無性に食べたくなったわ。
久しく食べてなかった気がするわ。
ぐっと香る苦みエグミの悪煮干、
そこに浮かぶ背脂、
そして何よりあの麺だよなぁ〜
暴れまくる太縮れ麺がタマランチンなのよ。
思い出しちゃったら、
あの感覚を楽しみたくなっちゃって、
食べずにはいられなくなっちゃった。
食べなきゃ!
休日ともなると、
まったりタイムに浸っちゃいがちだし、
昔に比べると行動意欲が落ちているので、
きっちりと決め事を作っておかないと、
行動になかなか移せなかったりで、
でも、今回は決めていたのだ。
行くのだ。
食べるのだ。だ。だ。
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【麺屋 さすけ】
昼時にはまだ早い時間帯、
朝ラーには遅めの時間帯で、
ひと段落ついた頃だろうか?
ともあれともあれスムース駐車。
タッチパネルの券売機前に立ち、
限定があることも確認し、
ピッピッピッ
チリン!PayPay!
スタッフに食券を渡すと、
ニンニクの有無を訊かれるので、
うむ、有りじゃ!と答えての調理待ち。
【背脂煮干そば】¥1,100
キタよ!
キタよ!
キタよ!
セアニボだよ、セアニボ。
白で囲まれた中に泡立つグレーのスープ、
そこに浮かぶ背脂、
チャーシュー、穂先メンマ、バラ海苔、
スライス玉ねぎ、姫三つ葉を配していて、
悪そうな世界観を作り上げている。
絶対悪いよなぁ〜
今回はどうだろ?
期待値を上げさせるなぁ〜
まずはスープをひと口。
お!
悪いぞぉ〜
キレイにまとめたのではなく、
ワイルドな煮干を出しているぞ。
上品で澄んだ煮干ではなく、
苦みやエグミまでも出しちゃって、
それらも旨みの要因として引き出して、
角のある尖った強めの醤油感で、
でも背脂の甘みで角の当たりを和らげ、
黒コショウでシャープで引き締める。
しょっぱめ手前くらいの感覚で、
うん、なんかそんな感じで、
前回食べた時は物足りなさを感じだけど、
今回はグイッと引き込まれる感じがイイぞ。
合わせるは自家製麺で、
厚みのある平打ち縮れ麺。
茹でる前にぐいぐい、ぐい〜っと、
体重を掛けて手揉みされていたもので、
太さがランダムになっちゃってる。
麺肌は滑らかで、
唇をくすぐるように入ってくると、
ぷりっ、もちっと口の中で暴れる。
この感覚を忘れていなかったのよね。
この感覚を楽しみたかったの。
そうなの。
強めに主張する麺だけど、
スープが負けてはおらず、
相乗効果でもって、
共にぐいぐいと楽しませてくれる感じなの。
こりゃあ、イイぜ。
スライス玉ねぎはシャリシャリと、
瑞々しき食感で変化を付けてくるけど、
このくらいのパンチある組み合わせなら、
刻み玉ねぎでも良さげには思えちゃうな。
スライスがオサレで上品にさえ感じちゃう。
バラ海苔を使っちゃうよ。
既にスープで柔らかくなっているけど、
一気に押し込んでひたひた化させちゃって、
麺に絡めていただいちゃう。
柔らかく舌をくすぐり、
磯の香りが煮干と重なって旨み増だぞう。
ぱお〜ん
チャーシューは豚バラ巻きバラ。
燻製香が付けられているけど、
しゃしゃり出てくるようなものでなく、
遠くに微かに香る加減が良き良き。
穂先メンマはシャキシャキと、
繊維質の豊富を感じるようなもの。
別皿提供のおろしニンニクをイっちゃうよ。
スープの主張が強いので、
今回はその存在感がやや抑えられたかな。
もっと多くてもイケたかも。
ま、ま、ま、
そんな感じでもって、
煮干感であったり、
縮れ麺であったり、
ニンニクであったり、
急にスイッチが入った欲求は満たされ、
諸々楽しんじゃっての完食ですわ。
セアニボは朝ラー限定のようなので、
早起き出来たらまたいつか。
(o^^o)