「こっちで用事ですか?」
「・・・いえ、ここだけの為に来ました。」
「787が休みだからですか?」
カウンターに着くと店主がイヂってくる。
TKC店主がイヂってくる。
食べたくて来た、と言っても、
そう伝えても信用してくれないのよ。
食べたくて来たんだけど、さ。
【ラーメン こころ】
麺屋さすけ本店の元店長で、
独立後の動向はやはり気にはなる。
7時からの朝ラースタートで、
昼を直前にしてまた混み出してきている中、
ささっと入店。
右にある券売機前へ。
あらシリーズはとりあえず口にしたので、
興味のあった煮干をポチリ。
ゴハンものもイっときましょう、とポチリ。
声が掛かるまで中待ちしての着席で、
食券を渡したら大人しく調理待ち。
イヂられたので、
ちょこっとだけやり取り。
しばらくして別皿トッピングが提供される。
チャーシューは熱を帯びていて、
シズル感が感じられてイイね。
ラーメンはどのタイミングで提供?
今回は冷めないうちに提供されるかしら?
お!
早いぞ!
1分としないうちの提供で、
これは頑張った!
今度はこちらが冷めないうちに楽しまにゃ!
【三種の煮干し 塩】¥1,000
悪いなぁ〜
泡立つグレーのスープが目を惹く。
悪い色だなぁ〜
妖しいなぁ〜
イイなぁ〜
スープとしては一般的にはそそる色でなく、
美味しそうには見えないでしょうが、
ラーメン好き界隈の変態的な人にとっては、
むふふふふ❤
そそる色なのよぉ〜
折り畳まれた麺が顔を覗かせていて、
その上には刻み玉ねぎ。
トッピング類は別皿として、
チャーシュー3種、メンマ、白ネギ、
姫三つ葉が配されている。
前回と違ってタイムラグが少なかったので、
熱が冷めないうちに早めに食べなきゃ!
さてさてさて、
妖しげなスープからイっちゃいましょう。
さらっとしていて粘度は高くなく、
ほんのりとした甘みが先行すると、
煮干のビター感ある旨みがぐっと膨らみ、
エンミは高過ぎず低過ぎずの塩梅で、
これを邪魔することなく引き立て、
香りが鼻にふっと抜ける。
この感じイイな。
好きだな。
合わせるは低加水細麺。
ぷりっとした弾力、
ぱつっとした歯切れの良さで、
くっくっくっと噛み締め感がある。
スープの馴染みよく、
煮干しの旨みに麺の甘みがイイ感じ。
刻み玉ねぎがシャリシャリと絡んできて、
食感的に変化を加えてくる。
イイね。
メンマはポリポリポキポキで、
スープを邪魔しない味付け。
ある程度食べ進めたので、
もうここは別皿を全部投入しちゃえ!
熱をキープだ!
白ネギは煮干との相性の良さを感じさせ、
姫三つ葉は和に変化してのアクセント。
チャーシューは3種で、
豚肩ロースは低温調理で柔らか臭みなし、
豚バラは熱を保たせて脂の甘みを感じ、
鶏ももは柔らか香ばしきでジューシー。
それぞれの肉質感と旨みを楽しむ。
【茶漬け飯】¥150
ラーメンを食べちゃっても茶漬け飯がある。
残るスープまで楽しんじゃうアイテムで、
お腹の余裕があったら頼みたいところ。
ゴハン上には刻み海苔、青ネギ、
ぶぶあられが載せられていて、
視覚的に楽しませてくれるんだな。
スープを注ぎ入れたらば、
茶漬け風にしていただいちゃうんだな。
煮干の香りはもちろん、
お腹も満たしてのはむはむはむで、
モチのロンで完食ですよ。
そういうことですよ。
あら炊きなど魚系をウリとしていて、
煮干はどうなの?と食べてみたけど、
結構好きなタイプで楽しめたんだわ。
トッピングは動物系中心で、
そこんとこは凡庸さは感じるけど、
今後のTKC色を早く楽しみにしたいな。