十人十色いろんな考え方がある中、
超有名店を絶対視する方が居て、
ま、そういう時代もあったかもだけど、
異論を唱えてこられたりする。
単純にその味を口にした時、
旨いッ!ってのはもちろん、
あれ?と思うこともあるはずだし、
特に食べ歩きをしている方は、
逆に無いとおかしい気はする。
完璧な店など無いと思ってはいるので、
特定の店を絶対視するのでなく、
そこんとこはどの店も同じように向き合う。
向き合いたい。
情報を含めた先入観を食べるでなく、
目の前の一杯を真摯に食べて、
旨いものは旨い、
そうでないものはそれなりに表現したいな。
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【蔵前家】
休日はのほほんと過ごし気味で、
行動開始が遅めではあったものの、
やっと気持ちが固まって向かうと、
それでも混雑はしていて、
記名システムではないので列に着き、
促されるまで待機。
促されての券売機前。
さてさてさて、
前回は炊いたまま、
味付け無しの豚骨スープを楽しみたく、
醤油抜き、油抜きのヌキヌキを頼んでみた。
取り上げて発信する方は居たし、
あ、テレビでも紹介されたっけね、
それを出せ!と強要するのではなく、
仕事を侮辱するのでなく、
むしろ素のスープをそのまま出せるほど、
仕事ぶりを感じさせてくれる一杯で、
店主も自信があるからこそ出せる一杯で、
前回は堪能させてもらったんだけど、
今回は味付けされたものが食べたい。
ノーマル「ラーメン」のみをポチリで、
あ、でも「ねぎ〈白〉」は加えたいな。
今回はそんな感じで、
好みはオール“ふつう”で食べてみよう。
うん、そうしよう。
セルフで水を用意して、
案内されたカウンター席に着く。
あ
ゴマすり器の出口が詰まらないように、
工夫してあるのかしら?
詰まりやすいみたいだからねぇ〜
などと思いつつ、
食券を渡して好みを伝えて調理待ち。
「これ、どうぞ。」
奥さんがカレンダーをくれた。
これ使いやすいんだよねぇ〜
「ありがとうございます。
良い年が過ごせそうです。」
「あ、俺からです。」
うぉッ!
横から店主が乱入してきた!
「渡したのはこっちだけど、俺からです。」
「私が愛情を込めて渡しt・・・」
「俺からです。」
苦笑いで困惑する奥さんが言葉を発するも、
被せて主張してくる店主。
「執拗に・・・💦」
僕も困惑だけど、
年内最終で夫婦漫才が見られて良かったわ。
(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
ありがとうございます。
そんなこんなのやり取りがあって、
すぐに一杯が提供される。
【ラーメン】¥700
ほほほほほ
もうね、
ニヤけるしかないわ。
ノビシロしかないわ。
茶色いスープは厚い鶏油の層を抱え、
どどん!とチャーシューを、
ホウレン草を、
フチには海苔を並べ、
どっちゃりと追加の白ネギが盛られている。
もうね、
ニヤけるしかないわ。
ノビシロしかないわ。
鶏油の層が厚いので、
これをちゃぷちゃぷしてひと口。
.
ふ
いや、うめぇなぁ〜
しみじみ旨いなぁ〜
ふた口み口。
いや、うめぇなぁ〜
しみじみ旨いなぁ〜
醤油“ふつう”はやや強めに効いているけど、
しょっぱいというものではなく、
自宅(自炊く)系豚骨白湯はそれに負けず、
濃厚な旨みの層で支えていて、
膨よかなる世界観が口に広がる。
控えめに言って旨い。
控えめに言って旨い。
控えめに言って旨い。
合わせるは家系御用達、
酒井製麺の平打ち麺。
“ふつう”にしてもらっての茹で上がりは、
滑らかな肌をしていて、
ぷりっとした弾力があり、
もちっとした歯応えで、
奥にぐっと噛み応えを残している。
スープをしっかりと絡め上がってきて、
一体感を持たせている。
イイなぁ〜
ニヤけるなぁ〜
しみじみ旨いなぁ〜
追加トッピングの白ネギが絡み始めると、
ざくざくとした食感、
ネギの香りがプラスで、
でも豚骨を殺すことなく働いてきて、
この白ネギプラスは好きなのよ。
試してみる価値はあるかもですよ。
チャーシューをイっちゃおっかな。
ほんのりピンクの肩ロースで、
臭みなく臭みなく臭みなく、
その肉質感を楽しめるんだわ。
海苔で巻いてみるよ。
スープに浸して柔らかくして、
麺を巻いちゃうの。
そうなの。
磯の香りが合っちゃうのよね。
イイのよ。
卓上の生唐辛子を使っちゃうぞ。
ちょこっと取ってからスープに放出すると、
ピシッと引き締めるようで、
ピリッと舌先を辛みが刺激してくる。
辛さは効いてくるんだけど、
豚骨はそれに負けずに存在していて、
それがまた旨しなのです。
そしてそのまま食べ進み、
白ネギもしっかりと回収し、
ざくざくと楽しんで、
ニヤニヤと楽しんで、
うまいうまいうまい!
残るスープは残したくなく、
ゆっくりと楽しんで、
ゆっくりと味わって、
ゆっくりと丼を傾けて、
残る砂を確認しつつ、
完全スープペロリの完スペフィニッシュ。
うん、先入観や情報などなく食べても、
やっぱ旨いと思うんだなぁ〜
また食べたいと思うんだもん。