課題としての一杯、
「地鶏白湯・塩(かけ)」を食べ、
余韻に浸ってはいたんだけど、
事前にもう一杯分の食券を買っていたのよ。
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【麺屋 菜花奈】
限定も気になっちゃってさ、
やっぱ食べてみたくなるじゃない?
【蟹味噌塩らーめん】¥1,100
怪しげだぞぉ〜
妖しげじゃないぞ、
怪しげだぞぉ〜
なんだ?
この盛りは???
ネーミングからすると、
蟹味噌を大フューチャーするであろうけど、
黄金色のスープに泳ぐ麺を魅せ、
それを半分ものスペースで魅せ、
残る半分に蟹味噌と身を合わせたもの、
チャーシュー、メンマ、青ネギを置く。
いやいやいや、
こんなにキレイに分けるなんて、
なんらかの意図というか、
企みのようなものを感じざるを得ない。
(@_@) グムムムム
いや、無いのかもしれない。
(@_@) グムムムム
ま、とりあえずスープをひと口。
の前に、
ちょいとオイリーに感じるので、
ちゃぷちゃぷしてからひと口。
キタよ、キタよ、キタよ!
スープ旨いよ。
これは「地鶏出汁・塩」だよね。
蟹味噌をメインには据えるけど、
実は企みメインで、
これを味わわせようって魂胆だな。
うん、ぜってぇ、そうだよな。
うめぇじゃねーか!
ハメられたじゃねーか!
鶏の風味がじんわりと伝わってきます。
合わせる平打ち細麺がこれを拾い上げ、
旨みを馴染ませてくる。
加水低めのもので、
ぱつんとした歯応え、
グッとした力強さを感じるな。
蟹味噌をイってみちゃおっかな。
箸先でちょこっと口にすると、
細かめな蟹身の舌触り、
そして蟹味噌の風味を感じ、楽しめる。
もう、溶かしちゃお!
スープと合わせ、
麺を持ち上げると、
身の細かさが奏功していて、
一緒に絡み着いてくる。
あぁ、だからこの細かさなんだ。
うん、でも、
中途半端な舌触りで、
なんか気持ちが盛り上がらない。
いや、蟹味噌自体は好きであって、
回転寿司などでも手を伸ばしたりで、
そのクセがクセになるほどで、
嫌いな素材ではないんだけど、
う〜ん、身は合わせずに、
味噌だけを楽しみたかったなぁ〜
身が入ることで風味が薄まっちゃってるし、
その身自体も細かくて、
魅力を薄めてるような気がする。
蟹味噌はそのままに、
身は細かくなってしまうのであるなら、
蟹しんじょうとかに出来ないものかしら?
その方が蟹三昧で楽しめるよな気がするな。
て
チャーシューは合わないよな気がするな。
ももになるのかな?
しっとりとした歯応えがあるんだけど、
肉の臭みが僅かながらに出ちゃってて、
うん、やっぱこの構成は違うよな気がする。
メンマは細切りのもので、
ぽりこりと小気味イイ食感で、
これ自体は嫌いではないんだけど、
これに絡めているゴマ油が合わない。
鶏の風味だったり、
蟹味噌の風味だったりの流れに対し、
ゴマ油は異質で、
僅かな使用量ではあるかもだけど、
結構目立っちゃって、
気持ちに水を差すよな感じ。
・・・水ではない油なんだけどね。
更に更に、
青ネギの後ろに忍ばせてあったおろし生姜、
これが合わない。
香りが強くて、
全ての風味を壊しちゃう。
鶏はもちろん、
蟹味噌はもちろん、
メンマのゴマ油でさえ壊しちゃう。
もう何が何やら、
カオスなものになっちゃって、
よく分かんなくなっちゃった。
完スペはしたけど、
よく分かんなくなっちゃった。
・・・ま、そんなところで。
帰りしな、
店主がこそこそと話し掛けてくる。
ラーメンって、
あっちを調整、
こっちを調整して仕上げていくけど、
それって、
ある意味ツギハギなんじゃないかと。
あ、なるほどね。
確かにそうなのかもしれないね。
でね、その組み立て方を変えたんだと、
地鶏出汁・醤油を変えたんだと、
ワクワクした少年のように話してくれる。
あぁ、そうなんだ、
じゃ、次回に試してみようかな。
なんて思ってはいたんだけど、
帰りしな、
追いアピールで重ねてくる。
「醤油めちゃくちゃ美味いッス。」
マヂかぁ〜
(;´Д`A
次ほそれをメインに考えてみようかしら?