新しい店が出来ると聞いた8月。
教えてもらった場所に行ってみるも、
まだ、らしき店は見当たらず、
ま、たぶんここかしら?と一応確認。
北街道「麺屋 日出次」の1本裏手通り、
一方通行の道沿いに、
2017年9月28日開店。
外観はラーメンを提供する場には見えず、
内観もオサレではあるけど暗めで、
バーといった雰囲気。
戸が解放されていたんで、
まだ入りやすいけど、
閉まっていたら、
営業をしているかすらも疑いを持つくらい。
券売機は入ってすぐの左手。
2種類のラーメンが用意されていて、
キャトルパイタンが基本で、
そこに魚介を加えたのが和風のようです。
後で色々調べてみたら、
キャトルが塩で、
和風が醤油なんだとか。
でも、ま、とりま基本だよな、で、ハポン。
いや、で、ポチリ。
そもそもキャトルとはなんぞや?
フランス語で「4」のことだそうで、
豚、鶏、牛、ラムの4種に由来にするよう。
アン(1)の次はでドゥ(2)
ドゥの次はトロワ(3)
トロワの次は・・・
う~、キャトル!
ふぉー!
ちなみにラムって子羊の肉のことだけど、
ま、その骨を使ってるのかしら?
羊(シープ)ではないし、
マトン(大人羊の肉)でもないのね。
店内はコンクリート打ち放しで黒く塗装され、
落ち着いていてまさしくバーの雰囲気。
カウンター8席、2人用テーブル1脚があり、
各席には番号が付けられていて、
たまたま座った席は「キャトル」
吊り下げ照明は低く、
ラーメンを確実に照らしてくれそうで、
影に影響されにくそうで、
これはイイな。
【キャトルパイタンラーメン】¥750
さてさて提供された一杯は、
予想通りしっかり照明で映えますね。
トッピング自体はスープに沈んじゃったりで、
映えるという程ではない感じはします。
チャーシュー、豆苗、糸唐辛子、
そして星形の赤い彗星のごときもの、
黒ゴマと焦がしネギもね。
まずはスープをひと口。
ファーストタッチはサラッと、
思ったよりもクリーミーな、
というか、
ミルキーな印象。
豚鶏牛ラムを使ったという頭で口にすると、
動物系の力強さは感じず、
むしろ牛乳でも使ってるんじゃないか?と、
錯覚するかの如きクセの無さ。
いやいやいや、
これは意外や意外。
柔らかなタッチでクドさは無く、
塩角の無い押し付けがましくない優しさで、
これは口当たりが良く、
女性ウケしそうなスープではあるぞ。
合わせるは全粒粉使用の細麺。
麺肌ダレずのエッジの残るもので、
プリシコな歯応え。
スープの上げは良く、
これまた意外に合う感じ。
糸唐辛子は色目はイイけど、
この一杯にあっては舌触りが悪くなるな。
豆苗はほろ苦さはイイけど、
既におひたし状態で見映え的には惜しい。
チャーシューは薄切りスライスで、
舌触りの柔らかさはあるけど、
若干の臭みがあったのは残念。
焦がしネギは香りの変化を生んで、
この香りはイイ感じ。
赤い彗星はどうやらトマトのジェルみたいで、
スープの熱でどんどん溶けていく。
溶けきる前にレンゲで掬ってみて口にすると、
酸味を一瞬感じるも大きな変化にはならず。
味変というより視覚的効果が高いかな。
食べ終わって、
店主に訊いてみる、
牛乳は使ってないのかと。
全く使ってはないけど、
おそらくはラムがらしき感じを出すようだと。
ほーほーほー ( ̄O ̄😉
強いインパクトは無いものの、
なかなか面白く、
他では味わえない一杯で、
また口にしてみたくはありました。
ま、ちょっと余韻を邪魔するものは残念。