
またその機会を作りたいところだなぁ〜
そうそう、博多の一双も行きたいなぁ〜
施設内の一杯が僕的には強烈過ぎて、
惹かれる要素アリアリですよ。
そうですよ。
このままフィニッシュもアリだけど、
卓上には辛子高菜もあって、
せっかくだからと摘まんでみたけど、
これが結構辛い。
てか、激辛。
スープに放出して楽しんでの完食ですわ。
むしろ完食ですバイ。
エンミはそれなりにあるので、
完スペまではしなかったけど、
そんな気持ちはなくはないほど。
いやぁ〜、良かったわ。
期待値は一歩入店で爆上がりで、
口にしてもそれは下がることなく、
いや、気持ち高ぶらせるには十分な一杯。
楽しませてもらいましたわ。
テンション高での退店で、
昭和の世界観たる館内を楽しんで歩き回り。
芹沢達也のTシャツに惹かれるも、
らあめん清流房だけではインパクト薄で、
「情報を食ってるんだ」の文字無く断念。
惜しい。
ま、ま、ま、
そんなこんなでもって、
開館後1時間での各店待ち時間を確認し、
さ、横浜を離れますわ。
年パス買っちゃったし、
また来るや否や?
それはキツネ様のみぞ知る。