ゴールデンウィーク前の日曜日の昼時、
静岡市街を歩いてみる。
全国的に不要不急の外出自粛の波が訪れ、
静岡県でも各市町から休業要請がなされ、
多くの店がそれを受け入れ、
もちろん飲食店も同様で、
ラーメン店も休業するところがほとんど。
街中の人通りはごく僅かで閑散としてて、
あちこちの店も休業に入ってる。
あ、こちらはビル解体の為、
70年の歴史を閉じた「桃花園本店」
で、急遽の要請だったこともあり、
食材や仕込みの手配が済んでいたことから、
猶予が与えられていて、
休業前最後の営業をする店も。
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【家系ラーメン 貫徹家】
外に客らしき人が居たので、
声を掛けてみるとテイクアウト待ちだとか。
店内営業が厳しさを増しているので、
テイクアウトをやる店も増えていて、
こちらも同様ではあるんだけど、
外待ちかどうかの区別があるとありがたい。
消毒液をシュッ!で揉み揉みしての入店。
さてさての券売機前で、
いつもの如くノーマルの一杯、
そしてキャベチ・・・ぎぇッ!
売り切れじゃ〜ん!
てか、提供してないのかしらん?
頼む気マンマンだっただけにガッカリだわ。
この直後には、
中盛、大盛も販売休止にしてたので、
まぁ、材料が残り少なかったのかもだわ。
席に着いて食券を渡したら、
味ふつう、油ふつう、麺ふつうで頼もっと。
【ラーメン】¥750
考えてみれば1年ぶりの貫徹家のラーメン。
丼に入るマークの向きが気になるな。
海苔で隠れるかもなんだけど、
正面じゃないかしら?と思ってみたりたり。
その海苔の他には、チャーシュー、
ホウレン草を置く家系スタイルで、
茶色のスープ表面には油が層を成していて、
こってりとした感がある。
鶏油をある程度散らすように、
軽くちゃぷちゃぷしてのひと口。
ふ
旨みが感じられるな。
借家系のそれとは違って、
油ギトギトとしたものでなく、
甘みある鶏油に臭みのない豚骨白湯、
程良く効いた醤油が一体となり、
それを旨みとして伝えてくる。
豚骨自体はさらっとしていて、
ライトな感じではあって、
去年の開店初日と同じオールふつう、
醤油も“ふつう”であったけど、
今回はしょっぱくはなく、
パンチ的には大人しい気はするものの、
味わいとしてはしみじみとイケる。
美味くはある。
でも、
“ふつう”でこれだと、
“薄味”ではまさに薄味な気はするなぁ〜
次回以降は味濃いめにしてみようかしら?
小さな車で食べ歩く方と偶然一緒になり、
その方は味抜き油抜き、
いわゆる“ヌキヌキ”を頼んでいて、
店主からは、
「蔵前家さんとは違うので・・・」と、
躊躇してたけど作ってくれていて、
スープをひと口分けてもらったけど、
やっぱライト感はあって、
醤油タレで引き立てないと弱い気はした。
合わせる平打ち麺は、
家系御用達と言われる「酒井製麺」のもの。
茹で加減は“ふつう”にしたことで、
滑らかな麺肌にしっとりとした歯応えで、
うん、
ここ最近この良さが分かってきた気がする。
スープの馴染みも良くて、
不協和な印象のない一体感で食べさせる。
ホウレン草はやや柔めで、
くたっとした茹で加減。
麺と一緒に絡みやすくはあるけれど、
僕的にはもう少し早めに上げた方が好き。
海苔はちょっとスープに浸して、
しんなりさせたものを麺と一緒に口にする。
磯の香りが変化を付けてイイのよね。
卓上には調味料が多くあって、
これにしてみようかなと、
刻み生唐辛子をちょいと取っての投入。
ピシッ!とキレキレの辛みでもって、
全体を引き締めてくるので、
この変化はなかなかイイぞ!
うんうんうん、
行列は作るものの、
気持ちが動かない借家系に比べると、
味わい深さはあるし、
食べやすくはあるので、
やっぱ静岡市街で豚骨白湯を食べるなら、
家系を食べるなら、
【貫徹家】一択かなぁ〜
また食べに来たいぞ!
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