浜松の街中に少し動きが見られる。
このコロナ禍での元気の無さは変わらずも、
少し動きが見られる。
松菱百貨店跡地には期間限定であるも、
テイクアウトのイベントがあったり、
モール街にはホテルのレストランの姉妹店、
新店「鳳凰」が出来たり、
鍛冶町の建物解体跡地には、
4月26日「錦華楼有楽店」が開店するし、
移転前の旧店舗は何らかの動きがあり、
その目の前の「つけ丸有楽店」は閉じ、
新たに4月1日に新店、
「焼きあご中華そば おおさわ」が出来、
なんちゃらかんちゃら。
そんな中、
夜のお店が共同で新たな展開として、
昼営業のラーメン店を開いたそうで、
いくつか情報を見かけるようになった。
平日の火水木、
週3日間の昼営業のみなんだけど、
行列を作るほどで、
しかも週替わりのラーメンで、
今食べなきゃ次は食べられないかも!
なんて限定感を、
飢餓感を煽られているようで、
気にならないはずはない。
なんとかせねばねば!と思いつつ、
あれがそう、
これがこう、
ゆらゆら、
なんとかかんとか調整をして都合を付けて、
いざいざいざ!
浜松の中心部のちょい北、
連尺の交差点のすぐ東、
ゆりの木通りを中心線にした小さいエリア、
ここが浜松市中区神明町なんだけど、
あ、ラヲタ的な案内をすると、
「しゃもじ」がある町ね。
その中心辺りに清水銀行浜松支店があり、
そこを入っていくと数軒の夜の店があって、
その入隅に目的となる店がある。
この記事を流し読み
【炭焼処とことん】
夜はやきとりならぬ、
“やきとん”が食べられるそうで、
それはそれで興味深くあるけど、
狙うは昼営業。
2021年3月2日オープンの新店。
【無化調お出汁麺 双本(ふたもと)】
橋本さんと宮本さんの名前から、
双本と名付けられたらしい。
浜松経済新聞 ➨ https://hamamatsu.keizai.biz/headline/2715/
無化調を高々に謳うとは、
はてさて是が非かどっちに転ぶかしら?
ちょっと予定が早まったので、
開店12時を前に早く到着しての75分待ち。
ちぃと早過ぎたな。
知り合いが居たので立ち話をしていると、
目の前の「じゃんず」のマスター、
この神明町商店街の会長だそうなんだけど、
気さくに話し掛けてきてくれ、
椅子を準備してくれる親切ぶり。
ありがたい。
「じゃんず」はカラオケスナックだそうで、
このコロナ禍にあっては一見さんお断り。
ま、でも、
ここで話をしたから一見さんでなく、
二見さんってことで入れてくれるかしら?
その節はヨロシクお願いします。
(゚∀゚)
次客が話し掛けてきてくれたので、
少し話が出来、
2度目らしいけど前回は良かったそうで、
これまた期待に上乗せが出来る。
(((o(*゚▽゚*)o))) タノシミダギャ!
ぼちぼちと列が長くなってくると、
整理券が配布されたんだけど、
厚手のトランプといったとこで、
なかなかに輝かしく、
順次配られていく。
キングまでは配られたかな?
しばらくするとメニューも。
基本的に1メニュー、
この日は鯛を使ったもので、
他にはゴハンもの、和え玉の用意がある。
営業日にしても、
週替わりメニューにしても、
限定的な色合いが濃い店なので、
せっかくの初めての機会で欲張りたいし、
提供されるものは全種食べてみたいし、
ま、食べられるボリュームだろうと、
3種を頼んでみる。
まだ開店まで時間はある。
トイレを借りた際に、
人見知りではあるものの声掛けをして、
1階店内を撮らしてもらった。
2階にも席はあるようだけど、
そちらは見れずじまい。
はい、12時となっての開店で、
順次案内されていきます。
ち・な・み・に・・・
【炭焼処とことん】夜メニューはこちら。
ワインやらビールなどのドリンクに続き、
やきとんなどの食事がずらりと並ぶ。
こりゃあ、夜も攻めたいとこだな。
あ、【双本】は今回で5回目の営業で、
過去には煮干醤油、エビトマト味噌、
鰹担々、鶏白湯が提供されたらしい。
そちらもどんな一杯だったのか気になるね。
【鯛のお出汁の汐らぁめん】¥1,000
ほぉ〜
載せるのが当たり前というか、
何も考えずに載せてなくない?
スープとの関連性なくない?
よくないコレ?
コレよくない?
よくないなくなくなくなくない?
その頃の僕といったらいつもこんな調子で、
いや、たま〜に思ったりするんだけど、
この一杯にチャーシュー、メンマは無い。
そこんとこは好感は持てる。
鯛身、タケノコ、スティックセニョール、
刻み玉ねぎ、青ネギ、バラ海苔、
そして味玉を載せているんだけど、
味玉かぁ〜
色目的にはアリだと思うけど、
和食を経験された方らしいので、
出汁巻き玉子とかでも良かったかもだし、
そもそもあえて必要なのかとも思うし、
鯛出汁をネーミングに冠す一杯なので、
ごちゃごちゃ感あるトッピングを減らし、
スープを魅せても良かったかなと思っ・・・
Σ(゚∇゚|||) はぁうっ!
シンテンは応援するぐらいの気持ち、
見守る気持ちでいなきゃ!でした。
し、し、失礼しました。
((((;゚Д゚))))))) アワワアワワ
ま、ま、ま、
まずはスープをひと口。
うわ!
