派手ではなくて、
もちろん映えるではなくて、
それは店舗もラーメンもそうだし、
SNSでもそうなんだけど、
やたらノス系だのボサ系だの、
味はどーこー関係なく、
ただただそれだけをありがたる輩は別とし、
ひっそり地味に営業している感があり、
ただただ僕は食べたくなっての訪問。
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【ラーメン 味佳】
週末の金・土・日のみの営業で、
食べたくても食べられないことがあるし、
タイミングがなかなか取りづらく、
たまにしか行けてない現状。
今回はバッチシ。
通りから入り込んだ場所にあり、
周囲は住宅が多くなっちゃって、
更に目立たなくなってるし、
そもそも外観もひっそりとしてる。
いつもそうなんだけど、
駐車場に困ることなくのスムース駐車。
メニューは厨房の垂れ壁にあり、
まぁ、いつもほぼほぼ一択の注文。
【和風ラーメン】¥800
はい、コレです。
赤ラインに金雷紋の丼に醤油スープ、
泳ぐ麺、
トッピングにチャーシュー、メンマ、
茹で玉子、なると、ネギ、海苔と、
どこか懐かしさを感じる表情をしている。
スープは油が浮かぶのあっさりとした、
まさに和風といった出汁感があり、
以前は煮干が感じられたけど、
今はサバらしき節感が主となった感で、
醤油はそれに寄り添うようにひっそりで、
派手ではない地味な滋味スープといった感。
複合的な出汁感であったり、
香味油での香り立ちであったり、
今時の主張強めのものとは違い、
落ち着いた静かなるシンプルな旨みで、
じんわりと染みてきてイイのよ。
合わせる麺はぷりっとしていて、
ぐっと噛み締め感があって、
以前のゴワゴワ感は消えてしまったけど、
これはこれでイイのかもしれない。
エッジが舌上で遊ぶ感覚もあって面白い。
ネギは辛みあるもので、
ザクザク食感もあって、
アクセント的な働きで絡んでくる。
チャーシューは豚バラ肉ともも肉のようで、
バラは脂の甘み感じるもの、
ももはギシギシ。
メンマはポリポリ。
なるとは甘い。
茹で玉子は茹で玉子。
海苔は海苔。
味わって味わって完食し、
笑顔のお母さんに癒されて、
支払いを済ませての退店。
うん、じんわりじんわり。
そこがイイんだな。
また行きたくなるんだな。