へ?
青天の霹靂!
Σ(゚ロ゚屮)屮
年末にやっと食べに行くことが出来、
まんまん満足だったんだけど、
年が明けたと思ったら、
それまでの鴨を止めちゃうとの報。
泣くほどに高騰してしまって、
空庵、鴨やめるってよ
マヂか!
マヂか!
マヂか!
新たなラーメンを作り上げるべく、
しばらく休業に入るそうで、
新年早々、なかなかの衝撃なんだわ。
新たに取り組み、
作り上げたのはポルチーニ。
きっとそれもまた旨いにキマッテル!!!!
ようやく行ける機会を作り、
イクぞ!
LET'S ら GO!
ヾ(๑╹◡╹)ノ"
フォースと共にあらんことを。
【酒楽亭 空庵】
ハリきって向かい、
開店40分ほど前の到着だったんだけど、
既に行列が出来ていて、
駐車場も埋まりつつある。
ヤバッ!
いつもなら悠々と駐車出来るほどなのに、
空いているスペースは僅かでラッキー駐車。
マヂか!
マヂか!
マヂか!
GWということもあるし、
そりゃあ、混むわな。
行列最後尾に着き、
大人しく大人しく待つより他にない。
ようやくの開店時間を迎え、
暖簾が掛かりて列は進んでいく。
券売機システムなので、
ゆっくり少しずつ歩を進めていき、
待ちに待った券売機前。
GW期間は「鴨はちらーめん」限定復活で、
そのボタンもあるんだけど、
それはそれとて新たなる一杯も気になる。
いや、むしろそちらに興味がある。
食べてみたいのだ。
もうひとつ気になるものもあり、
狙いを定めてのポチリ&ポチリ。
店内はリニューアルされて広くなり、
窓も大きくなって開放的になり、
そこから見える庭がイイのよねぇ〜
新緑の季節となって映える緑と赤、
石灯籠、石の間をすり抜け流るる滝など、
とにかく庭がイイのよねぇ〜
スタッフ許可で写真を撮らせてもらったわ。
カウンターは逆L型で10+4席あるも、
厨房側は空けてあるようで10席、
更に隣客とは間隔を空けるようにしていて、
他にテーブル2人×5脚を設けている。
その空間に居る心地良さに浸り、
暫し暫しの調理待ちですぞ。
まず提供されるはラーメン・・・ではなく、
前菜の“汁”と“菜”。
ラーメンなのに前菜が付くってのって、
なんかオサレじゃない?
【トマトのエスプレッソ】
小さな器に入れられての提供で、
エスプレッソ自体は馴染みがあるも、
それはコーヒーでのことで、
トマトのそれは初めて。
中を覗くと赤ではなく、
透明感のある液体で、
口にしてみると、
どぅわッ!
トマトだ!
確かにトマトだ!
トマトの風味を持つ酸味は強烈で、
味蕾を目覚めさせるには必要十分。
一気に受け入れ態勢が整ったぞ。
こりゃあ、イイぞ。
飲み切っちゃうのはもったいないので、
後に残しておこう。
【おばんざい五品盛り】
“春爛漫”と名付けられたそれは、
小鉢が5つ細長く一列に並べられている。
ひと口で収まるサイズ感で、
名前を確認しつつ口にすると、
「桜大根」は、うん、酢で締めたものかな。
「大槌ワカメの新生姜酢」は生姜が効果的。
「小松菜蕎麦の実和え」は、
蕎麦の実のぷつぷつ食感がイイな。
「新玉葱マスタード」はマリネのようで、
マスタードの粒がピリッと。
「春葡萄の白和え」はこれは意外で、
爽やかな甘みと酸味のブドウが現れ、
この組み合わせは意外性があって面白い。
と、ワクワクさせてくれる。
分かりづらいネーミングではなく、
素直に想像しやすくはあるので、
文字情報と舌情報を擦り合わせ、
あぁ、そういう感じなんだぁ〜
うんうんうん、と楽しめる。
楽しめるんだぞ。
てか、まだ前菜だし、
ラーメンに前菜だし、
手間暇が掛けられているのは、
シロートの僕としても分かるし、
見映えはイイし、
眺めていたいし、
写真も撮りたいし・・・で時間が掛かり、
実は食べ始めた頃にラーメン提供で、
それを先に食べるようスタッフから促され、
前菜としては少し食べたけど、
ほぼほぼ“ 後菜”になっちゃった。
\(//∇//)\ テヘペロ
ラーメンは「麺」として、
肉類は「盛」として別皿形式での提供で、
汁、菜、盛、麺の4点を合わせたものが、
1セットでポル吉としての仕様。
【ポル吉(皐月)】¥1,180
ラーメンというよりは、
コース料理という感じだわね。
これでこの価格なら、
価値観の違いはあるかもだけど、
単純に安いと思っちゃうわ。
明らかに手が掛かっているのが分かるもん。
【麺】
白き丼にぎらぎらと大きな油玉が浮かび、
麺は揃えて折り畳まれていて、
それを魅せるように、
具材は半分に寄せて盛られている。
ベビーリーフ、わらび、赤かぶ、
こりゃ、何だろう?