和食的な、
お吸い物的な、
大人しい流れかな?って、
ちょっと油断していたけど、
意外にしっかりとした鯛出汁感で、
香りが良くキャッチーで、
エンミは割と強めに効かされていて、
出汁感を殺さずのはっきりとした押し。
これは!これは!と、
ふた口み口と重ねてしまうのは致し方ない。
イイ感じだぞん。
合わせるは京都は麺屋棣鄂の情報ありで、
ふすま入りの中細平打ち麺。
麺肌滑らかで、
柔らかめの茹で上がりで、
にゅ〜んと伸びる感じ。
スープの馴染みは良く、
その旨みをしっかり馴染ませ上がってくる。
味変的にバラ海苔が絡んでくるけど、
程良い量でもあるので勝ち過ぎることなく、
磯の香りを程良く足してくる。
鯛の身はふっくらとしていて淡白な味わい。
タケノコは意外に強い味付けで、
単体のツマミとしてはイイけど、
この一杯には強めに主張しがち。
スティックセニョールは茹で過ぎずで、
ポキポキと小気味イイ食感を残していて、
この点は好感触の箸休め。
麺への馴染みが進み、
ちょいとエンミ高が気になり始めるも、
ま、ま、ま、ギリ許容範囲かしら?
あ、生七味唐辛子があったっけ!
しっとりとしたもので、
少し入れてみると、
ピリッとした辛みと、
意外に香りがイイなぁ〜
もっと早くに使って楽しめば良かったかも。
さてさてさて、
和え玉をイっちゃうよ。
【生海苔ガーリックバター和え玉】¥400
自分で和えるのではなく、
既に生海苔が麺に絡まされていて、
手間は省かれるけど、
器への付着も見られ、
見た目的にはちょいと気にはなる。
鯛のほぐし身、刻み玉ねぎ、青ネギが載り、
そのトップをざざっと散らして混ぜ、
生海苔絡む麺を引き上げ口にすると、
どぅわッ!
ニンニク強ぇぇッ!
イタリアンじゃ〜ん!
和の路線を継承するかと思いきや、
全く変えてきていて、
イタリアンじゃ〜ん!
うん、いや、
予想を裏切ってきてこれはこれでアリ。
ではあるけど、
生海苔や鯛ほぐし身などの要素が殺され、
存在感薄なのは正直もったいなくあるかな。
せっかく和の世界観を作り上げていたので、
もっと活かせなかったものだろうか。
ボリューム感があって、
丸々1玉のガッツリ和え玉で、
味の強さにちょっと飽きてしまう。
スープを注いで汁気を加え、
さささっとかき込んで次へ。
【筍の炊き込みご飯】¥400
今度は間違いなく和でしょう。
細かく切られたタケノコがコロコロと見え、
青ネギに何らかの粉が掛かっている。
そのまま口にすると、
ほ!
淡い出汁感が染み込んだゴハンに、
タケノコがこりこりと食感良く、
あ、これすりゴマだったんだぁ〜
香りが隠し味的に働いている。
これ、イイわ。
ある程度食べたところで、
和え玉に使い切らぬよう、
残してあったスープを注ぎ入れ、
鯛茶漬け風にしてはむはむはむ。
うおッ!
これ、ばかイイ!
結局ここに持ってきたかったんじゃないか?
そう思えるほどの相性の良さで、
いやぁ〜、
ヤラれたわぁ〜
こう来ましたかぁ〜
美味いわぁ〜
和え玉は頼まずに、
ゴハン1本で良かったかもだなぁ〜
て
ちょいと欲張り過ぎちゃったけど、
和え玉とゴハンものはどちらかで良さげで、
そりゃそうだ!でボリューミー。
欲張って両方頼んじゃったけど、
スープの残り加減もあるので、
どちらか1本にしてもイイよなぁ〜
ま、ま、ま、
ともあれともあれ、
異業種からのラーメン参戦は、
これを食べた限りでは成功のようで、
そのような動きが他店でも見られたりで、
似たか寄ったかのラーメンではなく、
違う角度からの組み立て方で、
面白い一杯が今後も楽しめるやもやも。
うんうんうん、
気になる点はあったものの、
今後が気になる店で、
出来れば時間を作ってまた食べたいなぁ〜
あ、そうそう、
直近4月の予定はこちら。
4/13~15
【鶏と煮干しのお出汁の醤油らぁめん】
4/20~22
【浅利のお出汁の汐らぁめん」
4/27~29
【清湯塩レモンらぁめん】
狙ってみるかん???
(∩´∀`)∩
楽しみな店が出来ました。
開店おめでとうございますッ!
( ̄▽ ̄)b
で
ご来店の際は
是非是非お声がけください
(o^^o)
是非是非お会いしたいです
思いがけずのDMでそんな言葉をもらい、
人見知りであるがゆえに躊躇したものの、
帰りしなに勇気を出して声を掛けるも、
意外な塩対応に逆に困惑。
あ、はっしーさんじゃなくて、
あっこさんだったかしら?
ま、ま、ま、
交流を求めて食べ歩いているわけでないし、
どの店に対しても媚びを売るのはヤだし、
そもそも人見知りで照れちゃうから、
やっぱ静かに食べて去るのがイイわね。
気を使わなくて済むし、
その方が味を楽しめそうだし。
(〃ω〃) ケイケンチガヒトツアガッタ