「2軒目ですか?」
「いや、ここだけですよ。」
「えぇぇぇぇぇ?」
「787でもないし、
いざなわれてもないし、
ホントここだけです、ココロから。」
実は好きなのよ。
気になる店なので好きなのよ、ココロから。
でも店主はそう思われていないと思い、
いつも疑心暗鬼な表情を見せるので、
イヂワルしたくもなる。
今回はそんなやり取りあるかしらん?
【ラーメン こころ】
昼時直前の到着は、
駐車場に空きが見られる僕的ラッキーデー。
そんな状態だったので、
TKC店主は調理の手が空いていたのか、
ドアをそっと開けた僕と目が合う。
僕だと認識したようなので、
ドアをそっと閉めてみる。
その苦笑した顔がイイね。
ドアをそっと再度開けて入店し、
即券売機前。
限定の案内が貼られているんだけど、
担ぐの担ではなく、
間違った「坦」の字が使われているので、
一気に興味が失せてしまい、
視線を券売機に戻しての思案思案。
あら塩が好きなんだけど、
今回は煮干にしてみようかな。
いつもの塩と違う醤油にしてみようかな。
ポチリ&ポチリ。
空いた席を促されたので、
セルフで水を用意しての着席。
食券を渡しての調理待ちですぞ。
【三種の煮干し 醤油】¥1,000
妖しい色のスープですな。
どよんどよんと妖しいスープですな。
提供された方向のままの写真なんだけど、
チャーシュー3種は奥から重ね、
メンマ、刻み玉ねぎ、白ネギ、姫三つ葉、
それらが2/3程度を占め、
その他の1/3は麺を縦方向に流していて、
上手く魅せてるなぁ〜
トッピングをごちゃごちゃ広げちゃって、
それらが主役であるかの如く配しちゃって、
渋滞した表情のラーメンって多いけど、
あれってそそられないことが多いのよ。
センスを正直感じないことが多いのよ。
魅せる表情を見せてもらいたいものです。
うんうんうん、
たまには褒めておこう。
( ̄▽ ̄) ふ
スープは煮干の荒々しさが出たもの。
苦みある風味や香りがしっかり出ていて、
それを醤油が整えている。
塩に比べると、
醤油の方が広がりを感じるんだけど、
煮干の悪い感じも広げてしまってる感で、
ちょいと臭みが気になるのは僕だけ?
合わせる低加水細麺はこれを馴染ませ、
ポキポキと硬めの歯応えで抗い、
一体感の中から甘みが滲んでくるけど、
やはり煮干臭さが気にはなるかな。
刻み玉ねぎが絡んできて、
しゃりしゃりと瑞々しき食感で変化。
このあたりはイイ組み合わせよね。
白ネギはまとまっちゃって、
ジャキジャキと舌触り、歯触りが気になる。
さて、チャーシュー3種。
豚肩ロースはピンク色をしていて、
しっとりとした噛み締め感があって、
そこから燻製の香りがふわっと香る。
強過ぎずの加減がイイな。
豚バラ肉は厚みがあって、
脂はトロけるほどではあるけど、
全体的には噛み締め感はあって、
その脂のクドさは弱いのでイイな。
鶏もも肉はぷりっとした弾力で、
香ばしき香りも加わった旨みがあり、
僕的にはこれをもっと食べてみたくなる。
がっつりフューチャーの限定をやらない?
メンマはポリポリ。
黒煎り七味でちょいと味変したりで楽しむ。
あ
美味しいものは美味しいと、
そうでないものはそれなりに、
出来るだけ素直に表現したいたちなので、
面識有る無し、
他人評価は関係無く、
あくまで目の前の一杯が全てで、
それを文章にしてるんだけど、
それを直接作る側に伝えるべき、
マイナスなことは書くべきじゃない、
僕なら書かない、
私なら書かないなどと、
自分の価値観を押し付けてくる方々は多く、
他人の価値観を否定する方々がいるけど、
知るか!
バーカ!
バーカ!
バーカ!
キレイゴトばかりのお花畑で遊んどけ!
イイヒトぶっとけ!
イイヒトってどうでもいい人なんだわ。
バーカ!
バーカ!
バーカ!
o(`ω´ )o オッパイナメテロチンコシコッテロ!
って、
書いてしまいたくなる衝動はよくあり、
たまには爆発したくなる時もあるけど、
それを表に出さずクールにな装いたいわね。
そんな僕なので、
目の前の一杯の感想が気になる店主。
まだ食べている最中なのに、
顔を覗き込むように訊いてくる。
「どうですか?」
「え、あ、美味しいですよ・・・・・・」
全体的には悪くないとは思うので、
そう素直に返したんだけど、
その淡々とした返しが不安なのか、
「え?そんな感じ?」
悪い印象だと捉えられたようで、
不安がる表情が見えたので再度返す。
「いや、美味しいですよ。」
でも不安がる表情は、
ってか疑心暗鬼の表情ではあるので、
ちょいとイヂワルな返しを重ねておこう。
「ほら、そう言っておかないと、
周りの目もあるじゃないですか・・・」
「えーーーーー」
素直な返しよりも、
歪曲した返しの方がそれっぽいようで、
逆にそんなやり取りを求めているのかしら?
・・・Mだな。
【和え玉】¥350
ライスや茶漬け飯、
気まぐれメニューなどのゴハンものはあり、
それらと合わせるも良き良きなれど、
今回は和え玉を追加選択。
チャーシュー、玉ねぎ、ネギ、魚粉など、
これらをざざっと散らし、
そこから底から全体を混ぜ合わせ、
マーゼマーゼマーゼマーゼしちゃうと、
油そば的に食べられるんだけど、
これがなかなか美味。
このままでもイケちゃうくらいだけど、
ここにスープを注いじゃって、
ミニラーメン的にしちゃう。
そもそも替玉の派生的な側面もあるので、
スープと合わせるのが前提な気もするけど、
油そば的な食べ方であったりと、
食べる側の自由な食べ方が出来るので、
そこんとこが魅力でもあるんだな。
てなことで、
ずるずるずると食べ進めての完食。
「どうですか?」
「え、あ、美味しいですよ・・・・・・」
疑心暗鬼の目が次の言葉を求めてる。
・・・Mだな。
「ほら、そう言っておかないと、
周りの目もあるじゃないですか・・・」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!
パッと明るくも苦笑が見えたので、
さ、帰るとするかな。
立ち上がってもうひと声掛けて帰ろう。
天井を見上げるように棒読みで。
「オイシカツタデスゴチソウサマデシタ。」