え゛
それは一瞬だった。
瞬殺。
横浜から離れた場所に取ったカプセルは、
最初に狙いたい店に近いエリアだったから。
そこをスタートにして次に新店に行って、
後は腹具合を考慮して流れで、と考え、
店名にちなんだ7:28に予約を取るべく、
宿到着は遅かったものの早起きし、
臨戦体制は整えていたんだけど・・・瞬殺。
80名ほどの予約が取れるみたいだけど、
それでも日曜ということもあってか、
一瞬・・・瞬殺。茫然自失。残念無念観念。
キャンセル待ちもあるようで、
何度か試みるも動きなし。
チッ!
カップ麺で我慢するさ、あたしゃ!
切り替えよう。
次の予定は決めていたのだ。
向かったのは高田馬場。
駐車場確保が難題ではあったものの、
メインから入り込むとラッキーハケーン!
日曜は定額で低額ってのはありがたいな。
ここを起点にその次の電車移動もアリだな。
ってなことを考えつつ、
目的たる店に向かって行くと、
あれ?
近いとは知ってたけど結構近いのね。
開店前とはいえ列にはなっていない、って、
結構レアな状況じゃない?
ま、それでも寄らずに先へ行くけどね。
へぇ!
同じブロックにラーメン屋が3軒並んでら!
豚白湯と鶏白湯の店に挟まれる形で、
渡辺樹庵さんの新店をハケーン!
2025年4月24日オープンの新店です。
この記事を流し読み
【札幌六坊】
看板文字を書いたのは元ヤマシロ店主、
山本さんによるもの。
本人から聞いたので間違いなし。
札幌では製麺所から暖簾が贈られるそうで、
その暖簾掛けを待っていると・・・
へ?
清田さん!
面識があるわけではないけど、
YouTube『渡辺樹庵のここだけの話』にて、
「キヨの休日」などを観ていたし、
ちょいちょい目にする準レギュラー的存在、
画面向こうの“中の人”なので、
向こうは知らないのは当たり前なれど、
こちらは知っているので親近感バシバシ。
スタッフと一緒に暖簾を掛け終わると、
何かを言い残し、
すたこらさっさと足早に立ち去っちゃった。
あああああ⤵
それはさておき、
山本さんが書いた暖簾の写真を・・・
あああああ⤵
まくりあげちゃってるしぃ〜
森住製麺の文字は見えてるも、
山本さんの文字は見えてないしぃ〜
残念である。
残念ではあるけどやむなし山梨なのか?
諦めざるを得ずも茫然自失。残念無念観念。
入店すると左前方には厨房があって、
それを囲むL型カウンター10席、
券売機はタッチパネルのものがすぐ右に。
札幌といえば味噌のイメージがあるも、
こちらでは醤油が推し。
あくまでも札幌ブラック推しって、
YouTubeでも観ていたので知っているし、
それを食べたかったので、
迷うことなくのピッ!
キャッシュレスのみの会計なので、
QRをかざしての発券です。
チリン!PayPay!
水はセルフで用意しての着席で、
食券を渡すと調理開始。
中華鍋が振られていきますよ。
お!
“中の人”キヨさんが戻ってきたぞ。
向こうは知らないけど、
こちらは知っている関係性。
声を掛けたくとも、
人見知りで小心者の僕はビビって無理。
お!
キヨさんが提供してくれたぞ!
人見知り小心者なので声掛けは出来なくも、
特別感がプラスされたようで嬉しいぞ!
【札幌ブラック】¥1,200
エグいぞ!
そのビジュアルは知ってたし、
店頭写真でも見てはいたものの、
それを目の前にするとやっぱ迫力があるね。
エグいぞ!
丼フチまで黒いスープなみなみで、
チャーシュー、メンマが見えはするけど、
スープの存在感に埋没しちゃってるうえ、
ざくざく小口切りの白ネギがどっちゃりで、
更に存在感が隠されちゃってるうえ、
たっぷり黒コショウをフリフリフリフリ、
これでもか!
これでもか!
これでもか!
フリ散らかしまくってやがる。
今時のラーメンではあるけど、
今時の映えのみ重視のキレイに収まった、
小さく収まったものとは違い、
ワイルドな表情がそそりますなぁ〜
エグいぞ!
