YouTubeを観てる。
『渡辺樹庵のここだけの話』を観てる。
・・・ここ最近なんだけどね。
高田馬場「渡なべ」店主であり、
ラーメンコンサルタントであり、
ラーメン食べ歩きラヲタであり、
浜松「浜田山」であったり、
磐田「ヤマシロ」であったり、
静岡県内にも関連する店があったり、
ま、それはそれとて話が面白いのだ。
ラーメン店主というよりラヲタとして、
イイヒトぶるのではなく、
キレイゴトばかりを宣うのではなく、
自分の感じたことを発していて、
で、で、で、
発言しにくいことも発言したりしていて、
そんなこと書かなきゃイイのに、とか、
私なら書かない、とか、
自分の意見を押し付けてくる人が多い中、
思ったことは素直に表現したい僕にとって、
共感出来ることもあったりで、
実に興味深く観ている。
で
そちらで名前を聞いた店。
なんぶさんという方がYouTubeで紹介し、
その評し方がイイとゲストに呼ばれ、
へぇ〜
そんな店があるんだぁ〜
なんて思っていたら、
東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー、
TRY新店大賞を獲ったらしく、
「渡なべ」出身ということで、
樹庵さんも喜びを隠しきれていない。
ほぇ〜
それは気になるねぇ〜
オープン時期の動画は観てないんだけど、
どんな店なのか気になるねぇ〜
で
好きな造形作家さんの個展があったりで、
東京に行きたいタイミングであったりで、
他にも諸々重なったりなんかして、
どうせならラーメンを食べたいな、って、
そう思うただのラーメン好きな僕。
どこのラーメンを食べよう？と思うも、
普段から足を運ぶでない遠いエリアだもん、
行きたい店はたくさんあるし、
とにかく東京さ、
店はどこにでもわんさかとあって、
選択肢があまりにも多くて絞りきれない。
電車はあちこち走っているし、
どこもかしこも行けそうな感じがして、
選択肢があまりにも多くて絞りきれない。
無理。
諦めた。
個展や諸々の場所は新宿なので、
そちらを中心としてエリアを少し狭め、
色々と計画を考える中、
今、食べておくべき一店を決め、
そこから近いエリアで・・・って、
まだそれでも選択肢は多いんだけど、
とりあえずココ！って決めました。
決めたのです。
(￣^￣)ゞ ﾋﾞｼｯ
新宿から京王線で向かうは「桜上水駅」
そこから商店街を通り、
首都高速高架橋が見えてくる。
並走する国道20号、
甲州街道を右に折れると、
11時の開店を前に行列が見えてきた。
20〜30人ほどかな。
記名表は無いようなので、
そのまま再後尾に接続。
2023年1月15日オープンの新店。
この記事を流し読み
【桜上水 船越】
ドアガラスに店名が書いてあるんだけど、
鏡のように人が写り込んじゃうので、
なかなか苦労して撮ったよ、撮ったの。
気温が低くなってきて、
風が吹き抜けるのに加え、
甲州街道の車による風も加わって、
待ちが寒い！
ギリなんとか凌げたけど、
それでも体は冷えていった。
入店までの1時間はなかなかキツかったぞ。
そう、その入店までの間、
記事書きの内職をしてみたり、
店名文字を撮ってみたり、
案内を撮ってみたり・・・
ま゛
マヂか？
マヂか？
マヂか？
しっかり調べてなかったけど、
定休日は水・日だったんだぁ〜
来るのが翌日だったらヤバかったわ！
マヂでヤバかったわ！
東京まで来て定休ぶち当たりだったらば、
ココロ折れて立ち直れなかったやもやも。
危なかった💦
スタッフが中から促してくれての入店。
店内はコンクリート打ち放しの表しで、
左には厨房があって、
それをクロス張りの造作が囲み、
L型カウンターに8席ほどが用意されている。
券売機は右側にある。
ハツホーはいつも迷うところだけど、
醤油は発売休止ちうだし、
オススメはワンタン塩とされているので、
モチのロン、それ一択でイってみましょう。
ポチッとな。
セルフの水を用意して、
紙ナプキンは遠慮して席に着きます。
周りをキョロキョロ。
真上からの照明は実に嬉しい。
ラーメンへのピンスポは実に嬉しい。
楽しみだぞ。
ワクワクするぞ。
おら、ワクワクすっぞ。
(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))
【ワンタンメン（塩）】￥1,200
これはこれはスゴイな。
丼のフチぎりぎりまでスープが張られ、
そこには既にラムスデン現象が見られ、
薄い膜が張りつつある。
チャーシュー、メンマ、ワンタン、小松菜、
白ネギなどがトッピングに配されていて、
トングを使って盛られていたんだけど、
結構手早くて、
今時の映える見た目からすると、
ややラフな印象を受けるも、
スープを含めてワクワクさせてくれる表情。
とにかくその味を早く口にしたいと、
