そのキレイな表情が気になっていたの。
その写真だけで食べてみたいと思ったもん。
やっぱ見た目って大事よね。
料理は味だとは思うものの、
それをまず口にしたいと思わせる、
そんな視覚的な魅力があるとイイよねぇ〜
とにかく見た目で惹かれてしまったの。
そうなの。
間借り営業をしていたようで、
それを知ったのは終了直前で、
結局南極放送局で食べられずだったけど、
どうやら店舗営業が始まったらしい。
それは興味がある。と、
機会を狙っていたんだけど、
ようやくそんな時が訪れて向かいます。
混雑する道を川沿いに折れると、
全く店がある気配が無く、
住宅地に向かうだけのような感覚。
でもナビによると近くにあるみたい。
パチンコ店の裏辺り、
ビルがあったんだけど、
それらしき店名を示す看板は無い。
道路看板も店名看板も見当たらない。
ん?
あれがそうか?
小さく20cmほどの真鍮看板が見えた。
あ、そうだ!
ここなんだ!
え?
ホントにここか?
半信半疑で店頭に向かうとまさにそれで、
ドアには「OPEN」の文字が見える。
間違いない!
駐車場が見当たらなく、
その表示も無いので、
店のInstagramを調べてみると、
唯一「17」の1台が専用駐車場とのこと。
僕、持ってるなぁ〜
Instagram ➡ https://www.instagram.com/genmai_to_men/?hl=ja
奇跡的にその1台が空いていたので、
まさにまさにのラッキー駐車。
ありがたしありがたしだぞ。
2021年11月12日オープンの新店。
【玄米と麺 ワタナベ】
恐る恐るドアを開けると、
奥にカウンターが見える。
すぐ右で手指消毒を済ませて進むと、
アクセントに一部タイル埋め込みの白壁、
木製の見せ梁の下には、
厨房を囲むL型カウンターに7席、
利用しているのは実質6席かな?
テーブルもあるけど2席×1脚のみ。
オペラが小さく流されていて、
ちょいと緊張しちゃう雰囲気。
メニューはこちら。
目的とするものはそれのみで、
玄米の付くセットもあり、
“オススメ”とあるので、
やっぱこれかな?
てか、これだよな!と注文。
暫しの調理待ち。
【玄米と麺のセット】¥1,200
ラーメンと玄米ゴハンのセットで、
オススメとされていたので、
それは無視出来ないな、と注文。
てか、
これが推しだろうし、
店名で謳われるは“玄米と麺”だもの、
両方食べるのは必須でしょう。
玄米は単品扱いされてないし・・・。
それにしてもキレイな表情をしています。
ラーメンはもちろんのこと、
玄米の上にも具材が載り、
その色使いであったり、
配色にも気が使われているよに思う。
オサレだわ。
【汁ソバ・塩】
醤油 or 塩の選択を求められ、
メニューにその謳いが無かったので、
突然の選択要求にアタフタしちゃったけど、
その力量を推し量るには塩かな?って。
厚みのある白き丼には
透明感のある淡き色のスープを張り、
そこに丁寧に畳まれた麺、
トッピングにはチャーシュー、
ルッコラ?、青ネギ、
赤く視覚効果の高いミニトマトを載せる。
片側寄せでのトッピングにより、
スープと麺を魅せていてイイね。
でも、この佇まいを見ていると、
どこかのそれに似ている気がする。
マヂでガチにそう思ってしまうんだけど、
関連はあるんだろか?
ワテはそう思ってしまうわ。
まずはスープをひと口。
お
上品だなぁ〜
ほんのり僅かな酸味のある出汁で、
塩がキリッと輪郭を整え、
でも寄り添うように効かすあっさりさで、
しょっぱくなく旨みを整えている。
これは何だろう?
後で調べてみると煮干を煮出すでなく、
引いているんだそうで、
そこに天日塩、白たまりを使っているとか。
じっくりと出汁を楽しめる感じで、
ほっとする味だわね。
合わせるは自家製らしき平打ち麺。
むっちりとした食感で、
スープに対してはやや重い印象があり、
スープが弱く感じちゃう。
キレイなキレイなキレイな出汁なんだけど、
麺とのバランスで考えると、
スープにもうちょい力が欲しい気はするな。
ワクワクしないんだわ。
チャーシューはエンミがしっかり入ってて、
ルッコラはほろ苦さがこの一杯には強い。
ミニトマトは甘酸っぱく、
半分しかないのでムズイけど、
スープに溶かし込めたら面白そう。
【玄米】
玄米の上に旬替わりの野菜を載せていて、
見た目はバツグンに映える。
キャッチーなんだわ。
赤かぶ、えんどう、大根、なめこ、
そら豆、ズッキーニ、ニンジン、青菜など、
多くの野菜類が載せられていて、
それだけでなく、
塩茹でであったり、
焼きであったり、
酢漬けされていたり、
クミンの香りが付けられていたり、
多種多様とはこのことで、
それを摘まむ楽しさがあってイイのよ。
ただ単純に玄米を先に口にしたかったので、
到達がスムースでないのは惜しい。
それと玄米と一緒に食べる為に、
そこに野菜を載せているとは思えず、
唯一なめこは味付けがそれと合ったけど、
食べにくさは否めないかな。
ぱくぱくぱく
残ったスープにご飯を入れて茶漬け風に・・・
そこに旨さのピークがあります!
メニューにはそんな文言が添えてあり、
その通りに入れて口にすると、
うん、なるほどなるほどなるほど。
玄米って香りが強いので、
淡いスープにあっては明らかに玄米勝ち。
そこに旨さのピークは無かった・・・かな。
茶漬け風であるならシロメシの方が合う。
間違いなく合う。
ま、ま、ま、
てなことで、
さらさらさらっ、
茶漬け風を流し込んでの完食。
自動的に完スペ。
意図するものは意図するもので分かるけど、
そこにこだわりが強過ぎて視野が狭くなり、
逆に全体が見えてない気がしないでもなく、
食後5分後の後味に注目しようにも、
食後5分後の後味が残っていない感じで、
また食べたいという意識が、
食べ終えて数日後の現時点でも、
まだ生まれていないのは事実。
ジコマンに収まらない魅力が、
いつか生まれるとは思うけど、
僕は知らないままとなるやもしれない。
知る必要はないかもしれない。
( ̄(工) ̄)