JR静岡駅北口から西へ向かい、
高架と静岡中央郵便局との間に、
貨物コンテナを使った店がある。
それが今回の目的地。
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【駅前スタンド 湯気】
洋食の旬香亭店主が携わっているそうで、
テレビでも目にはしていたんだけど、
2019年3月にオープンしたものの、
機を失しちゃっていたので、
ようやくの初訪問。
入ってすぐ左手に券売機があり、
黒板にもメニューはあったりするけど、
あ、これは夜メニューかしら?
ま、それはそれとて、
やっぱり基本的な一杯にしてみようか。
あー、カレーもあるけど、
とりあえずラーメンだよな、うん。
食券をスタッフに渡すと、
ゴハンの有無を訊かれるけど、
どんな感じか分からないので、
様子見ってことにした。
【醤油 湯気ソバ】¥750
ほぉほぉほぉ
これが湯気ソバですか。
以前テレビで店主が紹介していたけど、
中国の拌麺(ばんめん)、
いわゆるまぜそば、和えそばを元にして、
そこにアレンジを加えたものだとか。
手書きの青い雷紋が入った白き丼には、
汁が少ないラーメンといった感じで、
トッピングはちょいとごちゃごちゃ
チャーシュー、メンマ、味玉、キャベツ、
カイワレ、白ネギ、バラ海苔などと泡泡。
提供時の説明によると、
これは煮干の泡なんだそうで、
混ぜて合わせるんだとか。
箸先でちょんと付けて舌に乗せてみると、
うん、あ、そうね、
うんうんうん、らしい感じはする繊細さ。
見た目のアイテムとしてはイイ感じかな。
スープをひと舐めしてみると、
油多めでコク深く、
醤油の風味を強めに出していて、
ちょいとしょっぱめ。
麺を引き出してみると、
滑らかな麺肌の中太平打ち麺で、
スープで染まりつつある。
口にしてみると、
醤油がよく馴染んでいて一体感があり、
もにもにと重めの歯応えがあって、
ぐいぐいと食べさせる力はある。
スープが少ないことでか、
麺にヌメリがあったのは残念だけどね。
もう全部混ぜ合わせた方がイイかな?
具材をざっくりと散らしたら、
全体を混ぜ合わせる。
マーゼマーゼ
ψ(`∇´)ψ
ネギなどのざくざくとした食感で変化、
バラ海苔は香りはさほど強くないな、
それよりも泡泡は僕の舌じゃ分かんない。
しょっぱめに感じるほどの醤油の強さに、
麺もそのように馴染みを進めていて、
全体に濃い味のまぜそば状態で、
泡の旨みは埋没しちゃって行方不明。
どこ?どこ?どこなの?
キョロキョロリ(゚◇゚=) (=゚◇゚)キョロキョロリ
チャーシューはバラ肉を使用していて、
味がしっかり染み込んでいて、
硬めの歯応えは嫌いじゃない。
でもしょっぱい。
味玉もしょっぱい。
ひき肉はひき肉。
メンマはしゃくしゃく。
説明時に割りスープの提供もあるので、
必要時に声掛けをしてくださいってことで、
この辺りでお願いする。
マグカップでの提供で、
そのまま飲んでもイイらしいけど、
これは注いで割った方がイイでしょ?
全体を馴染ませてスープをひと口啜ると、
こりゃ、イイわ!
柚子の風味が付けられていて、
これを入れることで全体が一体化、
しっくりとまとまる感じがする。
麺のしょっぱさも薄まり、
これなら最後まで食べれそうだわ。
うん、てなことで完食。
う〜ん
色々な手法だったり、
色々な技術だったり、
都度都度楽しめるのかもしれないけど、
都度都度つかえてしまって、
都度都度冷静になってしまうきらいがあり、
あッ!
こんな味なんだ!
うわッ!
こんなに変化するんだ!
うわッ!
うめぇーーッ!
あーッ!
もう無くなっちゃうじゃん!
まだずっと食べていたいよぉーーッ!
こりゃ、また食べに来なくっちゃ!
・・・って思わせるほどに、
一気に食べさせる力はないよなぁ〜
策士策に溺れる
そんな印象で、
全く気持ちがアガらなかったわ。
( ̄(工) ̄)