鶏の照り焼きっぽく見えるけど違うな。
ま、それは後で分かるかな?
スープは鶏ガラ、昆布、煮干で炊く出汁に、
ポルチーニを使い、
白醤油とポルチーニによるタレを合わせ、
追い松茸で仕上げたそうで、
丼に顔を近づけると、
まさに、の如く、
甘く芳醇な香りが立ち上がってくる。
それは口にしても同様で、
膨よかな旨みが一気に口の中に広がり、
そして鼻へ抜けていく。
いつまでも飲んでいたい気持ちになり、
ふた口み口よ口・・・
そりゃ、無口になるわさ。
(*´꒳`*) ムフゥ
麺は加水低めの平打ち麺で、
しなやかで滑らかな肌をしていて、
啜り上げが良く、
スープの旨みをしっかりと持ち上げてくる。
馴染みは始めは大人しい気はするものの、
徐々に高まりを見せてきて、
もちっとした歯応えで食べさせる。
ベビーリーフはほろ苦く、
赤かぶは酢締めで意外に酸っぱく、
わらびはわらびで、
変化を持って楽しめ、
んでもって、
パッと見で鶏照りかと思ったのはキノコで、
箸で掴もうとするもくにゃっと柔らかく、
トロミがあって掴めない。
レンゲに載せて口にすると、
とろりと舌の上を滑る。
え?
これが追い松茸?
いやいやいや、
これほどのトロミは、
どっちかというと巨大なめこという感じで、
でもこんな大きさのなめこはあるのかしら?
あれやこれやと考えを巡らすも、
分かるはずもないのでスルーするぅ〜
とにかくそのキノコを楽しめばイイのだ。
その世界観に浸って楽しんじゃうのだ。
【盛】
凡庸なチャーシューやメンマなど、
ありきたりに並べる別皿でなく、
こりゃ、何だ?
視覚的効果で楽しませようとする「盛」は、
スープに浸してもイイし、
そのまま食べてもイイそうで、
左からそのまま食べ進めてみる。
「もち豚の木の実蒸し」は、
こりっと食感の木の実がアクセント。
「煮込み鴨の玉子寄せ」はしっとりとして、
ある種スポンジケーキのような食感。
「桜恵那鶏」はむちっとしていて、
ハーブらしき香りをちょっと感じると、
噛むほどに旨みが滲み出てくる。
やっぱスゲーなぁ〜
感心しながら、
後菜も食べちゃって次へ。
つい先日投稿を見ちゃって、
これは是が非でも食べたかった。
#PNT被害者の会
【冷製鴨ロースト】¥580
鴨の高騰を受け、
ラーメンはポルチーニ仕様になったけど、
鴨肉が食べれなくなったのではないようで、
一品ものとして提供されていた。
てか、何ですのん?
艶消しの落ち着いた白き器の中は、
それだけで芸術的な表情をしていて、
食べずにいつまでも観ていたくなる。
角度を変えてずっと観ていたくなる。
ま、食べるけどね。(゚∀゚)
鴨肉を摘まんで口にすると、
ローストとは謳われてはいるけど、
パサつくことなく生肉のような印象で、
しっとりと柔らかく、
ねっとりと舌に絡み付いてくるかのようで、
熟成されたもののような感じ。
臭みがなくて、
旨みの塊なんだよなぁ〜
先日、他店において食べた肉の刺身は、
解凍による水っぽさ、
旨みの無さに悲しくなったので、
余計に旨みを楽しめちゃうわ。
てか、あっちの方が高かったし。
(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)
そのままを食べていたい気はするものの、
変化を付けちゃうぞ。
トリュフペーストをちょいと載せる。
うん、鴨肉は強いな。
てか、
トリュフの香りは感じるものの、
ありがたみは正直分かんない。💦
ちょんちょんちょんと置かれた黒い円は、
17年もののバルサミコ酢だそうで、
こちらは尖った酸味ではなく、
濃厚に凝縮された甘酸っぱさがあり、
僕的にはこちらの方が好きだな。
これで¥580だもの。
オドロキだわ。
食べて正解だったな。
残るスープは残しておきたくなく、
ゆっくりと丼を傾けて、
味わって味わって、
完全スープペロリの完スペです。
あ、そうだそうだ!
残るトマトのエスプレッソを飲み干し、
ホントのホントの完食です。
いやぁ〜
鴨スープは休止となっちゃって、
新たに始めたポルチーニではあるけど、
その構成も含め、
満足度は引けを取らない。
きっときっときっと、
次もワクワクさせてくれるに違いないので、
また足を運んでみたくなるんだなぁ〜
楽しみなんだなぁ〜
そういうラーメンをいつも食べたいなぁ〜
気持ち高まらせてくれる一杯を。
( ̄▽ ̄)b グッジョブ