まずはスープをイクよ。
アツアツな熱攻撃からの入りで香ばしく、
見た目同様にしょっぱめではあるものの、
それだけでない旨みを感じる。
豚ゲンコツに昆布を効かせたものらしく、
しょっぱさだけでないベースの旨みがあり、
ふっとニンニクが香り、
黒コショウがビシッ!と締める。
過日名古屋で似た感じのものを食べるも、
その両店共々ニンニクが強過ぎに効いてて、
イヤな香りに感じていたので、
引きではない惹きのあるものはアリ。
イイなぁ、コレ。
ブラックと称されるものは多々あるけど、
これは札幌と富山からヒントを得たらしく、
その惹きたるやバツグン。
この後の印象はどうなっていくか?
楽しみに思いながら麺を引き出してみると、
現れたるは多加水中太縮れ麺。
札幌は森住製麺から取り寄せているそうで、
既にスープに染まった黒い麺は、
ぷりっぷりな弾力、
もちっとした歯応えがあって、
一体感高しな組み合わせ。
これはヤバい。
炒められたもやし、玉ねぎを絡めてみると、
その食感の変化が楽しい。
そう、茹でではなく炒められているので、
弾けるようなシャキシャキ食感、
そしてひき肉も使われているようで、
それらの甘みであったり旨みも活きていて、
これはヤバい。
そして厚みを持たせた小口切りの白ネギ。
これもヤバいなぁ〜
ザクジャキ食感に辛みある風味が絡み、
これが食感的アクセントとして働いて、
更に箸が加速しちゃう勢い。
こりゃ、クセになっちゃうなぁ〜
チャーシューはしっかりとした味付けで、
噛み締め感のあるもの。
血生臭みであったり、
酸化臭を感じる店がよく見られるけど、
ちゃんとしたものを食べると、
当たり前ではあるけど、
当たり前はイイなと思っちゃう。
メンマは極太ではないものでぽりぽり食感。
そのまま食べ切ってしまいそうな勢いでも、
味変も楽しんでみたい。
卓上には唐辛子、おろし生姜があって、
これを使ってみると、
ピリッとした辛みに生姜の香りで、
いや、味変アイテムは使うべしだな。
酢はどうだ?
ちょこっとだけ使ってみるも、
あ、へぇ〜
強いスープにあって殺すことなく、
マイルドな感じになるのね。
卓上にあっても使うことは少ないけど、
樹庵さんの店だもの、
何か意図があるのかな?って感じだけど、
やっぱそれなりの意図があるんだね。
そんな感じで楽しんで楽しんで楽しんで、
白ネギにも熱が入ってクタッとし、
それらもしっかり回収して拾い上げ、
スープの飲み干しは断念するも完食。
なるほどなるほどなるほど〜
強烈な惹きがあるなぁ〜
中毒性にハマってしまうなぁ〜
これはまた食べたいラーメンだなぁ〜
塩も気にはなるところだけど、
もしもまた来訪機会があるならば、
どちらを食べるだろ?
てか、
その機会を作れたらイイなぁ〜
とにかくとにかく笑福亭仁鶴、
また食べたいラーメンでした。
「ごちそうさまでした。」
人見知りで小心者ではあるけれど、
声掛けして写真を撮らせてもらいたい僕。
食べている最中もチラチラと目に入り、
気にはなるものの行動に移せず。
食べ終わり終盤、目の前に来たので、
今しかない!
思い切って声を掛けてみた。
「キヨさん、1枚撮らせてもらえません?」
「え? 僕っスか?」
そりゃ、そういう反応しかないですよね。
知らないオジサンの申し出に応じてくれ、
写真は撮らしてもらったけど、
緊張したようなビミョーな表情。
申し訳ない。
むしろ申し訳ない💦
「キヨの休日を観て佐伯に行きました。」
「あぁ・・・」
距離を縮めようと試みるも、
知らないオジサンだもの、
縮まることもなくスカしてしまった僕。
残念無念観念。
でもね、僕頑張った。
言わなきゃ悶々モヤモヤのままだったし、
言ったとて悶々モヤモヤではあるものの、
頑張って言えたことには満足だし、
札幌ブラックにも満足ですよ、
そりゃ、そうですよ。
ともかく札幌ブラックは推しておきます。
m9( ̄▽ ̄) ドーン
では!