フランスのタイヤメーカーが宣伝の為、
自動車旅行者のガイドブックを作った。
それが「ミシュランガイド」
日本では東京、京都・大阪は毎年発行で、
それ以外の地方版は単発で出されたりで、
残念ながら静岡版は無し。
静岡にも旨いものはあるのにな。
静岡を除く愛知・岐阜・三重の東海版は、
2019年に発行。
飲食店では愛知県276軒、
岐阜県92軒、
三重県168軒が掲載され、
星付きラーメン店としては東京以外では初、
国内4軒目に選出されたのは、
一つ星「ガチ麺道場」
それだけ多くの店から選ばれるなんて、
ガチな価値を感じるし、
そこに足を運んでいた食べる側としても、
ガチな価値の栄誉を受けたように感じた。
僕が得たわけではないけど、
その店に通えていたことが栄誉だったのよ。
そちらの店は閉じてしまったけど、
今はその栄誉を一切誇示するでなく、
一切誇示するでなく、
一切誇示するでなく、
新たな店として、
「麦の空GACHI SOBA DOJO」を営まれ、
今でもガチな姿勢の店主は厨房に立つ。
ラーメン情報誌であったり、
SNSを含む様々な媒体であったり、
ちょいちょい目にする文字「ミシュラン」
先述の通り一切誇示してないにも関わらず、
その文字が本人の意思に反し、
ひとり歩きしちゃっているようで、
なんだか安っぽく使われているのを聞いた。
“虎の威を借る狐”のように、
あたかも自分が得た栄誉、
それを継ぐ者のような装いに見せるって、
自動車旅行者の僕としても、
なんだか安っぽく使われるのは癪だなぁ〜
ま
せっかく名古屋へ行くんだから、と、
多くの宿題がある中、
やっぱ食べてみにゃ分からないので、
新店に行ってみようかと向かいます。
2023年6月16日オープンの新店。
【中華そば 麦の星】
中心部からはちょいと外れるも、
東名・名古屋インターへ直に繋がる道、
広小路通り沿いにあるので、
分かりやすいっちゃあ分かりやすい場所。
駐車場は無いようで、
その裏手にあった有料駐車場に停めた。
情報は持ってはいるものの、
情報を食べる気はないので、
いつも通り、
他人の感想とは違うかもだけど、
自分の感想を得るべく、
ニュートラルな気持ちで臨みましょう。
歩道には屋根が掛けられていて、
吊り下げられた照明が目立つね。
夜も目立つんだろうなぁ〜
ローマ字表記の看板もイイね。
オサレな感じを受けるわ。
店内は左に厨房があって、
カウンターは10席ほど、
奥にはテーブルも見える。
すぐにスタッフが寄ってきてくれて、
券売機が左にあることを教えてくれる。
明るくハキハキしたコで、
その接客スタイルは好感が持てるわ。
麦の星店主を含むスタッフも挨拶が良く、
明るい店内の雰囲気もイイな。
好感触な第一印象。
券売機はこちら。
左上の法則からすると、
味玉付きの塩なのね。
醤油でなく塩なのね。
味玉は抜いてのシンプルな一杯にしよう。
うん、そうしよう。
ポチリ。
む?
横のカウンター上は置き場となっていて、
そこにはシルバーのトレイに入った麺。
ん?
ずっとそこに出しっぱにしてるのかしら?
ラップは軽掛けされているけど、
出しっぱってどうなんだろ?
製麺をしたことはないけど、
温度管理してるはずだし、
水分量にこだわっているはずだし、
それを出しっぱにしてるのって、
シロートの僕からしては疑問。
大いなる疑問。
それでOKなのかしらん?
知らんけど。
ま、ま、ま、
疑問のままに席に着いての調理待ち。
【中華そば 塩】¥950
キレイな白き丼の中に、
ま、ある意味見慣れた表情。
スープに泳がせる自家製麺、
トッピングにチャーシュー2種、
刻み玉ねぎ、ミニトマト、ブロッコリー、
エリンギ、レンコンと多彩な色使いがイイ。
トッピングは片寄せにして、
麺を魅せるようにしてあって、
そこんとこはイイと思うんだけど、
寄せ過ぎてしまっているので、
トッピング自体が窮屈で狭っ苦しく、
スープと麺エリアが広過ぎなので、
全体的になんか空虚で寂しくも見える。
なんとなくね、なんとなく。
スープをひと口。
なるほどなるほどなるほど。
見た目の色が濃いめだったけど、
それは味にも表れていて、
淡いのではなく、
濃いめではっきりとしている。
香りやオイリーなとこは置いといて、
出汁感はしっかりと、
味ははっきりと、
求めに行くような淡い味ではなくて、
押してくるような濃い味といった感じで、
みりんや酒なのかしら?
エグミに似た引っ掛かりを僅かに感じる。
名古屋仕様なのかしらん?
しっかりはっきりと、
初めて口にするお客さんにとっては、
分かりやすくてイイんじゃないかしら?
合わせるは自家製麺。
中太あたりのサイズで、
加水高めで粘りあるもっちり感。
やや重たいかな?
スープをはっきりとまとわせていて、
分かりやすくある。
刻み玉ねぎは瑞々しく、
シャリシャリと麺に絡んできて良き。
レンコンは揚げてあって、
カリッと硬めのスナック感覚。
エリンギは焼きが入れられていて香ばしく、
キノコの香りが凝縮、
噛むと旨みが広がるのよね。
イイな。
ミニトマトは甘み旨みが凝縮されていて、
甘酸っぱさがイイけど、
スープの味との対比からすると目立ち弱。
ブロッコリーはブロッコリー、
栄養価は高いらしいので良き良き。
チャーシューは豚ロースと豚バラのようで、
ロースはしっとりとした肉質感、
バラはほろりと柔らかくもややパサ。
そんなこんなで食べ進めていくも、
美味しくはあるんだけど、
なんだろう?
やっぱスープかなぁ〜?
麺かなぁ〜?
スープにやや押し付けがましさを、
麺には重たさを感じ始め、
なんだかしんどくなってきて、
なんだか食べ疲れてくる感じで、
ワクワクせずに飽きてきちゃう。
マイノリティ・タカ☆はそう感じた。
マジョリティはそうは感じずに、
情報を含め美味しく食べていると思います。
( ̄^ ̄)ゞ キッパリ
美味しいと思うはずです、きっと。
僕はそう思っただけです。
開店おめでとうございます。
名古屋へは食だけじゃないのよ。
好きな造形作家さんがこの日在店する店も。
【Sipka(シプカ)】
植田明志クン、
いや、もう先生と呼んだ方がイイか?
アキシ先生!
( ̄∇ ̄) ふ
初めての個展から10年だそうで、
その記念展が開かれていて、
今回は東京、名古屋、大阪を巡るんだとか。
階段を上って2階のドアを開けると、
そこには緑に髪を染めたアキシ君・・・
アキシ先生が目の前に。
「あ!タカ☆さん!」
滅多に会えないのに覚えていてくれた!
光栄だわ。
ファンタジー色が強まった印象を伝えたり、
体調のことを訊いたり、
もちろん作品も観たり、
欲しい作品のお値段にココロ折れたりたり。
名古屋大須「Sipka」では11月12日まで。
次は大阪だったり・・・
てなことで、またね。
ラーメンは食べたし、
造形作品は観れたし、
あ!
髪の毛が伸びてきたな、と、
せっかくだし散髪してもらったり・・・
そんな名古屋を楽しんだとさ。
自動車旅行者は。