赤鬼が気になる。
赤鬼が気になる。
赤鬼が気になる。
磐田を東西に走る県道413号(旧国一)、
南北の東海道との交差点の角付近、
歩道橋がある交差点の角付近、
ちょ〜っと色褪せた赤い看板が気になる。
でも駐車場が停めにくそうで、
気にはなってはいるものの、
どうにもこうにもスイッチが入らない。
てなことで時間は過ぎていたのだけど、
ようやく気分が高まってきた。
行かねば!なのです。
【ラーメン 太郎】
駐車場は予想通りの狭さで、
交差点角でなかなかムズイものの、
途切れた隙を狙ってなんとかなんとか。
赤い鬼がお出迎えですぞ。
恐る恐るドアを開けると、
店内は左に厨房があり、
クランクのカウンター5席、
4席×2脚のテーブルがあるんだけど、
このご時世ということで、
椅子にはしっぺいちゃんを置いていて、
テーブルは2席×2脚の仕様。
メニューはこちら。
カウンター上と卓上にあって、
さてさてさて、
どうしたものか?と思案思案。
しょうゆ?
とんこつ?
お?
あぶり焼き麺???
どんなものなんだろ?
店名を冠したラーメン太郎にしようかしら?
あ、でもこれってもやしが入っただけ?
それだとしたら惹かれないなぁ〜
散々迷って、
ある意味看板的な扱いかしら?ってことで、
「赤鬼ラーメン」を、
んでもって、
プラス¥310で餃子ライスが付くってんで、
その組み合わせにしてみよっかと注文。
キョロキョロと店内を見回していると、
ふと目に入ったのは古いポスター。
おおおおお!
東京オリンピック、
卓球混合ダブルスにおいて、
水谷隼ペアで金メダルを取った伊藤美誠だ!
小さい頃の写真で、
店主であろうオバちゃんに訊いてみると、
この辺りが学区だったそうで、
小さい頃はよく食べに来ていたんだとか。
サインは当時のものだそうで、
レアなポスターなんだわ。
イイね。
【赤鬼ラーメン】¥820
どぅおっほ!
赤鬼から連想される通り、
スープが赤いっスねぇ〜
妖しいッスねぇ〜
チャーシュー、もやし、
味玉がそれを覆っているけど、
妖しいスープに目が行くなぁ〜
あああああ
チャーシューの色がグレー化してて、
怪しいッスねぇ〜
ま、ま、ま、
とにかくスープをひと口。
うん
あああ
なるほど
なるほど
なるほど
“見た目ほど辛くない”との説明通り、
確かに見た目ほどは辛くない。
後で聞いた話だと、
昔は20辛くらいを出していたけど、
家族連れの子供が口にして大騒ぎになり、
以降、6辛程度で提供しているんだとか。
うん、舌を突くような刺激はあり、
これはラー油やコチュジャン辺りかしら?
辛くはあるけど、
悶絶するほどのものではなく、
スープの旨みを感じるレベルではある。
あるんだけど、
その肝心の旨みが感じられない。
出汁感だったり、
タレ感だったりが弱く、
辛さだけが際立って浮いている感じで、
バランスはイイとは思えないなぁ〜
合わせるは多加水中細縮れ麺。
滑らかな肌をしていて、
ぷりっとした弾力、
もちっとした歯応えがあり、
スープをしっかり絡ませて上がってくるも、
その肝心のスープが弱いので、
いくら絡めたにしても響いてこない。
こりゃ、困った。
もやしが絡んできて、
ざくざくと食感で変化を与えてくるけど、
スープが弱いので食欲は刺激されない。
こりゃ、困った。
卓上に醤油を見つけたので、
これを適量注いで変化に期待するも、
う〜ん、やっぱ出汁感が弱いので、
焼け石に水って感じで効果薄。
こりゃ、困った。
チャーシューは肩ロースが大判で2枚。
まぁ、これは見た目の予想通りで、
やや酸化臭を感じられて難。
こりゃ、困った。
【ラーメンセット】¥310
餃子5個とライス(中)のセットで、
ミニ以外のラーメンにプラス¥310で付く。
こちらにはチャーハンは無いので、
このセット内容はお腹を満たしてくれそう。
餃子は焼き色は悪くないけど、
見るからにヘタッていて、
視覚的にそそられるものではない。
まずは何も付けずに口にするべく、
箸で摘まむと予想通りのふにゃっ、
口にするとふにゃっと食感悪く、
あ、でもニンニクの風味が強く、
下味もそれなりに付いていて、
これは何も付けずともイケる味ではある。
ゴハンと一緒に食べるには調味料が欲しく、
ラー油醤油で味を補強し、
ゴハンにワンバンしつつぱくぱく。
や、そっか、
ゴハンは中サイズだったか。
量のバランス的にはゴハンが多く、
スープと共に、と思うも、
味が弱いので箸が進むわけでなく、
黙々と黙って食べるのみ。黙食。
で、完食。
気になっていた店にやっと訪問が出来て、
経験値も増して良かった良かった。