汁なしを謳う、
あ、謳っていた店ながら、
汁ありの限定麺を出すんだと。
これまでに幾度となく出してはいるものの、
実験的な意味合いもあって、
その時の一杯を食べておきたかったりする。
タイミング的に狙えそうだから、
やっぱ狙わない手はないよなぁ〜
【 ラボラトリー】
昼時には早い時間帯の到着は外待ち無しで、
そのまま黒いドアを開いての入店。
店内はカウンター、ボックス席とあり、
どれも埋まっているようで、
一時的に奥の席へ促されての着席。
汁なしの限定も出てはいるけど、
汁ありの限定が狙いだったのでそれを、
あ、そう、種類がいくつかあるの?
炊き込みご飯と生牡蠣が付くセットがあり、
今回は海鮮丼は不漁のようなので、
うん、そのセットにしてみよっかな。
「タカ☆さん!」
ボックスから声が聞こえる。
ルゥウェイクォオーーーッ!
Σ(゚ロ゚屮)屮
やいやいやい、
お久しぶりの方が居たので、
そそそと近寄って挨拶すると、
その前にもうひとり。
アディオスの人ぉーーーッ!
Σ(゚ロ゚屮)屮
“adios”の言葉を残し、
行方をくらませた方が居るじゃん!
カウンターが空くまでの間、
ちょいとお邪魔させてもらっての歓談。
少しの時間だったけど生存確認に安堵安堵。
またゆっくりと話がしたいぞ。
席が空いての着席でミキティに注文し、
暫し暫しの調理待ち。
あ、そういえば、
航空自衛隊浜松基地の西側、
村松製油所(浜松市西区湖東町4176)で、
イベントがあるらしいぞ。
12月4日(土)・5日(日)の両日、
ラボラトリーが出張するらしく、
限定麺「ラボタン元祖」が特別価格¥500!
¥500ですよ、皆さん!
他にはサイドもあるようなので、
これを機に狙ってみるのも手ですぞ。
店自体は休みだけど、
出張での限定麺が楽しめるんですぞ。
「タカ☆さん、後ろから失礼します。」
【天然素材出汁 汁あり贅沢ラボ麺】¥1,300
汁ありラボ麺に加え、
生牡蠣と炊き込みご飯が付いていて、
贅沢感のあるセットです。
赤いレンゲは無造作感があり、
特に目立つ存在なので、
差し込むなりして欲しいなぁ〜
せっかくの表情を崩すように感じるわ。
まずはラーメンから。
【天然素材出汁 汁ありラボ麺】
琥珀色のスープに麺が畳まれていて、
その上には色目的役割か、水菜を、
そして地元の手作り焼き麩。
表層の油をちゃぷちゃぷし、
まずはスープをひと口。
煮干や鰹などを丁寧に炊いた出汁だそうで、
以前の戻り鰹の限定麺の如く、
香りにしても乾物だけでない魚感があり、
臭いとは違う潮汁のようなイメージね、
その旨みがあって、
エンミは出しゃばらずに柔らかく、
繊細な出汁スープという感じがする。
旨いぞ旨いぞ!
合わせる麺は中細くらいの平打ちで、
加水低めながらに肌に滑らかさがあり、
スープをしっかり馴染ませ、
くにんとした歯応えがある。
この麺、面白いんだなぁ〜
お麩を食べてみよう。
スープに押さえつけて染み込ませ、
しっかりと含んだ状態で口にすると、
ふにょろんとした柔らかさと共に、
含んだ旨みが溢れ出す。
ぶわぁッ!と溢れ出す。
うっひょーーーいッ!
お麩ってイイなぁ〜
今回はチャーシューなど一般的なものは、
構成上において敢えて外したそうで、
そうそうそう、
そりゃあね、
おかしいと思うことがよくあるもん。
スープはキレイな魚介出汁とかでこだわり、
それを店も謳ってはいるんだけど、
当たり前のようにチャーシューだとか、
メンマだとか凡庸なものを付けたりで、
トッピングはこだわらんのかいッ!
って思うことはよくあったりで・・・
あ
あまり書くと騒ぐ方が居たりするので、
以下自粛。
(@ ̄× ̄@) オクチハミッフィー
ま、ま、ま、
そんなこんなで別皿に目をやると、
並ぶはあおさと松前昆布。
これをスープに浸すと、
磯の香りがプラスされるので、
旨みが増す。
松前昆布からは徐々にトロミが出てきて、
麺に絡まりやすく間違いない旨みを加える。
生牡蠣は浸して熱を加え、
ほんのりと温かい生牡蠣を楽しめる。
うっひょーーーいッ!
こりゃ、磯の香りというよりは、
海の香りという感じだなぁ〜
もっと食べたいところだわ。
一緒に添えてあった大葉は、
スープが繊細ゆえか、
香りよりも苦みが目立っちゃうな。
【天然桜鱒ときのこの炊き込みご飯】
はい、炊き込みです。
ほぐされた桜鱒の身とキノコなどが入り、
青ネギが彩りで添えられています。
味付けは抑えられていて、
そのままだとちょいと物足りなさがあり、
あ、そうじゃんね、
スープを入れると合うよね。
間違いなく合うよね。
注ぎ入れて雑炊風にすると、
ほら!ビンゴ!
もう、いやらしいなぁ〜
注いで旨みを加える前提でもって、
炊き込みの味付けは引き算してたみたいで、
雑炊風にすることでちょうどの塩梅。
イイなぁ〜
残念なのはほぐし身に小骨があって、
気持ちが中断しちゃったのは残念だった。
ま、ま、ま、
それを除いては満足度は高く、
あ、そうそう、
この日は時化の影響によって、
魚が思うように揃わなかったそうで、
海鮮丼が不漁だったのは残念だったな。
ま、でも、そういう時もあるだろうし、
海鮮丼の種類が揃っている時ってのは、
目利きされたものだってことだよな。
ま、そちらは次を楽しみにしとこう。
ともあれともあれ、
実験室の意のラボラトリーは、
汁なしをメインとするものの、
時折実験的な一杯を出したりして、
上手いタイミングで食べられたらラッキー。
次はどんな実験を魅せてくれるかしら?
(*´꒳`*) むふぅ