フーメン?
ーハン?
謎の文字が目に入ってはいて、
ま、文字が剥がれただけでしょうが、
ずっとその状態で放置されたままで、
逆に、目を惹く状態であった。
気になる、
気になる、
気になるる〜
めるる〜
ぱるる〜
熱咽喉鼻にルル〜
中華であることは分かっていたので、
入ってみたいという気持ちと、
でも怪しい雰囲気に戸惑いがあり、
なかなかスイッチが入らなかったんだけど、
ようやくようやくようやくのONでの訪問。
【中華 くいしんぼ】
手指消毒を済ませての入店は、
このご時世ということもあり、
席数制限はキープのままらしく、
カウンターは余裕のあり過ぎる3席、
他にテーブル4人×1脚、
6人×1脚が見られる。
メニューはこちら。
手の掛かるであろうものはそれなりに、
そうでないものはぐっと抑えた金額で、
あれやこれやと食べたい人にとって、
ありがたい設定ではあるわね。
ラーメンはもちろんなれど、
チャーハン、餃子も射程距離に入るけど、
初訪であることで量が不明なので、
と、今回はそう思ったので、
餃子はまたの機会として注文してみる。
で、調理待ち。
まず提供されるはこちら。
【カレーチャハン】¥450
絶対そこに想いが入ってるに違いない!
そう思わせる“チャハン”
カレーチャハンなのです。
しかも¥450ってあなた!
ノーマルのチャーハンな至っては、
な、な、な、なんと¥420ですよ、奥さん。
半チャン並みじゃないのさ。
ありがたい金額であるわねぇ〜
ぎうぎうに詰まった真ん丸ではなく、
ふわふわと空気感を含ませた真ん丸。
スプーンは無造作置きでなく、
そっと差し込んであって、
表情を壊さずに控えている。
ラーメンの調理はまだ掛かりそうなので、
先に食べちゃおっかな。
皿に顔を近づけると、
尖っているカレーの香りがくんッ!
鼻をくすぐってきて食欲中枢を刺激するッ!
早速口にすると、
明らかなるカレーの風味にニヤリ。
カレー粉を使っているようで、
カレーの風味がダイレクトに働いていて、
あ、でもやや粉っぽい舌触りはあるかな。
味付けは強くはないけど、
コショウがしっかり効いていることもあり、
スパイシーな刺激が次のひと口を欲するの。
チャーシュー、玉子、玉ねぎ、
青ネギが具材として使われているんだけど、
その中に別の食感があって、
それ、たけのこ。
こりっとした食感がアクセントとして働き、
でも目立ち過ぎずでイイ感じなんだわ。
【ラーメン】¥450
カレーチャハンもそうだけど、
安いのよ。
手が掛かったものであっても¥800。
ありがたい金額であるわねぇ〜
淡い絵の入る白き丼には、
濃い醤油色のスープをたたえ、
チャーシュー、ホウレン草、青ネギ、
海苔を配していて、
ややラフさを感じる盛りではある。
スープはほんのりと甘みがあり、
ほんのりと酸味があり、
大人しめの味で懐かしさを感じる。
加水高めの縮れ細麺を合わせていて、
ぷりっとした弾力、
もちっとした歯応えがあり、
スープとの馴染みは悪くない。
軽くコショウを落としたい気分。
青ネギはこりっとした茎が入っていて、
食感と香りで変化を加えてくる。
海苔はほろっと柔らかくはなるけど、
崩れ溶けるほどでなく、
麺に絡めての磯の香りを楽しめる。
チャーシューは噛み締め感ぎしぎしで、
味がしっかりと染みていて、
噛むごとに旨みが膨らんでくる。
で、ホウレン草。
ひと口サイズに切ったものでなく、
ただただ茎を落としただけで、
葉全体のままの長いサイズ。
これはある意味斬新ってとこかな。
食べ途中だったカレーチャハンは、
引き続きはむはむなんだけど、
いや、結構な量があるな。
改めて結構な量があるな。
なかなかヘビーに感じてきたぞ。
口の中がパサつき気味に感じてきちゃって、
残るスープで口を潤わせつつはむはむ、
口を潤わせつつはむはむはむむむむで、
なんとかかんとか食べ進めての完食。
うん、食べた食べた。
ちょいと喉が渇く感じはあるものの、
色々なメニューが揃っているし、
お値段も抑えられたものもあるし、
そもそも目につく店ではあるので、
次は違うものも食べてみたいな。
うん、また寄ってみたい。