レンゲで軽くちゃぷちゃぷしてひと口。
あああああ
ふた口。
あああああ
み口。
あああああ
なるほどなるほどなるほど〜
こりゃ、イイなぁ〜
諸々の情報は情報として、
あくまで他人様の評価であって、
有名店だから、
高評価店だから、
人気が高いからとか、
高かろうが低かろうが、
それに囚われることなく、
あくまで自分がどう判断するかが大事で、
東京やその他の地域においても、
同じスタイルで向き合おうと思ってるけど、
ファーストインパクトはイイなぁ〜
鶏、豚などの動物系に、
昆布など魚介系を合わせているそうで、
濁りあるスープは円やかさがあって、
軽く舌を包み込むような柔らかさがあって、
コク深さがあって、
きっちりと塩がそれをまとめている感じで、
あ、そう、白コショウが効いているのだ。
ビシッ！と効いているのだ。
ぼんやりとさせるのではなく、
キレを持たせていて、
それがレンゲを運ばせるのだ。
事前情報を活かすとすると、
銘柄鶏などは使ってはいないそうで、
やや鶏臭さを感じはするものの、
それら雑味も旨みのひとつとして働き、
惹きへと繋げている気がする。
知らんけど。
麺を引き出してみると、
現れたるは平打ち縮れ麺。
厚みのあるもので、
手揉みによるランダムな縮れが出来ていて、
ぷりっとした弾力があって、
滑らかな肌が唇を舌をくすぐり、
口の中で暴れるような元気さがある。
スープをしっかりとまとわせていて、
一体感があって、
それでその暴れっぷりでしょ？
食べていて心地良く、
楽しいとさえ思わせてくれるのよ。
これはイイよなぁ〜
チャーシューは・・・おりょ？
1種類ではないようで、
これは豚バラだよね。
脂の甘みが出ていて、
醤油できっちりと味が染みている。
これは豚ももだよね。
噛み締め感のあるもの。
これは豚肩ロースだよね。
燻製の香りが付けられていて、
それはスープに負けることなく、
でも、勝つこともなくそこに溶け込む。
低温調理の見た目キレイなもの、
それを映えるようキレイに並べるでなく、
部位違い調理違いの肉を散らし、
あちゃこちゃ忍ばせているようで、
ランダムに登場させるのは面白い。
最近やたら増えた感、
ぶち当たる感のある気になる酸化臭は無く、
肉の旨みを存分に味わえてイイなぁ〜
酸化臭はどんな旨いラーメンであっても、
その一杯としての印象を歪めるので、
あれは嫌いなのよねぇ〜
興醒めしちゃうよねぇ〜
これは問題無し。
ワンタンは皮大きめ、
餡は大き過ぎず程良きの大きさ。
餡は下味しっかりで物足りなさなく、
皮は溶けてふにゃりーでなく、
ちゅるんと滑らかに入ってきて、
喉越し良く消えていき、
しかも5枚も入っていて食べ応えあり。
楽しむ満足度高しで良き良き。
メンマはコリポキ。
盛りの最上部に置かれたネギと小松菜。
食べ進めていくと、
これらは自然と散る形となり、
麺と絡み始めてくる。
ネギは辛みある香りに、
ザクザクとした食感で変化付け。
小松菜はほろ苦さが口の中をリセットし、
また新しい気持ちで食べられる、
イイ箸休めアイテム。
カオスな世界観へと進んでいくんだけど、
個性バラバラに主張しちゃって、
ふと我に返って冷静になるんじゃなくて、
一体感があって引き込まれるような感じで、
気持ち盛り上がっていくのだ。
カオスな世界観を楽しめるのだ。
とかなんとかで、
麺量は200gらしく、
しかもチャーシューやワンタンなどもあり、
食べ応えのある一杯なんだけど、
飽きさせずに一気に食べさせる力があって、
夢中になっての完食。
あ！
卓上アイテムがあって、
酢を使っての味変もイイらしく、
レンゲ内でちょっと試してみると、
あら！
酢味になるでなく、
スープが負けてなくて、
これはイケるかもしれないな。
いや、イケるな。
しょっぱ過ぎるではないし、
しょっぱめってわけではないけど、
エンミはハッキリとしているので、
塩分は控えるお年頃なので飲み干しは断念。
うん、でもホントは飲み干したかったほど。
外待ちの列は長くなっていたので、
長居はせずに退店。
「ごちそうさまでした。」
他人様の評価は置いといて、
「渡なべ」出身だからではなく、
樹庵さんがどうのこうのではなく、
そういう情報はガン無視して食べたけど、
素直に旨いと思ったし、
単純にまた食べたいと思えた。
うん、これはまた食べたいな。
僕の美味しいの基準、
“また食べたいか否か？”
これに当てはめると、
また食べたいと思えたし、
書いている今もそう思ってるし、
あああああ
思い出しても食べたくなる。
また食べに行きたいわ。
TRY新店大賞受賞、
おめでとうございます。
そして、
開店おめでとうございます。
m9(￣▽￣) ﾄﾞｰﾝ!
タカ☆ラーメン・オブ・ザ・イヤー、
TRY新店大賞の最有力候補だわ。
(￣▽￣) ふ