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ただのラーメン好きブログ

浜松市西区

荒野【チャーシューワンタンメン】 @浜松市西区大山町

投稿日:2019年3月1日 更新日:




さくらさくら 今、咲き誇るぅ〜

浜松市西区大山町で開催ちう、
「東大山さくらまつり」に行ってきました。


噂には聞いていたものの、
実際に目にするのは初めて。


10時半頃の到着だったんだけど、
周辺の駐車場は埋まってきていて渋滞気味で、
案内の方々はパニくり気味。
それでも早くに来て良かったわぁ〜

花川沿い両岸に続く桜並木は、
まだ満開とはいかずまでも花開いていて、
近くの菜の花と共演。

散策、写真撮影をする方々が多く、
併せて農産物などの販売会も賑わっています。

3月上旬まで開催だそうですよ。



その目の前には【荒野】

「さくらまつり」に合わせ、
イベントをするとのことで、
その名も『黒支那そばまつり』

既に開店待ちをする方々が居たりして、
注目の高さをうかがわせます。

ちょいと早めの暖簾掛けで開店。


このイベント、前半両日は昼営業のみで、

支那そばのトッピング展開で3種類を用意。
スタッフにちょいと相談してのポチリとな。

 

すぐに満席となった店内、

席には案内が置かれています。


ちょっと目を通してみましょう。

【懐かしの支那そば復活秘話】

私の地元、蒲郡に昭和初期から続くきくや飯店という支那そばの名店があった。
その支那そばは三河地方では当時お馴染みであったたまり醤油を使った見た目は真っ黒なスープのラーメン、私はこの支那そばが大好きでした。
ところがおよそ3年程前に店主がお亡くなりになり止む無く閉店、
もうあの味が食べられないのか、と諦めかけていたある日豊橋にある[らぁ麺幸跳]の店主松永君との会話の中で(1番きくやの味に近いのは浜松の荒野のラーメンですよ、)
と紹介され荒野のラーメンへ!

おっ、確かに近い、美味い!
でも何かがちょっと違うかな?

何度目かの訪問時カウンター越しに店主と話す機会があり、きくや飯店の話で予想以上に意気投合!

20数年試行錯誤の末に近いものは出来てきたけどあと一歩近づけない、と、
その時私が知る限りの情報と思い出を語りました。
その時のたまり醤油の情報から店主はとある街にある醸造所を一軒一軒訪ね歩きとうとうきくや飯店と同じたまり醤油を見つけたのです。
あの味に対する執念ですね。

そのたまり醤油を使って幾度か微調整をしてついに店主が20数年来夢に描いていたあの味が復活し執念が実ったのです。
店主は完成した時には嬉しさのあまりに涙が出てきたそうです。

熱い情熱と執念で仕上がった熱い一杯を是非堪能して下さい!
きっと店主の情熱が伝わるはずです。
(
支那そば大好き、三河住人 壁谷談
)

そうよ、そうよ、そうなのよねぇ〜

最後と思わず食べた、

あの一杯に想いが懐かしいわ。

僕も「きくや飯店」のファンのひとりで、

ブログを始める前から好きだったので、

荒野店主が作る味に近いものは感じていた。

壁谷さんと繋がったことはもちろんなれど、

僕の知る限りにおいては、

とある店の限定も影響したように思える。

追い求めてた歴史や思い入れは、

自分の方が強い!と掻き立てられ、

理想により近付けるために努力し、

たまり醤油の蔵元まで辿り着いた感で、

一気にその魅力が高まったのよねぇ〜

 

さて、どんな一杯に仕上がってるのかな?

 

 

 

【チャーシューワンタンメン】1,100


チャーシューもワンタンも一緒に食べたく、

お願いして作ってもらった一杯。

 

黒々としたスープにチャーシュー、

ワンタン、メンマ、青ネギを配しています。

 


立ち上がる香りにワクワクしつつ、

まずはまずはスープをひと口。

 

ほぉッ!

 

これはこれはまた力強い!

店主曰く、

イイ時のきくやを目指すとかで、

朝早くからスープを炊くほどの入れ込みよう。

 

(萬屋さん、写真ありがと)



鶏の力強さがグッと前に出て、

スープの層に厚みが増した感じで、

重厚とさえ思えるほどに。

きくやと同じたまり醤油を使うタレで、

旨みにしっかり支えられた仕上がりのスープ。



ただそれにより重みも増した印象で、

タレが包まれて若干マイルドには感じる。

旨みはイイんだけど、

もうちょいサラッとしてても良かったかなと。

 

合わせるは加水低めの細麺。

しっかりとスープを馴染ませていて、

色も黒々しく染まっている。

いつもよりしなやかさはあって、

麺肌も滑らかな気はする。

この重厚なスープにあっては、

バランス的には力強さがあっても良さげ。

 

チャーシューはしっかりと味が染みていて、

バラ肉の脂は甘みがありイイわ。

て、予期してなかったとこで、

もも肉も入ってんじゃん!

ギシと噛み締め感強めで、

滲み出る旨みもこれまたイイね。

 

ワンタンは皮がこちらも黒々しく染まり、

ちゅるんと唇からくすぐっていく。

下味の付けられた餡は、

強い個性のスープにあっても主張してる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ともあれスープは残したくなくの完スペ。

 

出来れば「シューマイ さくら」も食べたかったな。 

 

 

 

 

 

 



 

きくや飯店への想いが募る一杯は、

まだ食べられる。

 

『黒支那そばまつり』は、
3月2日(土)3日(日)も開催。


当初は昼営業のみの予定だったけど、

2日は夜もやるみたい。

 

桜と菜の花を愛でつつ、

きくや飯店への懐かしさも感じつつ、

お出掛けしてみませんか?

(╹◡╹)"

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