「タカ☆さん、AMORE行った?」
「あ、まだ。」
「なんか清湯に変えたみたい。」
「また覗きに行ってみます。」
最近厨房に戻り、
イタズラ好きなガキンチョの笑顔に戻り、
イキイキとして見える店主が訊いてきて、
それに応えた会話。
そうなのよねぇ〜
気にはなっていたの。
そうなの。
諸々の諸般の事情でもって、
それまでのラーメンは取り止めて、
新たな仕様に変更したらしいけど、
それはどんな感じかしらん?
機会を見て訪問するつもりではあったけど、
そのきっかけを与えられたようで、
鉄は熱いうちに打て!とばかりに、
早め早めにイクのがよろし。
【麺屋 AMORE】
寺島地区No.1の店だけあって、
駐車場はコミコミで、
店内もモチのロンで混んでいて、
中待ちも埋まっての賑やかさ。
風除室での待ち状態となり、
店主がイヂリターゲット発見!って感で、
「さっきまでサイトーさん居ましたよ。」
「えっ?そうなの? ・・・残念。」
「嫌われてるんだら?」
「・・・」
凸
ゆっくりと指を上げると、
してやったり顔でニヤけている。
券売機前。
メニュー刷新しての醤油、塩の二本立てで、
トッピング組み合わせでのバラエティ展開。
チャーシューたっぷりバージョンがあるも、
基本的なとこをまずはイってみよっかな。
ポチリ。
ゴハンものもポチリ。
中待ちを経て着席しての調理待ち。
【醤油らーめん】¥950
おおおおお ⤴︎
おおおおお ⤵︎
なるほどなるほどなるほど。
丼は以前と変わらずで、
跳ねカツオのイラスト入りの白き丼で、
深みある濃い醤油色のスープに整う麺、
トッピングにはチャーシュー2種、
細切りメンマ、白ネギ、姫三つ葉、海苔。
イイ感じではあります。
丼に顔を近づけてみると、
甘みある香りが立ち上がってくる。
イイ感じではあります。
券売機上の案内や店主ブログによると、
出汁は地鶏に国産豚にほんの少量の魚介、
そこに樽仕込みの他、
色々ブレンドの醤油を合わせ、
キレッキレな感じではなく、
一体感のある感じを目指したんだとか。
鶏優勢に感じる動物系出汁、
深みある醤油が効いていて、
甘みを軽く持たせていた仕上がり。
イイ感じではあります。
ふた口み口と重ねてみると、
あぁ、なるほどなるほど、
常連らしき前客は何度か食べたんでしょう、
醤油濃いめが出来るか訊いていて、
店主はそれに応えていたけど、
うん、なるほど、
そのリクエストは分かる気がする。
キレッキレな醤油ではなくても、
濃い醤油感で引き締めが欲しいなぁ〜
あともう少しの手前で止まっちゃって、
あともう少しのところまで届かず、
そこで気持ちの高まりが途切れちゃう。
もうひと押し欲しい気はするんだなぁ〜
合わせるは中細平打ち麺。
柔らかめな茹で上がりでもって、
しなやかさがあるし、
スープは馴染んでの一体感はある。
イイ感じではある。
バランス的にはちょいと物足りない。
白ネギなどの薬味が絡み、
食感的であったり、
香りであったりで変化を付けてくる。
チャーシューは豚肩ロースと鶏胸肉の2種。
共に低温調理されたもので、
肩ローはしっとり、
鶏胸はサクッとしていて、
臭みがなく旨みを滲み出してくる。
イイ感じではある。
【〆のセット】¥100
ラーメン連食も考えたものの、
ゴハンで締めることにします。
そのままで食べるのではなく、
これはスープを注ぎ入れ、
茶漬け風にして食べるべきだね、と。
あられがカリッとした食感は良くも、
ちょっと異物感の印象があって、
トンコツ*君はどう感じるだろ?
山葵はやはり好き。
ではあるんだけど、
これにはどうかしら?
柚子胡椒を試してみたいところ。
とかなんとかで完の食。
「ごちそうさまでした。」
席を立って挨拶すると、
「悪口書いてくださいね。」
皮肉を込めた物言いでニヤリとする店主。
おかしいなぁ〜
素直な感想は書くけど、
悪口は基本書かないんだけどなぁ〜
“ 毎日でも食べられる一杯”
バリ鰹はそんな想いが込められていて、
それがAMOREらしさだったと思うけど、
今度のそれはどんな想いなんだろ?
“ これはアモーレの味だね”
“ 美味しくて個性あるよね”
ブログを見ると、
そんな想いはあるようだけど、
見た目からして、
どこかで見たような、
どこかで食べたような、
そんな表情からの入りで、
美味しいか?否か?
そう問われたならば、
美味しいレベルなのは間違いないけど、
やはり“どこかで”の印象は強く、
濃厚豚骨魚介とは違うマタオマ、
“ 第2のマタオマ系”といった感で、
似たようなものはよく見かけるし、
目新しさには乏しく、
ワクワクと気待ち高まるほどではまだない。
“ これはアモーレの味だね”
“ 美味しくて個性あるよね”
そんなラーメンが出来ると思うけどなぁ〜
リリースされたばかりなので、
まだまだまだ変化はしていくだろうから、
ワクワクするような、
AMOREでしか食べられないような、
そんなラーメンが食べれたら嬉しいな。
ごめん、悪口はやっぱ書けないや。
(´⊙ω⊙`)