らの道です。
麦の空 GACHI SOBA DOJO（豊橋市）、
拉麺酒房 熊人（長野県上田市）のコラボ。
整理券は前売りで争奪戦必至だろうな？
って諦めモードではあったんだけど、
ちょいとお高めの金額設定だったので、
控える方が多かったのかしらん？
ま、ま、ま、
なんとかかんとかGET！
（σﾟ∀ﾟ）σ ｹﾞｯﾂ!!
整理券には時間と番号の記載がある。
時間15食の案内があったので、
僕は11時台の13番ってことは12時近く？
食べる前の人、
食べ終わりの人で賑わってるかと思いきや、
落ち着いた店頭に駐車場。
8時スタートだったので、
その頃だったかな？
ま、ま、ま、
とにかくとにかくスムース駐車。
車待機の後、
11時となったので中待ちを覗いてみると、
ドア前の立ち待ちまで見られたので、
そっとドアを閉めて再度の車待機。
ちょいと遅れているみたい。
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【麦の空 GACHI SOBA DOJO×拉麺酒房 熊人】
そろそろかな？と中待ち席。
何組かが名前を呼ばれ一気に空く中待ち席。
何組かが同時着席同時退席なのかしらん？
僕の前までが一気に捌けて、
ぽつんとひとりぼっち。
「タカ☆さん、どうぞ〜」
番号でなく名前が呼ばれるのは斬新だわ。
セルフで水を用意しての着席。
「ふぅ〜」
「お？ お疲れですか？」
目の前で息を吐いたので声掛けするも、
上野店主はまだ半ばだと強がる。
仕込みもあったし、
いつもとは違うイベントなので、
そりゃ、いつもと違う疲れだろうなぁ〜
「お品書きと熊人さんからのお土産です。」
女将さんから提供されるはお品書き、
そして塩煎りの小麦だって。
思いがけずのプレゼントはウレシス。
麦の空・上野店主は全般、
女将さんは天ぷらなど、
熊人・小合沢店主は麺上げ、
そのお弟子さんかな？
提供などで動き回ってる。
あ、そういうことね。
コース料理となるようで、
ある程度のロットで提供されているので、
僕の分はまだ時間が掛かりそう。
【先付け】
天ぷらは舞茸とささみの大葉巻き、
ビーフジャーキー、カラスミ、
薬味類が提供される。
さて？
どうやって食べるの？
セリは味噌に合わせて、
薬味は後で使うなどの説明は一応ある。
ビーフジャーキーは長野県の希少ブランド、
峯村牛を使ったものらしいけど、
ビーフジャーキーだね。
特別感は分からない。
カラスミは食べたことあったかな？
ボラの卵巣だったっけ？
上野店主の説明が聞こえてきたけど、
塩漬けして塩抜きして白ワインに浸けて、
天日干しを数日したものだそうで、
口にすると、
あああああ、こういうものなのね。
ぽりっと少し噛むと、
舌の上で細かな粒がほぐれる。
面白い。
これ好きだなぁ〜
大根は瑞々しく、
一緒に食べてもイケるね。
もう1つ欲しいな。
天ぷらは後で食べるのかな？
ま、でも温かいうちに食べちゃお。
ささみ大葉巻きはしっとり柔らかで、
ジューシーさに大葉の香りが重なる。
舞茸はこりっとしたもの。
やはり温かいうちに食べるのが正解。
【二種の麦そばと熊人の醤露】
「こっちが師匠の蕎麦。」
との言葉が添えられ提供されるは合盛りで、
奥が“師匠”の信州小麦の粗挽き熟成麺、
前が“ガチ空”十勝はるきらりともち麦そば。
師匠麺は茶色き多加水っぽい縮れ麺で、
ぷりっ、もっちりとしていて、
コンニャク麺のようなもの。
ガチ空麺は白き低加水っぽいストレート麺。
そのまま食べたり、
つけ汁に付けたり、
山葵を付けたり、
あ！
山葵の香りがイイんだ。
これ好きだなぁ〜
て
麺提供前に出されたつけ汁を口にすると、
これが不思議な旨さ。
何だろう？
醤露（ひしおづゆ）と謳われているので、
醤油は醤油だろうけど、
角が丸く醤油っぽくない感じで、
ほんのり甘くて円やかで、
フルーティっちゃあフルーティで、
アルコールっぽさがあって・・・
味噌かなぁ〜？
裏に味噌っぽさを感じるなぁ〜
ふた口み口ちょいちょいと口にしていると、
上野店主が気付いて教えてくれる。
醤油ダレに醤露、
そして味噌の搾りかすを加えたのだとか。
ほぉほぉほぉ
だから味噌らしきものを感じるんだ。
膨らみのあるつけ汁で、
これ好きだなぁ〜
【信州峯村牛ヒレ寿司】
寿司が出るとはオドロキ！
これはこのまま食べればイイのかな？
って口にすると、
何だコレ?
