静岡市街をぶらぶらで、
駒形から移動しての人宿町界隈。
静岡伊勢丹東側から延びる駒形通りって、
そこは歩いたりはしてるんだけど、
一本西のエリアって特に記憶にはなく、
ちょいと散策してみる。
まず目に入ったのは喫茶店。
黒板には「泊まれる純喫茶」とある。
ほぇ〜
それはそれで面白い店なんだけど、
「ヒトヤ堂」って店名にニヤリしちゃう。
人宿町のヒトヤ堂・・・好きだな。
古い建物ながら外観には手が入ってて、
何の店なんだろう?
気になるなぁ〜
そんな店が多いなぁ〜
あ、ここはうどん店みたい。
「udon8」で、
うどんエイトと読ませるみたいだけど、
うどん屋と読みたくなっちゃうな。
お!
ここは興味あった中華の店なんだけど、
ちょいとお高めだし敷居が高そう。退散。
オサレで面白そうな店が多いなぁ〜
「人宿町食堂」は明るくて、
人も多く入っているなぁ〜
さて、
目的とする店はその隣にあった。
もんじゃは食べログ全国一位という、
東京・渋谷は代々木八幡に店を構える、
「お惣菜と煎餅もんじゃさとう」の系列で、
2021年7月開店の新店。
【拉麺 代々木八幡 さとう】
オサレ感満載の店なのですぞ。
店内は左に厨房、
それを囲むL型カウンター10席、
奥にテーブルカウンター4席×1脚があり、
券売機はすぐ右にある。
タッチパネルかぁ〜
どうも苦手意識があるんだけど、
こちらのは商品全体がひと目で見れるので、
そこんとこは好印象。
色々と並んではいるんだけど、
やはり頭に配されているのが推しでしょう。
やっぱイカなきゃ!でしょう。
お!
パクチーの有無、
紙エプロンの有無、
炎柱・煉獄杏寿郎のうむ!は無く、
パーコーは上乗せ or 別皿が選べる。
席に着くと、
周りをきょろきょろ、
メニューを改めてきょろきょろ、
あ、有無は問われなかったけど、
スタンプカードが提供される。
まぁ、もらっておこうかな。
さて、どんな一杯なんだろ?
【パーコー担々麺】¥1,280
ほほほほほほ
妖しいぞぉ〜
パーコーは別にしても、
パッと見する限りでは、
担々麺という印象を受けねぇ〜
ウケるぅ〜
どっちだぁ〜
もう見た目が妖しくて、
丼の紋様もどこか妖しく感じる。
パーコーは別皿選択も出来たんだけど、
なんでもかんでも別皿ってのは、
なんとかのひとつ覚えみたいだし、
商品写真は載せてあるものだったので、
上乗せを選択。
どかッ!
中央に鎮座させてあって、
その下側はスープだけを魅せる形で、
上側にはパクチー、白ネギ、ひき肉など、
ともかく食べてみないと分かりづらそう。
まずはスープをひと口。
ん゛ぉ?
担々麺であるので、
芝麻醤によるゴマの風味を予想していて、
ま、それは使われているそうだけど、
あまりそれを意識出来る感じではなく、
まず最初に感じたのはまったり濃厚感、
そしてクミンなどによるカレー感、
そこから山椒類の爽やかな痺れ感、
辛くはあるけど辛過ぎずな辛さ、
後にほんのりとした酸味など、
一般的な担々麺のイメージは些少で、
それよりもスパイシーで、
複雑なエスニックの印象が強く、
これはこれでアリなのかな、と。
なんとも、まぁ、不思議なスープに思える。
合わせるは浅草開化楼の麺だそうで、
加水低めな平打ち形状の太麺。
周りの他客と店側とのやり取りによると、
以前のものから変更したそうで、
オリジナル配合の特注麺なんだとか。
スープに負けぬ存在感を示すように、
ぽきぽきと硬めの歯応えで、
ごわごわとした感じもある。
この組み合わせは好きだなぁ〜
標準装備のパクチーは抜くはずなく、
モチのロン入れてもらったんだけど、
白ネギを挟んで両サイドに盛り?と思うも、
よく見ると片方はクレソンで、
共にクセのある香草ではあるんだけど、
クレソンはあまり香り強いものでなく埋没、
パクチーはちょいちょい顔を出すものの、
このスープ、ってか山椒類が支配的で、
そちらの方が存在感は高いので、
バランス的にはたっぷりと、
マシマシしたい気分になる。
ひき肉にはナッツには似た食材が加わり、
時折麺に絡んで食感的変化を与えてくる。
さて、パーコーだ。
スパイシー調味料に漬け込んで揚げた、
いわゆるロースカツで、
表面はさくっと軽やか、
裏面はスープでしんなりとなった衣で、
肉はパサつかずのジューシーさで、
あー、クドいような気がしてたけど、
特に気にもせずに食べられる。
これ、やっぱ載せてが正解かもだな。
とかなんとかで食べ進めるんだけど、
芝麻醤のゴマの風味はどこへやら?
やはりどこかに行っちゃった感じで、
それよりも山椒類が前に来ちゃって、
舌の上にさわさわさわと残る。
うん、やっぱネーミングとのギャップで、
“担々麺”をイメージすると、
「???」
頭ん中が疑問符で膨れるかもなので、
“スパイシーエスニック麺”
そんな感じで食べた方が抵抗は少ないかも。
ま、ま、ま、
それはそれとて、
僕はまた食べてみたい一杯ではありました。
開店おめでとうございます!
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