刀削麺(とうしょうめん)って好きなのよね。
紅葉で賑わう香嵐渓に出店していたのを見て、
そこで食べたのが最初。
小麦粉の塊を削ぎ切りながら茹で鍋に投入と、
その動作の興味深さもさることながら、
ランダムな厚みと幅で、
茹で上がりの違う食感が楽しめたりする。
西部地区で2軒ほど食べたことはあったけど、
幅広きしめんのような均一麺は刀削麺“風”で、
僕が求めてたものじゃなく・・・。
藤枝にあるんだって!
そんな情報は目にしてはいたものの、
最初の一歩がなかなか踏み出せない。
ま、いつものこんで。(^◇^;)
目的地を定めず、
何を食べようかと考えながらのフリー状態で、
ふいに思い出したこともあり、
せっかくだから行こうかと目的地決定!
【中華料理 添香居(てんこうい)】です。
旧国一沿いにあって、
駐車場は店前と隣の砂利面も使えるようです。
店内はカウンター、テーブル、
小上がりによる構成で、
厨房は左側に。
ここへ来たからには厨房内が見える席、
というより中華鍋が見える席に座りたい。
シュッシュッが見たいもんね。
メニューはこちら。
他にも麺類はあって、
一品物やつまみ、セットも取り揃っています。
刀削麺の中から麻婆イっちゃいます。
中華鍋ではお湯が沸かされ、
小麦粉の塊が削られていきます。
シュッシュッ!
平ザルで掬い、
そのお湯は捨てて、
同じ中華鍋で炒め調理の開始。
見た目からしてワクワクなんですけどぉ~
【麻婆茄子麺】¥850
思ったよりも黒々としたスープ、
・・・というか餡です。
餡がかった麻婆茄子が全面を覆い、
仕上げにネギが置かれます。
トロリとした餡は・・・熱いッ!
ほんのりとした酸味を感じる醤油味で、
ちょこっとばかしニンニクの風味。
油が気になるかなと思ったものの、
さほど気になるほどではない。
しょっぱいでなく、
甘さも控えめで、
じんわりと深みあるコクがあり、
辛さは控えめに押し広がる。
茄子はこれまた熱いッ!
ハフハフと内部に熱を隠し持っているので、
しっかりとフーフーしてから食べるべし。
ひき肉は旨みを持って、
隠れがちな存在感の中、
意外に主張してくる。
刀削麺を引き出してみようとすると、
餡による抵抗にあってスンナリとはいかず、
慎重に引き出してみる。
ひし形状の幅広麺で、
見たところ12~15mm位のランダムさ。
厚みが違うので、
端部のフニャッとした柔らかさと、
中心部のコシのあるもっちりとした硬さと、
食感の違いが食べていて楽しい。
餡もしっかりと絡みます。
途中しっかりと混ざってなかったか、
強い酢が顔を出したりするのはご愛嬌。
完スペです。
いやぁ~、
こりゃイイぞ。
店主は中国の方のようで、
カタコトの日本語がお茶目ながら、
しっかりとした中華を楽しめる。
刀削麺を作る過程から見れるなんざ、
なかなかないゾ!
これは再訪必至なんだわ。