肉は肉なんだけど柔らかい。
筋や脂の類はなく、
しっとりと柔らかで、
口の中でトロけ溶けるような感覚。
血生臭みもなくて、
肉の旨みのみを楽しめる感覚で、
酢飯は出しゃばることなく、
酢はほんの僅かに効かせていて、
仄かな酸味、仄かな甘みによって、
より素材の旨みが引き立つような感覚。
これ好きだなぁ〜
山葵を付けても良かったっけ、って、
思ったもののアフターザフェスティバル。
後の祭り。
【熊人謹製自家製味噌の麦そば】
粗挽きあや姫を使ったという麺、
コーンビーフ、雲呑、
そしてつくねとは書かれていたけど、
口頭説明ではハンバーグだと。
ノンオイルの味噌スープで、
肉類によって変化していくそうで、
ひと口啜ってみると、
あっさりとも思えるもので旨い。
もっちりとした麺で、
あっさり味噌とも合う。
コンビーフを溶かし入れ、
ハンバーグはハンバーグ、
雲呑はちゅるんな感覚の牛肉餡で、
峯村牛のオンパレードで、
頭から爪先までの衝撃の稲妻で、
爆音の韻波句徒（インパクト）って感も、
味噌と麺を引き立てる感ではなく、
怒涛のラッシュがむしろ引き下げに転じ、
麺を食べさせたいのか？
肉を食べさせたいのか？
ちょいと力んで詰め込み過ぎた印象。
セリは香り高のほろ苦さは活きて、
こちらの方が味噌と相性はイイ感じがした。
【和栗と焙茶麺のパフェ 信州林檎ソース添え】
は？
デザートとして提供されたパフェ。
何だこりゃ？
栗のペーストにマカデミアナッツ？
ビスケットの最上部、
中間には黒き極太麺、コーンフレーク、
最下部にはリンゴソース。
ペーストは確かに栗だ。
甘みは強くなく抑えていて、
栗の香りを殺さず素材感を活かしている感。
それよりも気になる極太麺。
ほうじ茶の粉末を練り込んでいるそうで、
むにっぐぐっと硬い歯応えがあり、
そこに栗ペースト。
時折コーンフレークのサクッと感が面白い。
箸で食べるデザートが面白い。
順番的にはそのまま食べ終えそうだけど、
ソースと合わせずしてどうするよ？
軽く天地返し的にムリクリ登場させ、
絡めて口にすると、
うほッ！
こりゃ、イイわ！
極太麺にペーストがちょいと重めだけど、
パッと弾ける爽やかな甘みと酸味が加わり、
ヘビー目たるBABYMETALの世界観、
かわいいメタルという、
ムリクリな表現が頭をよぎる。
すまぬ。
マカデミアナッツはマカデミアナッツ。
軽いコリッとした食感で、
ハワイ土産でしか食べたことないような、
そんな食材を合わせてくるのも面白い。
これ好きだなぁ〜
最後に〆のほうじ茶でも飲みたかったけど、
それは提供されず、
蕎麦湯でもあればつけ汁を割ったけど、
それも提供は無かったので、
つけ汁をちょこっとちょこっとずつ口にし、
うん、このつけ汁やっぱ旨いよな、って、
つけ汁ナイスだったわぁ〜、って、
じっくりじっくりと味わっての完スペです。
この時点で13時過ぎで、
食べ終わりまで1時間ちょい。
まだ待ち客はいるので、
ささっと立ち上がって退散しよう。
「ごちそうさまでした。」
上野店主はニコニコで応えてくれる。
「来年は一層頑張ります。」
「うむ、精進しろよ。」
「あっはっは！」
ちょいとビビりつつエラソーに返してみる。
ジョークだと分かってもらえる関係性。
ありがたいものです。
「ごちそうさまでした。」
熊人・小合沢店主、お弟子さん、
女将さんにも声掛けての退店。
いやぁ〜
なかなか面白かったなぁ〜
コースゆえに時間は掛かったものの、
刺激になるものも多く、
なかなか面白いイベントでしたわ。
SNSに上がっていたけど、
緊張から解放された、
やり切った感のある笑顔での記念写真。
良かったわ。
食べ手としても楽しめた「らの道」でした。
シナさん乙。
【らの道 THE CORE 麦そばの極み 2024】￥5,500
